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簡単実践!足指を動かす・広げることで得られる健康効果
歩くとき、かかとと母指球だけを使ってる人って、結構多いんじゃないでしょうか?
硬い靴を履いて1日歩きまわる現代人は、特に足指を使うこともありません。
動かす・広げるといったこともあまりしませんね。
仕事のときはどうしても靴を履いていないとしようがない。
でも、せめてプライベートでは足の指は開放し、広げたりストレッチしたり、足指体操でほぐしてやると、いろいろからだにイイことがありますよ。
足の指を広げることの効果
男性女性にかかわらず、底が厚く硬い靴を履いていると、足の指を動かすことなんてほとんどないですよね。
せいぜい指の付け根を少し反らした状態になる程度で、靴の中でギュッと握ったり、開いたりすることなんてありません。
特に女性は足先の狭くなったハイヒールなんて履いてると、完全に指が閉じたまま固定されてしまいます。
足の指を使わなかったり固定されたままだと、固まってしまって足の形もかわり、本来の機能も果たせなくなってしまいます。
足の指を開く・動かすことのメリット
蒸れを軽減する・血流が良くなる
冬場はしもやけや血行不良の改善、夏場は水虫などの予防効果が期待できます。
靴を履いていると、指は常に閉じられたままです。夏はもちろん、冬でも気づかないだけで、足にはかなりの発汗があります。
指が閉じられたままの状態だと、冬場湿った足はしもやけに、夏は蒸れて水虫になるわけです。
指先を開いたり動かしたりすると血流も良くなり、末端の冷えが解消されるわけですね。
同時にリンパの流れも良くなり、むくみ解消にもつながります。
そして神経を通して刺激が脳に伝わりやすくなる、つまり頭もすっきりするんです。
ひざや股関節などへの負担を軽減する
指を使わず母指球やかかとだけで歩いていると、からだの余計な部分に負荷がかかってしまいます。
指を開いてしっかり地面に食いつかせ、バランスをとることで、ひざやふくらはぎ、股関節への負荷を分散させるわけです。
靴をはくことで本来の指の機能を使わなくなった現代人には、歩き方や姿勢が悪いと言われる人が結構多いようです。
かかとでドスドス踏み鳴らしたり、すねの部分が痙って痛くなるという人は、歩くとき指でしっかり地面をつかむようにし、そのまま指で地面をけって進むようにしてみましょう。
指を使うと速度も早く、楽に歩けるようになりますよ。
指を動かさない・使わないでいたり、キツイ靴を履いたままだと足も固まっていき、変形してしまいます。
本来伸びているはずの指が丸まってしまい、浮き指の原因にもなります。
関連記事⇒浮き指になったらどうしたらいい?
指が曲がって動かせなくなると、それこそバランスが取りづらくなり、将来的には転倒のリスクも高まるわけです。
帰宅して家の中にいるときは、できるだけ裸足で過ごしてみましょう。
冬場はもちろんくつ下が必要ですが、ちゃんと中で指を開くことができるようなゆったりしたものがいいですね。5本指ソックスはおすすめです。
指を使ってしっかり直立することで、猫背気味だった人やからだが傾いていた人も、背筋が伸びて正しい姿勢に近づけることができます。
足指の運動・ストレッチや体操で活性化
普段から足の指を開いたり動かしたりして、指の筋力・運動能力を高めておきましょう。
足の指と手の指を組む
足の指の間に手の指を、握手するように、付け根まではさみ込みます。
そしてギュ〜ッと握りしめましょう。
握りしめたり緩めたりを繰り返し、足指の付け根をグリグリ回すようにほぐします。
握る・緩めると、付け根を回す動作を各5秒づつ、5セットやってみましょう。
こうすることで、靴を履いている間ずっと閉じられたままの状態だった足指の股に刺激を与え、血流やリンパの流れをよくします。
指の側面を刺激すると、痛いような気持ちよさが広がり、すっきりしますよ。
指を引っ張る
足の指一本一本を順番につまんで、伸ばしたり回したり刺激を与えます。
足の裏に大きなアーチを作るように、5本の指を足の裏に向かって丸め込んだり、反らせたりを繰り返します。
ゆっくりと、それぞれ5回づつやってみましょう。
指先の刺激が脳にも伝わり、頭も活性化します。
刺激が伝わるだけでなく、脳の血流も良くなるようです。
ツボを押す
足裏には内臓に通ずる多くのツボが密集しています。
もちろん指にも眼や耳、脳に関係するツボが存在し、そこを刺激すると各部位の活性化が期待できます。
1:頭頂部
2:下垂体
3:視床下部
4:松果体
5:後頸部
6:眼球の動き
7:視力
8:三半規管
9:聴力
- 親指の両側面には松果体や視床下部などの脳に関するツボがあります。
- 人差し指・中指の付け根付近は視力や眼球の動きなど、目に関するツボ。
- 薬指・小指の付け根付近には三半規管や聴力など、耳に関するツボが存在します。
もみほぐすように、手の指の腹で強く押さえてみましょう。
右足のツボは右目や右耳など、右側の部位に、左足のツボは左側の部位に効果があります。
指でタオルを引っ張る
床に敷いたタオルを、足の指だけを使ってたぐり寄せる運動です。
指の筋力・運動能力を高めます。
5本の指で少しづつ引っぱり、慣れてきたら徐々にスピードを上げていきます。
イスに座って行いましょう。
足ジャンケン
指を開いてパー!
握りしめてグー!
親指をそらし、他の指は逆に丸め込んでチョキ!
と、足の指を使ってジャンケンします。
手の指を動かすのと同様に、脳への刺激が高まります。
1秒したらグーからチョキ、また1秒したら今度はパーと、順に変えていきましょう。
あまり力を入れて素早い動きでやると、足がつることもあるので注意して行ってください。
あとがき
足の指への刺激が血流やリンパの流れもよくして、冷えやむくみの予防になることは知ってたんですが、脳の血流にも影響を与えるなんて知りませんでした。
いろいろつながってるんですね。
血流だけじゃなく、指を刺激することで電気信号が脳細胞に伝わるということでしょうか?
頭がボーッとして考えがまとまらないとき、気分転換に足指のマッサージをしたら何かしらのひらめきがあるかもしれませんね!
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