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詰まる前に押して出せ!簡単にできる便秘解消のツボ指圧
ちゃんとご飯を食べているのに3日も便がでない。
毎日出てるのになんだかお腹が重い。
スッキリした感がなく、まだなんか残っているみたい。
などなど。
これらが当たり前になっているのは、あまりいい状態とはいえません。
便秘は放っておくと便がカチカチになって出なくなるという、とても恐ろしいことになります。
そうなる前に、苦しむことなくツルンッ!っと快便できるよう、日頃から気をつけるのがベスト。
便秘の対処法は薬だけじゃありません。
ツボを刺激することで内臓の働きを活性化させ、自然な排便を目指します。
もう何日も便が出ずに困っているというときは、便秘解消のツボを刺激してみましょう。
中には寝転んで押すのがいいのもありますが、たいていのツボ指圧は場所も選ばず、どこでもいつでも簡単にできるものです。
即効性アリ?腸の近くを直接刺激するツボ
意外と便秘に効果の高い腰のツボ
- 便秘点
- 大腸兪
便秘点(べんぴてん)
名前のとおり、便秘改善のためのツボで、背骨を中心に左右1ヶ所ずつあります。
背骨から左右にそれぞれ指4本分離れたところの、肋骨の一番下の骨から指2本分下がった位置にあるツボです。
と言ってもすごくわかりにくく、肋骨の一番下の骨と言われても、自分では探しにくいんじゃないかと思います。
イラストの示すあたりがそうなんですが、大体の場所を押してみると、痛気持ちいいような感じがあると思います。
背中側の肋骨の位置も探りにくいなら、誰かに頼んで「この位置だよ」と教えてもらうのがいいかもしれません。
腰に手を当てた状態で、ツボの位置に親指が合わさるようにし、グッグッと力を入れて押してみましょう。
親指では力が入れにくいという人は、拳を握って尖った部分を押し当てるのもいいでしょう。
大腸兪(だいちょうゆ)
便秘や下痢などの症状を改善し、大腸の働きを整える効果の得られるツボで、背骨を中心に左右1ヶ所ずつあります。
腰骨の左右の上縁(一番上の位置)を結んだ線上の、背骨から指2本分ずつ離れたところに位置します。
便秘点同様、親指でグイグイ押してみるといいですが、力が入れにくいなら握りこぶしをの尖った部分を当ててみましょう。
仰向けに寝て全身の力を抜き、握りこぶしをツボに当ててグリグリ背中を動かしてみるのもいいですよ。
私はこれらのツボ、誰かに教えてもらうことなく、昔から自然とトイレに座りながら押していました。
トイレに座ってしばらくグイグイ押していると、そのうち便意をもよおしてくるので、ちょっと便秘気味かなと思うときはいつもこれらのツボを押してましたね。
背中のツボは自分では探しにくいですね。
でも、だいたいの位置を押してみて、痛気持ちいい・なんかお尻の当たりに伝わるものがあると感じるなら、そのあたりを集中して刺激してみましょう。
便秘点も大腸兪も、就寝前と起床後すぐ、あるいは朝食後に行うのがポイントです。
便秘がちならば、本来毎日続けて指圧するのがいいですが、トイレで座りながら試してみるのもいいですよ。
便秘に即効はやっぱりお腹のツボ
- 大巨
- 天枢
大巨(だいこ)
おへそから下に指3本、更に左右に指3本ずつ離れた位置にあるツボで、ここを押すことで便のつまった腸をダイレクトに刺激します。
下腹がぽっこり出ているのは、便が溜まっていることが原因であるとも考えられますね。
大巨の位置に指を当ててみると、硬くなった便が詰まっているのがわかるでしょう。
人差し指・中指・薬指の3本をそろえてグーッと押します。
腹筋に力が入らないよう、痛くない程度に指圧します。
トイレに座りながら、上記の腰のツボと並行すると効果が上がるかもしれません。
天枢(てんすう)
おへそから、指3本分左右に離れた位置にあります。
便秘解消に効果が持てるツボです。
息を吐きながらゆっくり押し、吸いながら放すを繰り返しましょう。
どこでも簡単にできる手足のツボ押し
どこでも簡単に押せる手のツボ
- 合谷
- 支溝
合谷(ごうこく)
人差し指と親指の骨が合わさるところの内側、少しくぼんだ場所にあるツボです。
大腸の調整だけでなく、頭痛や肩こり、眼精疲労などいろいろな部分に効果が持て、「万能のツボ」と呼ばれています。
押してみるとしびれるような痛さを感じると思います。
ここを3秒間押して3秒放す。
これの繰り返しを続けましょう。
支溝(しこう)
便秘の解消や頭痛にも効果があるとされています。
手の甲側で、手首から指4本分のところに位置します。
人差し指から薬指までの3本を束にして、3秒ずつ押して放してを何回か繰り返します。
左右の腕でやってみましょう。
イスに座って指圧する足のツボ
- 足三里
- 上巨虚
足三里(あしさんり)
胃腸の働きに効くツボです。
すねの外側、ひざから指4本分下に位置します。
親指の腹や、拳の硬いところ(尖ったところ)などでグーッと押してみましょう。
3〜5秒押し込み、力を抜いてしばらくしたら再びグーッと押します。
これを3分ほどやってみましょう。
上巨虚(じょうこきょ)
足三里からさらに指4本分下がったところにあるツボです。
大腸の働きを整え、便秘だけでなく下痢や食欲不振など、胃腸の症状に効果が得られます。
親指で強くグッグッグッと押し込み、次に優しく3度押し込むことを30〜60秒ほど繰り返します。
人間のからだには実に360以上ものツボがあると言われています。
それらを指圧・刺激することで、経年や生活習慣によってできたからだのきしみや体調の狂いを改善できたりするんですね。
でもさあ、色んな所に効くツボって、便秘が解消されるだけじゃなく、他の何でもないとこが逆に過敏になるなんてことないのかなあ?
そうですね。
ツボは悪くなった箇所をリセットするためのボタンと考えるといいんですが、場合によっては内臓の働きを活発にしすぎてしまうこともあるようですね。
例えば、妊婦さんはお腹のツボを押すのはもちろんよくありません。
それに加え、中にはお腹と全く関係のない足のツボでも、便秘改善の他に子宮や卵巣に刺激を与えるものもあるので、妊娠中には指圧しないほうがいい場合もあります。
妊娠したら便秘がちになったって人も多いから、妊婦さんは気をつけてツボ押ししなきゃいけないね。
さいごに
便秘の改善はやはり生活習慣や食習慣の改善から始めないと、繰り返し起こるものです。
キチンと食べて水分も十分に摂っている、でも数日でない・便が硬い・全部出きらないというときは、ツボ押しを試してみるといいでしょう。
ただし、やはりやり過ぎは逆効果です。
「痛気持ちいい」というのを通り越して、単に痛くなったり不快感を覚えるときは即時中止しましょう。
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