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糖化を防ぐ!抗糖化作用のある食べ物・飲み物
唐揚げやステーキ、ハンバーグなど、揚げ物や焼いた食べ物って、こんがりきつね色で美味しそう!
ご飯もパクパク、ついついいっぱい食べてしまいます。
でも注意してください。
おいしく楽しく食べたあとはその見返りにからだが少しずつ劣化してるかもしれません。
からだのコゲを作ってしわやたるみの原因になる、糖化生成物質・AGE(エージス)。
からだを構成しているたんぱく質と、エネルギーとして使われることなく余ってしまった糖が結びついて体温で加熱され、コゲ(老け)の原因を作り、からだを糖化させてしまいます。
食べ物でからだが焦げていく!?
糖化の原因になるAGEは体内で作られるほかに、食べ物そのものに含まれている場合とがあります。
AGEはコゲであるということからイメージしやすいように、加熱され、こんがりと焼けた部分に発生します。
特に揚げ物やステーキ、焼き肉などの動物性たんぱく質、食べ物以外だとタバコにも多く含まれます。
茹でたもの<煮たもの<焼いたもの<油で揚げたもの
というふうに多くなっていくようです。
焼いたり揚げたりして発生したAGEは、そのすべてが体内に吸収されるわけではなく、ほんの10%ほどです。
ただ、吸収されたAGEはなかなか分解・排泄されずに、長い時間体内にとどまり、蓄積されていくんです。
こういうのばかり食べてると、老化の原因がどんどん溜まっていくというわけですね。
じゃあ、今後ずっと溜まる一方なの!?
なに食べたらいいの!?
と、糖化を恐れてなにも食べられなくなってしまいます。
自分は肌をプルプルにするために、コラーゲン入りの食べ物やサプリをいっぱい摂取してるから平気!
という人はちょっと注意しましょう。
というのも、余った糖分はこのコラーゲンとくっつきやすいからなんです。
コラーゲンとは、お肌に弾力を与えてピチピチにすると、男性でも知ってる人は多いと思います。
でも、肌に張りを与えるはずのコラーゲンが、実はシワ・たるみの元になっていたんです。
じゃあもうコラーゲンは摂れないの!?
コラーゲンでお肌プルプルっていうのは嘘だったのっ!??
…と、いうのはちょっと待って下さい。
別にコラーゲンは悪者じゃありません。
要は、コラーゲンと糖がくっつかないようにすればいいんです。
糖化を予防する食べ物や飲み物
からだが糖化するとは、増えすぎた糖分がコラーゲンをはじめとするたんぱく質と結合してしまうということ。
じゃあこの元凶を断つにはどうするか?
これには
1.糖化を予防する食品や成分を摂る
2.血糖値の急上昇を避ける
と言った方法があります。
糖化を予防する、抗糖化作用のある物
食物繊維を含む食べ物
生姜
ニンニク
アーモンド
レタス
キャベツ
リンゴ
柑橘類など
ほとんど野菜ばっかりですね。
アーモンドはAGEを排出してくれるほか、血糖値を下げる効果もあります。
次に飲み物なんですが、
ドクダミ茶
甜茶
ごぼう茶
これらにはAGEを排出する作用があります。
私もそうなんですが、甜茶はお腹がゆるくなる人もいるので気をつけましょう。
コラーゲンの糖化を防止するルイボスティーやカモミールティーもいいようです。
成分で言うと、
ビタミンB1、B6
クエン酸
カテキン
など。
カテキンというと、緑茶の成分ですね。
これはAGEを阻害する作用があるといわれています。
次に、そもそも体内でAGEが生成されないようにするための方法です。
そのためには血糖値の上がる食べ物を控えるということですね。
血糖値を上げる食べ物
ご飯や食パン、お好み焼き、うどんなどの糖質を多く含む炭水化物がそれにあたります。
基本的に主食は血糖値が上昇するものが多いんです。
そして砂糖を多く使っているもの。
ケーキ、ホットケーキ、チョコレート、ドーナツなどがそうです。
血糖値の上がりにくい食品
玄米、タマネギ、トマト、ナス、きゅうり、
レタス、キャベツ、もやし
リンゴ、レモン、みかん、いちご
しいたけ、エリンギ、しめじ
マグロ、カツオ、サバ、イワシ
わかめ、昆布、海苔、ひじき
生卵、ゆで卵、チーズ、バター、マヨネーズ、牛乳
牛肉、鶏肉、豚肉など
ただし、魚や肉類は焼くとAGEが生成されます。
血糖値の上昇率を表す言葉で、GI値(グリセミック・インデックス値)というものがあります。
糖質を摂取したときの血糖値の上昇率を100として、このGI値の数値が低いものほど血糖値が上がりにくい食品ということになります。
上記の食品はGI値49以下のものです。
血糖値の上がりにくいものはわかったけど、でもそれじゃあ、もうご飯もお好み焼きも食べられなくなるの?
と心配されるようなら、食べ方を変えることで血糖値の急上昇を抑えることもできます。
例えば食べる順番です。
まずはじめに食物繊維を含む食べ物を摂って、糖質の吸収を悪くしてやるわけです。
野菜(食物繊維)⇒豆類・肉類・魚など(たんぱく質)⇒ご飯などの主食(糖質)
と言った具合です。
基本的に食べ過ぎや、ケーキ・チョコレートなど糖のかたまりの摂り過ぎというのも論外です。
食べる順番や量を工夫するというのは、糖尿病にならないようにするやり方と全くおんなじです。
あとがき
この糖化って、まだまだ広く認知されていないそうですが、誰もが知るようになったら食生活も変わっていくかもしれません。
肉やフライドポテトの好きなアメリカ人が老けて見えて、刺し身や煮物を食べていた日本人が若く見られていたのは、やはりこうした食べ物による違いがあったからかもしれませんね。
今ではすっかり日本の食文化も欧米化しましたが、本来の日本の食べ物を見直したほうがいいんじゃないでしょうか。
誰しも、若々しくいたいと思うでしょうから、見た目も中身も。
糖化がからだに及ぼす影響についてはこちら
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タグ :糖化
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