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夏バテ対策は食べ物で!だるい時ほど栄養が大事
暑さのせいでからだが疲労し、単にやる気がおきないだけじゃなく、ホントにだるくて動けなくなる夏バテ。
暑いから食欲がなくなる、寝不足になる、体力が落ちる、いつまでも疲れがとれないといった、負の連鎖に陥ります。
夏バテを防止するにも解消するにも、体力を維持するのが大事。
そのためには十分に栄養素を摂取することが必要です。
夏バテ解消に必要な栄養素
おもいっきり運動したあと、お腹が空いてたくさん食べる人と、疲れすぎて何も食べられなくなる人がいます。
夏バテは後者のように、疲れすぎて何も食べられない状態になることですね。
でもそれで何も食べず、必要な栄養を摂取しなければ、体力は回復しません。
生きていく上で必要な、炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルなどの栄養素。これらの栄養素には、からだを作ったり、エネルギーになったり、その吸収を早めたりとそれぞれ役割があります。
だからバランスよく摂取しないと、暑いからってそうめんばかりを食べていたら体力が維持できないわけです。
炭水化物や脂質はエネルギーになってくれます。
そしてしっかりしたからだを作るのに必要なのがたんぱく質。
筋肉や内臓を作るたんぱく質が不足すると、当然からだも弱ります。
さらには思考力の低下も招き、ボーッとなってくることもあります。
炭水化物・脂質・たんぱく質は3大栄養素と呼ばれるものですが、ここに栄養素の吸収や代謝を早めるビタミンやミネラルが加わると5大栄養素と呼ばれます。
そして夏バテ予防・解消にはこれらビタミン・ミネラルがおおいに役立ってくれるんです。
ビタミンの中でもビタミンB1、B2、ナイアシンなどのビタミンB群が3大栄養素の代謝に働きます。
●しっかりしたからだ作りやエネルギーの生産を促進するのがビタミンB群です。
このビタミンBが不足すると、からだにたまった疲労物質が除去できず、疲れや食欲減退がおきてしまいます。
●ミネラルは、不足するとからだをスムーズに動かすことが出来ません。
ナトリウムやカリウムが少なくなると脱力感や疲労感が現れ、食欲減退にもつながります。
鉄分やカルシウム、マグネシウムが不足すると疲労回復に支障をきたします。
つまり、3大栄養素に加え、ビタミンやミネラルをキチンと摂ることが重要になってくるんです。
予防・解消のための食べ物
夏バテしないためにはこんなものを食べよう
ビタミンBを含む食べ物
-
うなぎ
- 豚肉
- レバー
- 青魚
- 枝豆
- 納豆
夏バテにはうなぎというのはよく知られていますよね。
うなぎにはビタミンB1、B2の他にも、カルシウムや鉄分などのミネラルやたんぱく質も含まれていて、まさに夏バテ予防に最適の食材です。
豚肉もたんぱく質とともにビタミンB1やナイアシンを多く含んでいます。
豚・牛・鶏にかかわらず、レバーにも多く含まれています。
青魚も良質なたんぱく質・ビタミンB群を多く含み、ミネラルも豊富。
そして、枝豆や納豆などの豆類。豆腐にもビタミンB2が多く含まれています。
ミネラルを含む食べ物
ミネラルは普通に食べていればきちんと摂取できますが、夏場は大量の汗とともに排出され不足しがちです。
ミネラル分を多く含んだ食べ物には
海藻類
- 青魚
- 豆類
- 野菜
- 果物
- きのこ類
などがあります。
焼き海苔やカットわかめには、カリウム・ナトリウム・カルシウムなどが豊富に含まれ、ミネラル分の宝庫です。
大豆や納豆などの豆類、ホウレンソウやモロヘイヤ、パセリなどの野菜類、そしてバナナやみかん、キウイフルーツなどの果物はほぼ全般にミネラルとビタミンも含まれています。
食べ物ではありませんが、牛乳にはビタミンもミネラルも豊富に含まれています。
食欲増進のための食べ物
夏バテにいいと言われても、そもそも食欲がなくなっていたら、食べるものも食べられません。
そのためには多少食欲が落ちていても食べられるあっさりしたものや、食欲を増進させるものからはじめましょう。
あっさりしたもの
まず、果物や野菜でミネラルやビタミンを補いましょう。
不足すると気だるさの原因になるカリウムを補うにはバナナやメロンなどがいいですね。
アボカドにはマグネシウムが、キウイフルーツにはカリウムもマグネシウムも豊富に含まれています。
枝豆や豆腐で慣らしてもいいし、トマトやきゅうり、ハムなどを乗せた冷やし中華も食べやすいのではないでしょうか。
疲労回復にはクエン酸が効く
レモンやみかんなどの柑橘類や梅干しなどに含まれるクエン酸は、体内の疲労物質を取り除いてくれます。
果物から摂らなくても、市販のクエン酸を料理に混ぜて摂ることも出来ますよ。
香辛料・香味料のきいたもの
カレーやキムチなどは香辛料がきいていて、胃液の分泌を促すので食欲増進につながりますね。
酢やわさびのきいたお寿司、卵や野菜などををのせた酢飯なんかも難なく食べられるのではないでしょうか。
梅干しのおにぎりなんかも食べやすいですね!
ビタミンやミネラル、タンパク質も豊富なニンニクを使った料理もまた、食欲を増進してくれます。
辛いものや刺激の強いものを食べると汗が出ます。
食べ物だけでなく、水分も補給しておきましょう。
その際、排出されたミネラルも補える麦茶などがいいですね。
胃液が分泌されず、お肉やこってりしたものなんて見るのも嫌だと思っていても、サラダなどから食べ始めていけば意外と食が進みます。
カレーはスープのようなサラサラなものにしてみたら、もっと食べやすくなるかもしれませんよ。
あとがき
やはり食べないと体力はつかないし、疲れだってとれません。
もう胃が疲れちゃって駄目だ〜、食欲もわかないよ〜と言う人でも、あっさりしたものや野菜・果物で少しずつ慣らすようにしましょう。
一時的に気持ちいいからといってかき氷や冷たい飲み物ばかり摂っていたのでは、疲労が回復しないばかりか、栄養不足でまた違う病気になってしまいます。
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タグ :夏バテ
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