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高血圧を予防しよう!血圧を下げる方法ってなにがある?
私たちの日常生活の中で、血圧が上がるのは当たり前に起こることです。
起きて活動しているときはもちろん、寝ている時も当たり前に血圧は変化します。
変動するのは当たり前。
でも、血圧が上がりっぱなしになるというのは少々問題ですね。
今回は、血圧がずっと高いままの状態、高血圧にならないための予防、慢性化しないための血圧を下げる方法や対策について見ていきます。
食生活の見直し
減塩
塩分を摂りすぎると、血液中の塩分濃度を調整するため体内の水分を血管内に取り込む働きが起こります。
その結果、心臓から送られる血液量が増え、血圧が上がるわけです。
また、のどが渇いて水分を多く摂るため、血液量が増えて血圧を上げてしまうとも言われています。
人間にとって塩分は必要不可欠なものですが、日本人は塩分を摂りすぎていると言われます。
日本高血圧学会では、1日の食塩の摂取量は6g以下に抑えるように推奨しています。
日本人の塩分摂取量は平均1日約11gで、これは過剰摂取ということになりますね。
でも、からだにとって塩分はやはり必要なものです。
逆に3g未満だと心臓病や脳卒中のリスクを上げてしまうという研究報告もあり、5~6gを目安の摂取が理想と言えます。
同時に、動脈硬化を引き起こしやすい動物性脂肪を控え、動脈硬化の発生を抑える植物性脂質や魚油を摂取することも大切です。
ミネラル摂取
カリウム・カルシウム・マグネシウムの十分な摂取
カリウムは体内の余計な塩分を体外に出す働きをします。
塩の主成分であるナトリウムと、カリウムは血管内でバランスよく存在しなくてはいけないミネラルです。
カリウムが少なすぎると高血圧の原因になってしまいます。
骨を作ることで知られるカルシウムも大切なミネラルですが、摂りすぎると血管を収縮させてしまい血圧が上がることになります。
マグネシウムにはカルシウムが血管に取り込まれないように作用するため、必要不可欠なミネラルです。
ナトリウムとカリウム、カルシウムとマグネシウムのバランスが上手くとれているのが理想的ですね。
カリウムは多くとっても排泄されてしまいます。
ただし、腎臓に病気のある人はカリウム排泄がうまく行えず、摂りすぎると不整脈や心停止の状態を引き起こすこともあるので要注意です。
生活習慣の見直し
適度な運動
運動には無縁という人も多いでしょう。
でも、からだを動かすというのは、ストレスや肥満など、高血圧の原因になるものを解消してくれます。
高血圧の予防のためには身近でできる運動、たとえばジョギングや水泳、ウォーキングなどの有酸素運動をするのがいいようです。
ただし息が上がるような、あまりハードなものや筋トレなどの無酸素運動はかえってよくありません。
まずは軽く歩くことから始めてみましょう。
喫煙を控える
タバコは血圧を上げ、降圧剤を服用している人は、その効き目を悪くします。
飲酒量を控える
適度な飲酒は血管を拡張させて血圧を下げることもありますが、飲み過ぎは血圧を高くしてしまい、毎日飲み続けているとやがて高血圧になる危険性があります。
ストレスはためずに発散する
精神的ストレスが溜まる・緊張が続くなどで血圧が高くなってしまいます。
我々のような仕事だと、夜勤もあるし、人様の安全や命を預かるという点で緊張が重なり、ストレスも溜まりますね。
ストレスはどうやって発散させていますか?
う~ん、やっぱりサンドバッグ叩いたり、ボクササイズとか筋トレかなあ。
ストレスが溜まるというのは、そんなふうに発散させることができないことですよね。
いつ攻撃されるかわからない状態で身構えたまま、ずっと防御の体制でいなくちゃならないから、いつまでもリラックスできません。
発散できない、終息もできない状態になったのが慢性的なストレスというわけです。
緊張状態にあると、交感神経がアドレナリンやノルアドレナリンなどのホルモンを分泌させ、興奮が続き血圧が高くなってしまうんですね。
そうですね。
ストレス発散できても、毎日飲みすぎて高血圧になったんじゃ、本末転倒です。
飲むのは控えめに、あとはカラオケに行くなどして発散したほうがいいかもしれません。
若い人ならともかく、50代や60代の人が若い頃のように激しい運動をすると、血圧が上がるどころじゃなくなることもありますね。
問題なのはやり過ぎということです。
追い込みすぎない筋トレや、スポーツジムなどでボクササイズする程度なら、楽しんでできますね。
楽しむことがストレスの解消につながります。
そのほかの高血圧予防・改善策
腹式呼吸
よく、気を落ち着けるために深呼吸を繰り返せと言われますね。
腹式呼吸による深い呼吸は、副交感神経が優位になって緊張を和らげてくれます。
また、血管が広がるので、血圧を下げる効果があります。
足首を動かす・ふくらはぎのマッサージ
血液をスムーズに循環させることで、滞りをなくし、血管に圧がかからないようにします。
そのためには足首を回したりふくらはぎをマッサージするなどして、血液が循環しやすいように手助けしてやるわけです。
眠る時も足を高くすると、起きているとき足に溜まりやすい血液が戻り、全身に回りやすくなります。
糖質のとりすぎにも注意
糖質の摂り過ぎは肥満の元ですね。
太っている人が必ずしも高血圧ではありませんが、脂肪による末端の血管の圧迫などによって血圧が高めになる傾向が強いようです。
こんなことに気をつけよう
- 朝、急に起き上がる
- 室内(風呂場・トイレなど)の温度差・急激な変化
朝、ぱっちり目が覚めた途端にいきなり起き上がる人は少なくないと思います。
私も以前はそうでした。
でもこの動作は、一時的に血圧の急激な上昇を招き、高齢になるほど危険です。
そしてお風呂場のような暖かい場所に比べ、脱衣所や廊下などが寒い場合、気温の急激な変化で血圧が上がります。
やはりこれも、高齢者になるほど血管や心臓の負担が大きくなるので注意です。
あとがき
食事前や運動前に、血圧を測っておこう!
高血圧を予防するには、自分の血圧やその変化を知っておくことが大切です。
そのためには日頃から、どういうときに変化があるのか、高くなるのか低くなるのかなどをチェックしておくことです。
家庭用血圧計があるなら、朝晩・起床後就寝前の2回、食事やお風呂の前後など、少しの間測ってみてはどうでしょうか。
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