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歯磨き後に味覚が変わるのはなぜ?変な味は歯磨き粉のせい?
歯を磨いた直後にまた何か食べたり飲んだりする必要に迫られた!
こんな経験、誰しも一度くらいはあると思います。
そしてさらに、「うえぇぇ!なんでこんなにマズイの!?」と思ったこともあるハズ。
歯磨きのあとって、どうしてあそこまで味が変わってしまうんでしょう。
歯を磨いた直後でも、味が変わることなく食べたり飲んだりできないものでしょうか。
と言うわけで今回は、歯を磨いたあとでもまずく感じなくする方法について見ていきますよ。
味覚が変になるのは歯磨き粉の成分?
お昼ご飯がちょっと残ってるわ。
片付かないから食べちゃってよ。
さっき歯を磨いたばっかりなのよ。
変な味がするから嫌だなぁ。
なるって!苦いような、渋いような、ゲロマズの…
歯磨きしたら、多少は味が変わることはあるけど、そこまでまずくなるかなあ…
それは歯磨き粉の違いかもしれませんね。
舌は味覚を感知しますね。
甘いとか辛い、酸っぱい、苦いと言った味を感じ取って、それらの情報を脳に伝えるのが、舌の表面にある味蕾(みらい)という器官です。
でも、歯磨き粉に含まれる成分で味蕾が麻痺してしまうと、本来とは違った味ととらえてしまうことがあります。
清涼感を出すためのミントやハッカの成分を含んだガムを噛んでも、味がわかりづらくなりますね。
歯磨き粉の中にこれらの成分が含まれていると、やはり味蕾が違った情報を伝達してしまうわけです。
私は、子どもの頃はそういうことあったけど、今はなんともないわ。
体質なのかしら?
歯の汚れを落とすことが主目的の歯磨き粉には、石鹸同様、泡で汚れを包み込むための発泡剤が含まれています。
この発泡剤、洗剤やシャンプーなどの汚れを落とす成分・合成界面活性剤という化学物質です。
これが舌や口の中に刺激を与え、舌表面の味蕾を損傷します。
とくに甘みを感じる部位を麻痺させ、苦味を抑える効果も妨げるため、思わず吐き出したくなるような不快な味わいになるというわけです。
中でもラウリル硫酸ナトリウムというのが一番刺激が強く、からだにも悪影響を及ぼすとされています。
“変な味”を解消するには
発泡剤はほとんどの歯磨き粉に含まれていますが、中にはこのラウリル硫酸ナトリウムを使用していないものも多くありますよ。
じゅりさんが苦味を感じないのは、この成分を含まない歯磨き粉を使っているからじゃないでしょうか。
ああ、そうかも!
でも、どうしてからだに悪い成分を発泡剤として使ってるのかしら?
原料の価格が安いからでしょうね。
実際、安い歯磨き粉の成分表示には、この名前が出てきますから。
ふーん。
安い歯磨き粉には、それなりに悪い点があるのね。
鈍くなった味覚をすぐ元に戻すには
まずは味蕾を損傷するような歯磨き粉の使用をやめるというのが第一です。
ハッカなどの清涼剤で麻痺した感覚を戻すには、
- 何度かうがいをする
- 味の薄いものを少し口に含んで慣らす
- お茶・牛乳などをしばらく口に含む
私の場合、これらをすると効果がありました。
奥の手はニオイを断つこと
歯磨きのせいで食べたものが苦く感じる・でも今食べないといけない!と言う必要に迫られた場合の対処法としては、鼻呼吸を止めるという手があります。
においがわからないと味覚も麻痺します。
つまり鼻で息をしないことでにおいを遮断し、味をわからなくするわけです。
合成界面活性剤の刺激で麻痺した味蕾は数十分で回復しますが、それまで待てないというときに、私はこの方法を使っています。
さいごに
歯磨き直後に食べたり飲んだりしたものがまずく感じないようにするには、まずラウリル硫酸ナトリウムを使用していない歯磨き粉を使うことです。
ちょっと高価になりますが、発泡剤の入っていないものもあるのでそちらを使用してみるのもいいかもしれません。
ハッカやミントなどの清涼剤がいやな場合、できるだけ歯磨き粉の量を少なくしてみてはどうでしょう。
私は一回に小豆程度の量しか使いませんが、歯医者さん曰く、マッチ棒の先程度の量でいいらしいですよ。
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