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外出時のピンチ!急な下痢や腹痛に襲われたときの対処法
急にゴロゴロ鳴り出すお腹。
正確な位置は特定できないけれど、お腹の奥底からじわりと湧いてくる鈍痛。
これは明らかに下痢だなとわかる光景ですが、お腹が痛くなったら誰しもまず、トイレにいくことを考えるでしょう。
でも、出先でトイレが近くに見当たらない、電車やバスに乗っている、離席できない場にいるなどで、トイレに行けない場合もありますね。
今回は、出先での急な下痢や、それに伴う腹痛の応急対処法について見ていきます。
さて、下痢・腹痛と言っても様々で、病気が原因であったりウイルスや細菌が原因の食中毒による下痢の場合もあります。
なので本来、下痢や腹痛は止めるのではなく、腸内のものを出してしまうのが一番です。
でもトイレに行ける状態でないとそれもできません。
なのでここでお話しする対処法は、あくまでも応急処置。
急にお腹が痛くなって便意をもよおした際の、トイレに辿り着けるまでの時間稼ぎです。
下痢による便意を抑える方法
腸は、ぜん動運動という、腸の内容物を肛門まで送り出す動きをします。
このぜん動運動が何らかの原因で速くなると下痢や腹痛が起こります。
ぜん動運動で、肛門に向かって便が送り出されるとき、便意をもよおすわけです。
括約筋を締める
9割方が水分の泥状便や水様便だと流れやすいので、便意もより強いものになりますね。
そんなときでも肛門括約筋(お尻の穴)にグッと力を入れていれば、けっこう堪えることができます。
腸のぜん動運動の波が治まるまで、できればじっとしているのがいいでしょう。
そして波が去ったら早々にトイレを探すことです。
ふたたび波が押し寄せたら、また立ち止まってお尻の穴に力を入れます。
便の水分が多いほど、歩き続けると緩んだ肛門から流れ出てしまう可能性があります。
姿勢はまっすぐに保つ
便意や痛みの波が押し寄せてきたら、こらえようとしてからだを丸めてしまうかもしれません。
歩いていて波が来たら、立ち止まったときにくれぐれもしゃがみこんでうずくまらないことです。
前傾姿勢になると、より排便を促してしまうことになります。
下痢による腹痛を和らげる方法
お腹の締めつけを緩める
ベルトやズボンなど、お腹を押さえているものを外して腸への締めつけをなくします。
お腹の痛みは、腸の内部に圧がかかり、それが痛みとして認識されるから。
外側からも締めつけがあると、なおのこと痛みが増してしまいます。
個人差がありますが、私はこれでかなり腹痛が軽減されます。
お腹を温める
お腹が冷えることで胃腸の働きが鈍り、飲食物をうまく消化できなくなると下痢・腹痛が起こります。
手元にあるなら、使い捨てカイロやペットボトル・缶入りなどの温かい飲み物でお腹を温め、血行を良くするといいでしょう。
深呼吸する
鼻から息を吸ってお腹にため、口からゆっくり吐き出す腹式呼吸をしばらく続けてみましょう。
両手を軽くお腹に当て、気分を落ち着けて深呼吸します。
この時両手は温かいほどいいですが、逆に冷たいとお腹を刺激してしまうことになるので注意です。
お腹をさする
お腹が痛くなったとき、本能的に行う基本動作ですね。
過敏になっている腸のぜん動運動を抑えるように、ゆっくり優しくさすりましょう。
グッと圧をかけてしまうと便意を促してしまうので、軽く手を添える程度です。
上記と同様、手は温かい状態で行います。
私も子どもの頃、しょっちゅうお腹壊して、そのたびに薬飲んでましたね。
しょっちゅう飲むのはいけないよと言われたもんですが、飲んだら治るのになんでいけないのかって、いつも思ってました。
それもありますが、下痢や腹痛はには食中毒のように細菌やウイルスによるものもありますからね。
薬を飲んで下痢を止めてしまうと、下痢の原因になっているものが排出されず、体内に残ってしまうことになります。
お腹が痛い・下痢をしたからと言って、薬をのむと逆効果になることもあるわけです。
やはりお腹が痛くなったら、すぐトイレにいくことが優先事項ですね。
たしかに。
出すと楽になるってことは、よくないものが体内にあったってことですもんね。
そして異常を感じたら病院へ行くことです。
でもいつもおなじみの不快な鈍痛と便意の場合は、上記の方法でしばらく我慢するか、急場しのぎに薬に頼ってもいいですね。
便利なんですけどね。
でも頼り過ぎっていうのもよくありません。
薬だけでなく、色んな方法で対処するようにしましょう。
下痢や腹痛を抑えるツボ押しというのもありますよ。
下痢・腹痛を和らげるツボ押し
神闕(しんけつ)
おへその真ん中にあるツボです。
手のひらを当てて、時計回りにさすります。
さするだけでなく、温めるのもOKです。
胃腸が弱く、よく下痢をしてしまうタイプの人や、冷えやストレスからくる下痢に効きます。
下痢点(げりてん)
手の中指とくすり指の骨が交わる少し手前にある、くぼみに位置するツボです。
反対側の手の人差指と親指で挟み込んで、グリグリと押してみましょう。
腸を整え、腹痛も便意も和らげてくれます。
合谷(ごうこく)
これも手にあるツボで、万能のツボと呼ばれています。
腸の働きを正常に戻して便意や腹痛を和らげます。
人差し指と親指の骨が交わる少し手前のくぼみに位置します。
下痢点同様、反対の手の人差指と親指で挟み込んで押してみましょう。
あとがき
下痢したときに一番困るのは勢いの強い便意とお腹の痛みですね。
刺激すると痛みが増すような気がするし、便が漏れそうになって歩けなかったり動けなかったりもします。
電車やバスなどの、決まっておんなじ場所でお腹が痛くなる人や、不安でお腹がゆるくなる人もいます。
食べ物や病気に心当たりがなく、いつもの腸の不調のせいで起こる下痢だなと思ったら、市販の急な下痢止めの薬を試してみましょう。
なにより、下痢・腹痛が起こっても、これを持っているから安心という気持ちがあれば、お腹も痛くならないかもしれません。
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