精神的・身体的・社会的にもすっきり爽快!
血圧にもいろいろ名前がある・高血圧の種類について
血圧は毎日変動します。
年1回の健康診断で正常値だからと言って安心はできません。
仮にほぼ毎日通院していたとしても、病院での測定では気づかない高血圧も存在します。
環境や体調によっても変わる血圧は、それらによって名前も違います。
今回は、血圧の呼び名や高血圧の種類について見ていきますよ。
血圧の上・下ってなんだ?
収縮期血圧と拡張期血圧
血圧には収縮期血圧と拡張期血圧とがあります。
血圧計に記されるふたつの数値、上に表示されるのが収縮期血圧、下に表示されるのが拡張期血圧です。
収縮期血圧は最高血圧、拡張期血圧は最低血圧のことを指します。
それぞれ簡単に、上・下と呼ばれたりします。
病院で測るものと自宅で測るもの
病院や診療所などの施設で測るものを診察室血圧、自宅の血圧計で測るものを家庭血圧と言います。
診察室血圧では上が140mmHg以上、下が90mmHgを超えると高血圧とされます。
家庭血圧では上が135mmHg以上、下が85mmHg以上で高血圧です。
自宅はリラックスして測れる分、基準値が低く設定されています。
診察室血圧と家庭血圧は測る場所がちがうだけで測定結果に変わりはない、というわけではありません。
一方は通常なのにもう一方は高いという結果が出ることもあり、それはいろんな疾患の影響によるものと考えられます。
高血圧の種類にはどんなのがある?
大半の人が気にするのが、血圧が基準値を上回ることですね。
健康診断では、いわゆる高血圧を心配します。
高血圧と言っても色々とあり、からだの具合や環境、時間帯によってもタイプが異なります。
続発性高血圧と本態性高血圧
高血圧には原因が特定できるものと、はっきりしないものがあります。
本態性高血圧
一次性高血圧とも呼ばれ、はっきりした原因がわからないというのが特徴です。
ただし、引き金になっている要因はわかっていて、食事や運動、喫煙などの生活環境、加齢や肥満、あるいは遺伝などによって起こるとされています。
高血圧の90%は、この本態性高血圧と言われていて、つまり高血圧の9割は原因がはっきりせず起きているということになります。
続発性高血圧
二次性高血圧とも呼ばれ、腎臓病や糖尿病、薬の副作用などが引き金となって起こり、原因が特定される高血圧です。
白衣高血圧と仮面高血圧
白衣高血圧
自宅で測ると正常なはずの血圧が、病院では高く測定されることがあります。
これは病院などで緊張したり、落ち着かなかったりするために血圧が上がってしまうと考えられています。
医師や看護師の白衣を見て反応し、血圧が上がってしまうのでこう呼ばれます。
こうしたことで起こる白衣高血圧の場合は、とくに治療は必要としないようです。
当人が気になる場合は病院で相談し、治療を進めてもいいというレベルです。
仮面高血圧
逆に病院では正常値が出るのに自宅で測ると高い場合、仮面高血圧の疑いが持たれます。
医師や看護師の前では正常値を示すのに、自宅で測ると高血圧を示す。
病院では気づきにくい・まるで仮面をかぶっていたかのように数値が上がるため、こう呼ばれます。
仮面高血圧はすでに何らかの疾患があるときにみられ、さらに脳や心臓の病気のリスクも高めます。
さらに仮面高血圧には、
早朝に急激に血圧の上がる早朝高血圧
夜間の就寝中に血圧が上がる夜間高血圧
昼間、職場などで上がりやすい昼間(ストレス下)高血圧
などがあります。
診察室血圧も家庭血圧も、両方正常なら高血圧ではないと言えますね。
そして両方高いと持続性高血圧で、こうなると治療が必要になってきます。
![](https://i0.wp.com/kenkousoukai.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
でもこういうのって、普段から測ってないと変化ってわかりにくいんじゃない?
![](https://i0.wp.com/kenkousoukai.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
まったくそのとおりですね。
私たちみたいに介護の仕事をしてたら、施設で自分の血圧も測れますね。
でも自宅に血圧計を置いている家庭は少ないので、日頃の自分の血圧を知らない人はけっこういますよ。
![](https://i0.wp.com/kenkousoukai.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
![](https://i0.wp.com/kenkousoukai.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
血圧の変化を知るには、できれば毎日測るのがいいですね。
今は病院より自宅での血圧測定が重要とされていますから。
![](https://i0.wp.com/kenkousoukai.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
白衣見て血圧上がるようじゃ、男の人は家で測ったほうがいいよ。
![](https://i0.wp.com/kenkousoukai.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
![](https://i0.wp.com/kenkousoukai.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
え?ナース萌えの人の血圧が、興奮して上がるわけじゃないのっ!?
![](https://i0.wp.com/kenkousoukai.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
あ〜…
それもあるかもしれませんね、人によっては…
あとがき
介護の仕事をしていると、毎日必ず血圧を測る機会があります。
高齢になるほど血圧は上がってきますが、それは血管の柔軟性がなくなってきたり中が狭くなっている可能性があるからです。
血圧は健康状態を知る上で重要なものですし、毎日測ることで体調の変化や病気の早期発見にもつながります。
起床後、就寝前、運動やお風呂、食事の前などにも、自分の血圧がどう変化しているのか、見てみてはどうでしょうか。
オムロン 上腕式デジタル自動血圧計 HEM-7111
楽天市場
オムロン デジタル自動血圧計 アームイン式 HEM-1000
楽天市場
コメントフォーム