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肩こり解消に気をつけることは?呼吸とツボ押しも試してみて
首周りがギクシャクして重いような、動かすと痛いような…
病気ではないけれど、肩こりもからだの不調が形になって現れているわけです。
肩に重りを乗せられてるような肩こり。
解消したりこらないようにするには、どんなことに気をつけるといいんでしょうか。
今回は肩こりの改善と、緩和するツボ押しなどについて見ていきます。
どんなことに気をつけるといい?
姿勢
肩こりの原因となっているものはうっ血で、長いこと同じ姿勢でいたり、変にからだを歪めた悪い姿勢を続けていると肩の筋肉が緊張して固まり、血流が悪くなります。
そこに疲労物質がたまり、肩がこるといったことが起こるわけです。
猫背も肩こりになりやすい姿勢です。
背中が丸まっていると頸部に負荷がかかります。
つまり悪い姿勢になっているわけで、首から肩にかけての負担と血行不良から肩こりが生じます。
子供の頃から姿勢が悪かったとか、利き腕だけで荷物を持つ人などは気づかないうちにからだに歪みが出ているかもしれません。
そういった人は、真っすぐ立っているつもりでも左右どちらかに傾き、肩の高さに違いがでていることがあります。
無意識のうちにからだが傾きを補正しようとし、どちらか片方の筋肉に緊張が続くため、慢性的な肩こりに悩まされることになります。
からだに合わないきつい服や下着なども筋肉の緊張を招き、ヒールの高い靴やかかとの減った靴なども、骨盤の位置を正しく保つことが困難になって、肩こりの原因になります。
目の疲れ
パソコンと向き合っているデスクワークなどでは、ずっと同じ姿勢で、なおかつ前かがみになっていることもありますね。
まさに猫背の状態ですが、これに加えてパソコン画面の見すぎによる目の疲れも肩こりに繋がります。
目の疲れはスマホの画面でも同じことです。
デスクワークのときには首に負荷がかからないよう、前かがみ・猫背に気をつけましょう。
立ち上がる、肩を回す、頭を左右に回転させるなどの運動も肩こり改善には大事です。
冷え
からだの冷えは筋肉や血管を収縮させて血行不良を生じさせ、こりにつながります。
夏場のオフィスや店内など、冷房のききすぎた部屋にいるときには、首周りに直接冷気が当たらないようタオル・バンダナ・スカーフなどで保護しましょう。
ストレス
精神的な緊張でも筋肉が固くなったり、自律神経も不調になってこりが生じます。
運動不足
運動は血行を良くしますが、逆に運動をしないと筋肉量も低下するし、筋肉を動かさないと産熱や血液循環も悪くなってしまいます。
疲労物質の排出もスムーズに行われず、肩こりも起こりやすくなります。
こういったことに気をつけて改善していかないと、いくら湿布や薬を使ったところで、そのときだけの対処療法にしかなりません。
まずは心当たりになるものを探ることが大切です。
肩こり改善には呼吸も大事?
筋肉の緊張をとくには深呼吸がいい
ゆったりと深呼吸を繰り返すことで、自律神経がリラックスモードに入って筋肉の緊張もほぐれるので、肩こりが改善されます。
呼吸の際に特にお腹を意識して、腹式呼吸をしてみます。
腹式呼吸とは息を吸ったときにお腹に空気を入れる、つまりお腹を膨らませて、へこませながら息を吐く呼吸のことです。
私達が普段している呼吸法には胸式呼吸と腹式呼吸とがあります。
胸式呼吸とは胸に空気を吸い込む呼吸のことで、胸骨が膨らむため連動して肩も動きます。
呼吸のたびに肩をすくめるので、胸式呼吸をしている人は肩こりになりやすいと言われています。
肩こりしやすく胸式呼吸に心当たりがあるなら、呼吸法を変えてみるのもいいかもしれません。
そして十分に休息のときを設け、ゆっくりと深呼吸をしてリラックスすることです。
発声のとき、つまり声をだすときには息を吐きますね。
役者はお腹に空気をためて、吐きながら遠くまで通る声を出します。
これが胸式呼吸だと、声があまり出せません。
胸式は複式に比べて呼吸が浅いからです。
役者や声楽家などでない限り、普段から呼吸法を意識している人は少ないと思いますが、胸で息をする人の多くは肩をすくめる動作もしています。
短い間隔で浅い呼吸をしてるんですね。
同時に頻繁に肩を上下させてるわけですよ。
肩こりになる人はこれが原因ってことが多いようです。
腹式呼吸に変えて、ゆったり深呼吸。
それと休息に睡眠ですね。
姿勢などの物理的なことや、ストレスや緊張などの精神的なことも含め、筋肉を固くしない・血行を悪くしないというのが大事です。
肩こり解消のツボ押し
肩の周りの筋肉を解してこりを解消するツボです。
前述の姿勢や運動不足などを見直した上で、こりを和らげるために押してみましょう。
風池(ふうち)
後頭部の髪の生え際、耳の後ろの出っ張った骨の内側にあります。
肩井(けんせい)
肩の少し盛り上がったところにある、押すと痛いような気持ちいいような感のある部分です。
天髎(てんりょう)
肩井から指2本分、背中に向かったところにあります。
いずれも指を当てて、気持ちいいと感じる程度にやさしく押し込みます。
押すだけでなく、温めても効果があります。
肩こりを和らげるにはストレッチも効果的です。
仕事の合間や座っていてもできるものなど、いろいろあります。
まとめ
肩こりは一般的にうっ血が原因となっていて、筋肉が固く緊張することで起こります。
うっ血の引き金となるものには長時間に渡っての同じ姿勢や、猫背や前かがみなどの悪い姿勢、冷え、ストレス、運動不足などがあります。
まずはこれらを見直し、改善していかないと、慢性的なこりに悩まされることになります。
それらに気をつけることで予防となり、さらにツボ押しや呼吸、ストレッチなどが改善につながります。
からだの歪みが気になるときは、一度整体院で診てもらうのがいいでしょう。
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