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血圧が高いとどうなる?理想の数値ってどのくらい?
健康診断でかならずある項目・血圧。
私は仕事で人様の血圧を測ってるのに、自分の血圧はあまり気にしたことありませんでした。
そんなことしてると血圧上がるよとか言われるけど、いったい高い血圧の何がいけないのかよくわからない…
と、私同様あまり気にしていない人も多いようです。
今回は、血圧が高いとどうなるのか、理想の血圧ってどんなのかについて見ていきますよ!
なぜ血圧は高いとだめなの?
理想の血圧って?
まずはじめに、血圧とは何かについてお話ししますと…
血圧とは、血液が血管の内壁を押す力のことです。
その力が強いということは血圧が高いということ。
つまり血圧が高いと、血管が痛みやすくなるということですね。
日本高血圧学会のガイドラインでは、
- 上は140mmHg以上
- 下は90mmHg以上
これらどちらか一方でも高ければ高血圧だと定義しています。
血圧には上と下があり、それぞれ最高血圧と最低血圧を表しています。
そして正常な血圧の範囲も3つに分類しています。
至適血圧
上が120mmHg未満で下が80mmHg未満。
正常血圧
上が120〜129mmHg、かつ下が80〜84mmHg。
正常高値血圧
上が130〜139mmHg、かつ下が85〜89mmHg。
3つのうちの真ん中、上が120〜129mmHgで、下が80〜84mmHgが正常血圧とありますね。
でもじつはこれ、正常と言いながら、「OKですよ!」という値ではありません。
正常血圧・正常高値血圧ともに、近いうちに高血圧になる可能性が高いので、少し気をつけたほうがいいという値なんです。
そして正常高値血圧のほうが、さらに要注意となります。
これら3つの中で理想とされるのは、一番上の至適血圧。
上が120mmHg未満で下が80mmHg未満というのが一番いいとされています。
上は100mmHg、下は60mmHg以下だと低血圧になるので、少なくともそれ以上はあったほうがいいということですね。
ちなみに私は先月受けた健康診断の結果、上が114mmHg、下が62mmHgという至適血圧でした!
血圧が高いとどうなる?
血圧の上がる理由
よく、怒ったり興奮したりすると血圧が上がると言われますね。
これは一時的・瞬間的なものですが、普段からずっと血圧の高い状態が続いてしまうことがあります。
その理由として、
- 心臓から出る血液量が多くなる
- 血管が狭くなる
ということが挙げられます。
え~?
血の巡りが良くなったほうがいいんだから、心臓から出る血液量が多くなるのは、いいことなんじゃないの?
これには、心臓が鼓動している・ポンプのように動いている、ということが関係してきます。
心臓と血管はポンプとホースの関係と考えてください。
ポンプをギュッと押すと、中の水に圧がかかり、勢いよく流れ出ようとしますね。
水が流れるとき、水圧でホース内がふくらみます。
ポンプから出る水の量が多いほど、その勢いも増し、ホースへの負荷が大きくなります。
心臓から出る血液量が多いと、血管内で同じことが起こるわけです。
水撒きするとき、ホースの先端をつまんで狭くすると勢いが上がります。
ホースの中が詰まっても、その狭くなった箇所に水が集中し、水圧が上がるわけです。
血管が狭くなると同じことが起こり、血管の一部にかなりの負荷がかかってしまうことになります。
う~ん、ホースの中が水圧でふくらむと傷つきやすい、だから圧は上がらないほうがいいというのはわかったよ。
でも、その肝心の、心臓から出る血液量が多くなるとか血管が狭くなるっていうのはどういうこと?
心臓から出る血液量が多くなる原因
塩分や水分の過剰摂取
塩分を摂りすぎると、からだが濃くなった血中の塩分濃度を薄めようと、水分を欲します。
過剰な水分摂取で血中の水分量が増えると、心臓から出る血液量が多くなり、血管を圧迫することにつながります。
日本人は塩分を好むので、心臓から出る血液量が多いタイプの高血圧が多いようです。
血管が狭くなる原因
動脈硬化
動脈硬化とは、血管にコレステロールなどの脂肪分がたまり、内側に張り付いて血管の弾力性が失われることです。
脂肪分が張り付いたり、剥がれて血管内にたまることで血液の通り道が狭くなり、流れが悪くなったり血管に圧がかかったりするわけです。
動脈硬化が進むと、血管が硬くなったところに圧がかかって破れやすくなり、クモ膜下出血などの脳の障害を引き起こします。
また、詰まってしまうと脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こすことにもなります。
血圧には脳や心臓に関する症状の情報が含まれているわけですね。
日頃から血圧の変化をチェックしておくことで、怖い病気の回避にもつながります。
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さいごに
血圧というのは血管にとって最大の負担になります。
血管を長持ちさせるためには、その負担を減らすこと、つまり血圧を下げることが肝心です。
正常血圧の範囲内、とくに至適血圧でもまったく問題ないというわけではないので、油断せず、維持することが大事ですね。
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