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風邪で解熱剤は使わない方がいいの?汗をかいたら治る?

 


風邪で熱が出たとき、すぐに下げなきゃいけないと思って、薬を使おうとしませんか?

 

高熱が続いてもうたえられないと言うならともかく、38度程度の熱で解熱剤を使うと、逆に風邪の治りが遅くなることがあります。

 

 

 

いやいや、風邪なんて汗をかいたら治るからと、無理に汗をかこうとする人もいますが、早すぎる解熱もやりすぎる発汗も、かえって治癒の妨げになります。

 

それはそもそもからだが持っている、薬を使わないで病気を治すシステムの邪魔をするから。

 

今回は、風邪やインフルエンザにかかったときに、どうして熱が出るのかについて見ていきます。

 

 

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熱は薬で下げちゃいけないの?

 

新米介護職員・みさと
う~ん、からだがだるいと思ったら37.8℃も熱があるよう。

風邪ひいたかも知んない…

ベテラン介護士・まや
ちょっと!うつさないでよ!
頭がボーっとして熱いなあ。

解熱剤もらってこようかなあ…

 

37.8℃程度じゃ、解熱剤は使わないほうがいいわよ。

 

え〜?なんで〜??

 

風邪やインフルエンザで熱が出るのは、免疫機能を担う細胞・白血球が、体内に侵入した外敵と戦っているから。

風邪もインフルエンザも、体内に入り込んだウイルスに感染することで発症します。

 

人間のからだは発熱することでウイルスや細菌を退治するんですね。

つまり熱が出るということは、体内に病原体が入り込んでいるということになります。

 

発熱とは、その病原体を退治するために戦っていることなんだから、安易に解熱するべきではありません。

 

免疫力は体温が1℃下がると30%も低下します。

逆に1℃上がると、5倍にも高まると言われています。

 

高熱で苦しいときはおでこを冷やすと気持ちいいですが、薬を使って体温を下げてしまうのはわざわざ免疫力を落とすようなもの。

 

体内のウイルスや病原菌の勢力が弱まれば、自然と熱はひいていきます。

 

早いうちから解熱剤は使わないほうがいいので、つらければ、まずはおでこに貼る冷却シートや氷枕なんかで自然にからだを冷ましましょう。

 

 

管理人・かいり
38.0℃程度で解熱剤を使うと自身の防御システム(免疫機能)の効きが悪くなり、かえって病気が長引くことになります。

 

老人ホームで高齢者が病気にかかって高熱が出た場合でも、38度台後半から39度くらいでないと解熱剤は使用しません。

 

 

でも、あまり高熱が続くと体力が激しく消耗します。

若い人でも39.0℃近い熱が1日以上続くと、からだが受けるダメージはかなり大きくなります。

 

とくに若い頃よりも体力の落ちている高齢者の場合、長引く高熱はかえってからだにもよくありません。

 

38度台の熱がなかなか下がらないとか、39.0℃近い熱が出たら、そのときは解熱剤を飲むようにしましょう。

病院から処方されたとんぷくにも、38.5℃〜39.0℃くらいにならないと服用しないよう記されているはずです。

 

 

 

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風邪を治す薬って実は存在しない?

 

免疫機能の効きが悪くなるって言うけど、そんなのに頼らず風邪薬を飲んでさっさと治しゃいいじゃん。

 

はあ?あんたなに言ってんの??

そんなもん飲んだって、治癒力が落ちてるんじゃ風邪が長引くだけじゃない。

 

え~!どういうコト???

風邪ひいたら、フツー風邪の薬飲むじゃない!

 

“風邪を治す薬”なんていうのは存在しないわよ。

 

ええええ??

どゆことー???

 

 

市販の風邪薬は“風邪による諸症状を緩和させる”、つまり和らげる・楽にするためのもので、根本的な治療の薬じゃないってことです。

 

 

風邪を治すには、原因となっているウイルスをやっつければいいわけですが、その数は200以上もあるので、すべてのウイルスに効く薬を作るのは到底ムリ。

 

症状を和らげて、あとは人間が本来持っている自己治癒能力で治す他ないわけです。

 

ちなみに症状を和らげるというのは、からだを麻痺させて辛さをごまかしているだけです。

なので「楽になってる間になんとか自分で治しなさいよ」ということなんです。

 

 

楽になったから治ったと錯覚してしまいがちですが、薬を飲んで症状が和らいだら、無理せずゆっくり休んで治癒しましょう。

 

 

汗をかいたら熱も下がって治りが早い?

 

病原体をやっつけるために、からだは発熱します。

 

高熱になると汗が出ますね。

汗が出るのは、体内で免疫細胞とウイルスが戦っているということになります。

 

同時に、汗には体温を下げる(調節する)という役割もあるので、無理やり汗をかくと熱も下がって、それだけ治りが早くなる…と思ってしまうかもしれません。

 

そのため部屋をガンガンに暖かくしたり、悪寒を感じるわけでもないのに厚着して汗をかこうとする人もいますが、病気にかかっている場合、汗を大量にかくというのはよくないこともあります。

 

 

熱があってボーッとなっている時に厚着しすぎたり周りが暑すぎると、より体力を消耗します。

大量の発汗でからだの水分が抜け出てしまうのも、激しく体力を消耗することにつながります。

 

汗をかくというのはそれだけからだの水分が失われていること。

つまり脱水症状を引き起こすことにもなりかねないわけです。

 

とくに高齢者、そして小さな子供は体温の調節機能が弱っていたり未熟であったりします。

体力がないところに脱水や疲労が重なると、風邪をこじらせ別の病気を併発しかねないので気をつけないといけません。

 

何事もやり過ぎは危険ということですね。

 

 

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さいごに

 

風邪をひいたら栄養を摂るのと同時に十分な水分補給が大事です。

 

汗とともにミネラルが流れ出ているのでその分の補給も忘れずに!

オススメはスポーツドリンクです。

 

風邪のときにいい食べ物はこちらを参照してください。

風邪を早く治す方法・引き始めの対処法

 

 


 

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管理人:かいり 

介護福祉士の資格を持つ管理人、

健康すっきり生活館の館長・かいりです。

仕事で経験したこと、学んだことをメインに実のある情報をお届けしていきます。

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