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お酒でしゃっくりが出て止まらないのはなぜ?止める方法は?

 


自分の意志でコントロールできないしゃっくり。

 

お酒の量が多くなると、突然出始めます。

 

普通ならすぐ止まるし、止めることもできるのに、飲み過ぎるとなぜか簡単に治まってくれません。

 

放っておいてもなかなか止まらないお酒の席でのしゃっくりを、簡単に止める方法はないものでしょうか。

 

今回は私も試した、お酒を飲んだときに出るしゃっくりを止める方法についてです。

 

 

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お酒でしゃっくりが止まらないのはなぜ?

 

しゃっくりが出るのはなぜ?

しゃっくりの原因は横隔膜の痙攣です。

 

横隔膜の痙攣で急激に息を吸い込むことと、声門が閉じられる動きのタイミングで「ヒック」という音が出ます。

 

これは、のどにある舌咽神経(ぜついんしんけい)からの信号を受けた脳の延髄(えんずい)からの指令により、横隔膜の収縮や声門の閉鎖がおこり、しゃっくりとなって現れるわけです。

 

しゃっくりの原因は横隔膜の痙攣(と、それに合わせて声門が閉じられること)ということはわかっていても、なぜ横隔膜が痙攣を起こすのかについてはっきりしたことはわかっていないようです。

 

怖い病気が起因する数日間続くしゃっくりもありますが、お酒を飲んだときのしゃっくりは、誰もが経験するごく一般的なものと同じです。

 

一時的に起こる短時間のしゃっくりを引き起こすものとして、以下の事柄が考えられています。

 

  • 冷たいものや熱いもの、刺激物などの摂取
  • 大量の飲食物や酸素(空気)の取り込み

 

これらのことが胃腸の筋肉を収縮させたり拡張させたりして、肺と胃の間にある横隔膜を刺激するため、しゃっくりが起こるというわけです。

これにお酒が加わることで、しゃっくりが出やすくなります。

 

少しの飲酒では出ませんが、摂取量が多くなると出はじめます。つまり飲み過ぎによるというわけですね。

 

しゃっくりは通常、放っておけばすぐにおさまります。

でも飲酒量が多いとなかなか止まらないことがあります。

 

 

止まらなくなるのはなぜ?

 

管理人・かいり
お酒の席では冷たいビールをがぶ飲みしたり、大きな声で話したりよく笑ったりで横隔膜が刺激されやすいから、しゃっくりを誘発するんですね。

 

じゅり

飲食物や空気で拡張した胃が横隔膜を刺激するんだったら、お酒は関係なく、普通にお腹いっぱい食べたときや大笑いしたときに出てもおかしくないですよね?

あたし、食べすぎてもしゃっくり出ないわ。

 

私もです。

場合によって出ることもあるけど、通常は脳からの指令で抑えられているため、簡単には出ないようになってるんです。

 

しゃっくりって、そもそも頻繁に起こらないように止められてるってことですか。

 

子供の頃はよくしゃっくりが出てたのに、大人になるとしなくなった人って多いと思います。

自分の意志ではコントロールできませんが、成長するにつれ、痙攣を抑制できるようになるんです。

 

これは興奮を抑える神経伝達物質の働きによるものなんですが、この働きよりも横隔膜が受ける刺激のほうが強いと、痙攣を抑えることができずにしゃっくりとなって現れます。

この神経伝達物質の働きを弱らせるものがお酒です。

 

 

ははあ、だから飲みすぎるほど抑制効果が弱ってしゃっくりが止まらなくなるんですね。

 

酔っ払ってる状態が長く続くように、お酒で起こるしゃっくりも結構長引きます。

一晩出続けてようやく止まっても、次の朝冷たいスポーツドリンクを飲んだらまた出始めたこともありますしね。

 

抑制が効かずに、冷たい飲み物の刺激に誘発されたってわけだ!

 

ちなみに私は子供の頃、炭酸飲料をがぶ飲みして、よくしゃっくりが出てました。

子供時分に出やすいのは、この伝達物質の働きがまだ弱いからです。

 

 

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お酒で起こるしゃっくりを止める方法は?

 

しゃっくりを止める方法はいろいろあります。

でも、軽いものなら止まっても、ひどいものになると簡単には止まらないことがあります。

 

むかしから、水をすばやく飲み込むとか、大きく息を吸い込んで20秒ほど止めるといいと言われてきました。

私は息を止める方法がどこでも簡単にできるのでよくやっています。

 

ちょっとしたはずみで出るしゃっくりには、その方法もかなり有効なんですが、飲みすぎて出るようなしゃっくりだと効果がありません。

 

 

ひどいしゃっくりを止めるには舌咽神経を刺激する

横隔膜や声門の閉鎖の合図を出している舌咽神経に刺激を与えることで、それぞれの働きを正常に戻してやります。

 

 

舌を引っ張る


そのままでは滑ってしまうので、清潔な布(ガーゼやハンカチなど)を当てて舌をつかみ、しゃっくりが止まるまでしばらくグーッと引っ張ります。

だいたい20~30秒ほどで止まっているはずです。

 

 

耳に指を突っ込む


両方の耳の穴に指を突っ込み、しゃっくりが止まるまでしばらく押さえます。

30~60秒ほどが目安です。

 

 

信号トラブルにより痙攣している横隔膜をリセットしてやるんです。

私は舌を引っ張るのが効果ありました。

息を止めていても耳に指を突っ込んでいても「ドクンドクン」と心臓が脈打つような痙攣があるのでダメだこりゃと思ってたんですが…

 

なんかの機械みたいですね。

ショックを与えて歯車を元の位置に戻すみたいな…

 

近くに水がないとか、息を止めてもだめな時でも、耳を押さえるのはどこでも簡単にできますね。

それでもだめな場合は私のように、舌を引っ張ってみましょう。

 

 

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まとめ

 

しゃっくりは横隔膜の痙攣で起こり、大量の飲食や冷たいもの・熱いものなどの摂取が、横隔膜への刺激となってしゃっくりにつながります。

 

通常は神経伝達物質の働きでしゃっくりは簡単に起こらないようになっているが、アルコールはその働きを弱めるため、お酒を飲みすぎるとしゃっくりが起こりやすくなります。

 

しつこいしゃっくりを止めるには、舌咽神経を刺激するのが効果的です。

 


 

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管理人:かいり 

介護福祉士の資格を持つ管理人、

健康すっきり生活館の館長・かいりです。

仕事で経験したこと、学んだことをメインに実のある情報をお届けしていきます。

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