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血圧の上下差が大きいのはいいの?悪いの?

 


病院や健康診断で測ることの多い血圧。

 

自宅に血圧計を置いている方も多いことでしょう。

 

私も仕事でしょっちゅう使うものですが、意外と知られていないのが、デジタル血圧計に表示される数値。

 

 

123/65とか、上下に記されるこの2つの数字はいったい何?という方も多いんじゃないでしょうか。

 

今回は、一般に上や下と呼ばれる2つの血圧について見ていきますよ。

 

 

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どう違う?血圧の上下の意味

 

血圧には収縮期血圧拡張期血圧とがあります。

 

血圧計で上に表示されるのが収縮期血圧、下に表示されるのが拡張期血圧です。

 

 

 

収縮期血圧


心臓はギュッと収縮して血液を全身に送り出します。

 

このとき、血管にかかる圧力のことを、収縮期血圧といいます。

 

血圧が最も高い状態になるので、最高血圧とも呼ばれます。

 

 

拡張期血圧


次に送り出すための血液を溜めるため、心臓は拡張します。

 

血液を押し出す前の、血管内の圧力も弱まっている状態を、拡張期血圧といいます。

 

血圧が最も低い状態になるため、最低血圧とも呼ばれます。

 

 

収縮と拡張をするということは、心臓がポンプのように血液を押し出し、全身を巡らせる働きをするということですね。

 

収縮期血圧と拡張期血圧とを照らし合わせることで、心臓や血管の病気の早期発見につなげることができます。

 

 

 

みさと

あたし、上の数値が高くても下が低かったら問題ないんだと思ってたよ。

上も下も高かったら大変だけど、下が低いからセーフ!みたいな…

 

管理人・かいり

実際、そう思ってる人は多いようですよ。

上下の差が大きいほどいいとか、上だけを気にするとか。

 

上の数値が高くなると血圧高くて、低くなると血圧低めなんだと思ってたのに、違ったんだね。

 

確かに、上の数値が140を超えたら高血圧、100を切ったら低血圧と言われますけど、血圧は上だけじゃなく下もちゃんと見ないといけません。

 

呼吸とおんなじで、吸って・吐いての両方があって成り立ちます。

 

ちなみに下は90を超えず、60を切らずというのが正常とみなされますよ。

 

う〜ん、上だけ気にしちゃいけないっていうのわかるけど、上下の差が大きいのもいけないの?

なんで???

 

 

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血圧の上下差は大きいほどいいの?

 

この上と下の差を脈圧(みゃくあつ)といいます。

 

上の血圧(収縮期血圧)が124、下の血圧(拡張期血圧)が65だとします。

上と下の差なので、単純に124ー65で、脈圧は59ということになります。

 

脈圧の正常値はおよそ40〜60mmHgの範囲と言われています。

59mmHgはギリギリ正常範囲内ということですね。

 

およそとか、言われていますというのは曖昧ですが、これは専門家によってもその数値が厳格ではないからです。

 

65mmHgを超えると要注意、つまりそこまでは許容範囲としているところもあります。

 

逆に40〜50mmHgが正常値という意見もありますが、それだと上記の数値・59は高めだということになりますね。

 

私の職場の主治医は60以下だったら気にすることはないとの見方を示しているので、ここでは正常値として扱います。

 

 

脈圧が大きいとどうなる?

さて、脈圧が大きいと動脈硬化が疑われます。

 

血管が硬くなっていると、上と下の数値の差が大きく現れるということです。

 

血管が硬いということは、柔軟性がないということですね。

 

つまり、

 

  • 心臓が血液を送り出して血流が増えても血管が広がらない⇒血圧が一気に上がる
  • 血流が減っても血管が収縮しない⇒血圧が極端に下がる

 

ということになり、血管や心臓に大きな負担をかけているということがわかります。

 

上下の差が大きければ大きいほど、心臓への負荷も大きくなっているということです。

 

 

動脈硬化が起こっているということは、血管内部の壁が厚く・硬くなり、血液の通り道がせまくなっているということです。

 

血液が通りにくいとか、血管がせまくなったぶん血流の勢いが増して内壁も傷つき破れやすくなり、心筋梗塞や血管の障害のリスクが高まります。

 

 

血圧は上下どちらが大事?

 

以前は下の数値が高いと潜在的に問題があると考えられてきたので、下を気にするよう言われていました。

 

でもここ数年で、上の数値が高いと脳卒中や心筋梗塞などのリスクが上がるという、直接的な因果関係が深いことがわかってきたので、上を重要視するようになっています。

 

ただし、この意見も様々で、やはり両方気にしないといけないと考える専門家の声もあります。

 

 

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さいごに

 

上の数値が気にするほどでもないのに下がやけに高い。

これは、いずれは上の数値も上がってくる、その前触れと言われています。

 

 

下の数値が高いうちに受診して何らかの手立てをすれば、心臓や血管に大きな問題の起きる高血圧のリスクを、回避できるということです。

 

やはり、血圧は上も下も両方見るほうがいいと、私は思います。

 

 

家庭用血圧計はそんな高価なものではないので、1台常備して日頃から測ってみてはどうでしょうか。

 


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管理人:かいり 

介護福祉士の資格を持つ管理人、

健康すっきり生活館の館長・かいりです。

仕事で経験したこと、学んだことをメインに実のある情報をお届けしていきます。

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