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老ける原因って実は自分自身で作り出してた??
最近ちょっと疲れやすくなってきた…。
急にシワやたるみが目立って、老けてきた気がする…。
内臓疾患が顕著に現れるようになった…。
放っておくと金属にサビがつくように、人間の体も錆びていきます。いや、酸化していくのです。
その原因は体内の活性酸素によるもの。
活性酸素は体にとって重要な物質でありながら、ときとして病気や老化の原因にもなります。
今回は活性酸素が体内で多く発生する原因について解説していきます。
体が酸化する原因・活性酸素とは
活性酸素は体内に入ってきた細菌を排除する重要な役割をもっています。
外敵に対抗するために、ヒトの体では必ず生成されるものです。
でも普通の酸素に比べて酸化力が強く、増えすぎると体内の細胞まで攻撃し、体の正常な働きを阻害します。
この活性酸素、白血球で生産され放出されますが、量が多くなると血液中の脂質を酸化させて動脈硬化を起こし、脳梗塞や心筋梗塞の原因をつくる厄介なもの。
自分の体を守るために作られたのに、自分の体も攻撃することになるんです。
一般的に活性酸素は体に悪い物質だと言われているのは、こうした理由によるものです。
活性酸素というのは、強い攻撃力で外敵を一気にやっつける強力な武器なわけです。
外敵を始末したあとは、体はこの武器の撤収をします。
つまり、殺菌に使った薬品の後片付けです。
この役目が終わった活性酸素の後片付けをするのが「抗酸化酵素」というもの。
抗酸化酵素の働きによって不要になった活性酸素が消去され、体内細胞に悪影響が出ること、つまり体が酸化することを防いでくれるんです。
でも、40歳を過ぎた頃からこの酵素が減ってきます。そのため体の酸化が早くなってくることもあるわけです。
体の酸化が進むとシワやたるみの原因となります。
つまり、老化が進むことになるのです。
活性酸素が増える原因
1.ストレス
ストレスを受けると副腎皮質ホルモンが分泌されます。
このホルモンが分泌・分解される際に活性酸素が発生します。
2.喫煙
タバコの煙は活性酸素を発生させる物質を多く含んでいます。
喫煙者でない人でもそばで煙を吸いこむと、体内で活性酸素が発生してしまいます。
タバコのタールと活性酸素が結びつくと、がんが発生するリスクも高まります。
3.飲酒
肝臓でアルコールが分解される際に活性酸素が発生します。
程々の量ならいいのですが、毎日のように大量に摂取していると多くの活性酸素が作り出されます。
4.紫外線
皮膚に当たる紫外線が活性酸素を発生させます。
この活性酸素こそが、メラニン色素を作り出し、シミやしわの原因となります。
5.激しい運動
単純に呼吸量が増え、多くの酸素を取り込むため活性酸素も増えるということです。
さらに筋肉が熱をもつと活性酸素の発生率もグンと上がります。
特に紫外線をもろに浴びる屋外での激しいスポーツでは、活性酸素の発生は、普段の40倍近くにもなると言われています。
6.排気ガス・大気汚染
排気ガスに含まれる窒素化合物に反応し、活性酸素が排出されます。
タバコの煙とおなじように、体内に入った異物に対し発生します。
7.加齢
加齢とともに、余分な活性酸素を除去する抗酸化酵素が減っていき、活性酸素の分解除去が追いつかなくなる結果、体内に活性酸素が増えていきます。
このようにして発生し、増えていく活性酸素。
特に年齢とともに減っていく抗酸化酵素の働きは、抗酸化作用のある食べ物によって補い、活性酸素を抑え、減らしていくことが重要になってきます。
まとめ
活性酸素は外敵駆除のため必要不可欠な物質。
だが増えすぎると体内にも悪影響を及ぼし、その発生は避けられない。
ストレスがあると老ける、紫外線にあたると老ける、喫煙者や大酒飲みは早く老けるなど…これらの理由・原因には活性酸素が関わっている。
不要な活性酸素を除去してくれる抗酸化酵素は年齢とともに減っていき、40歳を過ぎた頃から一気に減少する。
増え続ける活性酸素を抗酸化酵素に変わって消去するには、抗酸化作用のある食べ物を摂取し、体の酸化を防ぐ。
現代社会で生活するにあたって活性酸素の大量発生を防止するのはなかなか難しいことだと思います。
発生する活性酸素を抑え、体の酸化を予防するにはストレスを受けないようにするとか紫外線にあたらないようにするとか、いろいろ気を使わないといけません。
そんな小むずかしい事考えてちゃ、逆にストレスになるよ!というのごもっともですね。
なので発生してしまった活性酸素は抗酸化作用のある食べ物で抑えよう!というのが一番いいやり方だと言えます。
実年齢より老けて見られないよう、摂取する食べ物にも注目してみましょう。
抗酸化作用のある食べ物ってなに?⇒「抗酸化物質を含む食品で酵素の減少を補おう!」
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