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コーヒーが◯◯にイイ!予防効果のある成分
飲み過ぎると体に良くない、カフェインや発がん性のある物質が含まれているなど、健康上なにかと悪評も多かったコーヒー。
確かに飲み過ぎはよくないですが、それはコーヒーにかぎらず、すべての食品、飲料に当てはまること。
研究も進み、健康に悪い影響はないというどころか、体にいい飲み物であるということがわかり、コーヒーに対する考えが見なおされています。
今回は、コーヒーに含まれる体にいい成分・飲むことで得られる予防効果などについて考えていきます。
体にいいコーヒー成分
コーヒーポリフェノール
ポリフェノールは植物が光合成の際に作りだす抗酸化物質で、植物が自身の細胞を活性させたり酸化を防いだりするための重要な成分。
植物特有で、動物の体内には存在しない、生成できない成分です。
人間の体内で発生する有害な活性酸素を無効化する抗酸化酵素(こうさんかこうそ)。
年齢とともに減っていくこの酵素の代わりに、ヒトは抗酸化物質を取り入れ、体の酸化を防ぐ必要があります。
ポリフェノールは、私たちが最も簡単に摂取できる抗酸化物質であるといえます。
お茶のカテキン、赤ワインやブルーベリーのアントシアニンなどもポリフェノールの一種。ポリフェノールを含む飲料・食品の中でも、含有量が群を抜いているのが赤ワインです。
でも、コーヒーには赤ワインと変わらないくらい多くのポリフェノールが含まれているんです。
コーヒーに含まれるポリフェノールはクロロゲン酸と呼ばれるもので、コーヒー1杯の成分中に4〜5%ほどしか含まれていません。
それでも、おなじくコーヒー中の成分カフェインの5倍は入っているのです。
これはコーヒーで興奮して眠れなくなるというカフェイン効果から考えれば、十分な含有量だといえます。
コーヒーポリフェノールの効能
老化の予防
抗酸化作用があるので活性酸素によるシミやくすみ、肌の老化を抑える効果があります。
糖尿病予防
食後の血糖値上昇を抑制する効果があるとの研究データもあり、1日にコーヒーを3〜4杯飲む人は糖尿病発症のリスクを下げる実験結果も出ています。
脂肪燃焼
体内脂肪を燃焼させる効果があるので、カフェインがもつ空腹感を抑える効果との相乗で、ダイエットにコーヒーを飲む人もいますね。
血管内皮機能を高める
血管内の健康状態が悪くなってくると血管壁にコレステロールが溜まりやすくなり、動脈硬化につながります。
クロロゲン酸には血管内皮機能を改善する効果もあります。
血管の健康状態を維持することは、血管疾患の予防につながります。
尿酸値を下げる
クロロゲン酸には尿酸値を下げる効果があり、痛風の人が飲むのにいいと言われています。
フランス人は脂っこい食事をしているにもかかわらず、他国に比べて血管疾患の発生が非常に少なく、それは赤ワインに含まれるポリフェノールの効果だと考えられています。
コーヒーには赤ワインと同じくらいのポリフェノールが含まれおり、アルコールでない分、コーヒーは肝臓に負担をかけない、良いポリフェノールの摂取源といえます。
カフェイン
目が冴えて眠れくなる、オシッコが近くなるということから敬遠されがちなカフェインも、適量摂ると体にいい成分です。
1日に3〜4杯飲んでいる人はそうでない人に比べてアルツハイマー型認知症の発症リスクが下がったとの研究報告もあります。
カフェインを含むコーヒーは、認知症予防の助けにもなっているわけです。
まとめ
コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)の一番の効能としては、体の酸化を抑制する抗酸化作用であるといえます。
体内で作り出す数が減ってくる抗酸化酵素の効果を補うため、コーヒーによるポリフェノール摂取は簡単で手っ取り早い方法です。
こちらも参考にしてみてください⇒体が酸化する原因って何?
栄養素にはどんなものがある?⇒抗酸化作用のある栄養素について
コーヒーそのものは体にいい飲み物であるとか悪い飲み物だとか、いろいろ言われています。
しかし、コーヒーに含まれる成分は、ときとしていいものであったり、悪影響を及ぼしたり、まさに両刃の剣。
コーヒーは血糖値を上げる・下げる、血圧を上げる・下げるなど、双方言えることで間違いではありません。
量やタイミング、摂りようによって良くもなれば悪くもなるということなのです。
体にいいことが多いクロロゲン酸にしても、摂りすぎると便秘になるとされています。
こちらもどうぞ!⇒コーヒーがからだに与える影響・いい点と悪い点は?
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