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隠れ高血圧とも言える仮面高血圧とは?血圧が上がる原因は?
病院でなんともなかったものが自宅では高く測定される!
時間帯によって数値が高くなることがある!など…
病院ではほとんど気づくことができない早朝や夜間の高血圧。
本当は血圧が高いのに、病院では正常に見せかけているように思えることから、仮面高血圧と言われています。
自分でも気づかないうちに高くなってしまうことのある血圧。
今回は、健康診断にも引っかからない、隠れ高血圧とも言える仮面高血圧と、その原因について見ていきます!
血圧は時間帯によって変わる
仮面高血圧は常に血圧が高いわけではないので、そのぶん発見しにくいという特徴があります。
1日のうち、血圧が高くなるおおよその時間帯によって、
- 早朝高血圧
- 夜間高血圧
- 昼間(ストレス下)高血圧
などに分けられます。
早朝高血圧
血圧は朝から昼になるに従って高くなり、夜にはまた下っていきます。
寝ているときには下がっているわけですが、朝になると徐々に上がるべき血圧が急激に上昇して正常値を超えます。
これが早朝高血圧です。
- 夜間も下がらないままの血圧が朝方にかけてさらに高くなっていく夜間持続型(夜間非降下型)
- 早朝や起床後に血圧が急激に上昇する早朝上昇型
と呼ばれるタイプがあります。
高齢者や血糖値の高い人に起こりやすい高血圧です。
糖尿病や腎臓病、また、自律神経の障害が原因になることもあります。
よく眠れていないと自律神経の働きが悪くなるので、質のいい睡眠をとることが大事ですね。
もともと血圧が高く降圧剤を服用している人は、早朝に効果が切れてしまって早朝高血圧になることもあるようです。
夜間高血圧
血圧は1日のうちで夜間が一番低く、睡眠時には最も低くなっています。
これはリラックスするときに優位になる副交感神経の働きによるもので、睡眠時には血圧も下降するようになっているわけです。
ところが夜間・睡眠時もずっと血圧が高いままになっているのが夜間高血圧です。
- 夜になっても血圧が下がらない夜間持続型(夜間非降下型)
- 夜のほうが昼間よりも高くなる夜間昇圧型
などのタイプがあります。
夜間高血圧は睡眠時無呼吸症候群や、心不全、腎不全を患っている人に多く見られます。
体内をめぐる循環血液の増加や、睡眠障害、神経障害などが原因となることがあります。
また、やはりこれも降圧剤の効き目が夜間に切れたため起こることもあり、そうなると医師と相談して服薬時間の見直しが必要になります。
目が覚めたらガバッと起き上がる人がいますが、あれは非常によくありません。
しばらくは布団の中にいて深呼吸したり伸びをするなどして、徐々に慣らしてから起きるようにした方がいいですね。
あ~、勢いで起きるの、私これよくやってるわ…
正常血圧だったとしても、やめたほうがいいんですね。
早朝高血圧でも危険ですが、夜間高血圧も朝まで続くことがあります。
早朝、暗いうちから起きないといけない場合などは、とくに気をつけましょう。
早朝や昼間、自宅で測る血圧(家庭血圧)が、上が135mmHg以上、下が85mmHg以上で高血圧とされます。
夜間高血圧の基準値は、上が120mmHg以上、下が70mmHg以上と、低めになっています。
環境によっても変わる血圧
昼間(ストレス下)高血圧
昼間は一番血圧が高くなりますが、その時間帯だけ、とくに職場などにおいて血圧が正常値を上回るのが昼間高血圧です。
仕事上のストレスやパワハラなどの人間関係が原因で起こると考えられているので、ストレス下高血圧・職場高血圧とも呼ばれます。
早朝や夜間はなんともないのに、昼間仕事場で測った血圧は、基準値を超えて高くなっている。
ところが病院で測ると正常値になるのは、仕事から離れてリラックスできたり、待ち時間の間に血圧も落ち着くためだと言われています。
自律神経の調子が狂うと、血管の収縮や拡張のコントロールも悪くなります。
夜勤だけで血圧が上る人も多いようですよ。
知らないうちに動脈硬化が進んでいたなんて事になったら大変だわ。
私たちのような介護に携わる人間は、早朝出勤もあれば夜勤もあったりで、時間がかなりまちまちということもあります。
ストレスも気にしながら、血圧にも気を配らないといけませんね。
昼間、施設の血圧計で自分の血圧も毎日チェックしたほうが良さそうね!
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さいごに
早朝や夜間に起こる仮面高血圧と呼ばれるものに気づきにくいのは、病院などで血圧測定するのはたいていが日中で、そのころには血圧が正常値になっているからです。
さらには、仕事を続けている人だと毎日病院に行くことなんてないし、数ヶ月に一回くらいしか測らないと、気づかないのも当然です。
自分の血圧を把握するために、家庭用の血圧計で朝晩計測し、記録をつけるようにしましょう。
仕事場に血圧計があるなら、有効に使ってみてはどうでしょうか!
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