精神的・身体的・社会的にもすっきり爽快!
唇の乾燥する原因とそのケア方法
唇は露出している皮膚の中で、他の部位に比べ角質層が非常に薄く、水分調整も難しい部分です。
熱を出して大量に汗をかいたり、体の水分が少なくなると唇が乾燥し、すぐガサガサになってしまいますね。
そもそも唇は肌ではなく粘膜であり、内蔵に近い細胞であるため非常にデリケート。
私は男性なのでスキンケアには女性ほど気を使わないのですが、唇の割れには十分注意しています。
というわけで今回は、唇の乾燥原因とケア方法について解説していきます。
唇の乾燥に繋がるNG行動
NGその1:唇を舐める
唇が荒れる・割れてしまう原因の代表的なものが乾燥です。
寒くなり空気が乾燥してくると唇がヒリヒリ。薄い皮膜がはがれているのがわかります。
唇には薄い油膜(皮脂膜)があり、それによって表面を保護しています。
汗腺がなく潤いを保つのが難しい唇はただでさえ乾燥しやすく、寒いとすぐパリパリになってしまいます。
そんな時、ついつい舐めてしまいがちですが、舐めることによって表面の油膜が取れてしまい、より乾燥しやすくなるのです。
唇がヒリヒリしたり、割れたりしても舐めないようにしましょう。
NGその2:薄皮を剥ぐ
薄皮を剥ぐというのは、角質層を剥がすことになり、余計に乾燥してしまいます。
もちろん擦るのもよくありません。
NGその3:口呼吸の多用
口呼吸や外気による乾燥、摩擦による刺激を直に受けて、油膜の剥がれた唇は荒れやすくなってしまうというわけです。
男性女性関係なく気を使いたい唇のケア
保湿のためにはリップクリーム
荒れ・割れの予防には保湿が有効。リップクリームの使用が効果的です。
私も朝起きたら唇が割れて出血していることがよくあったので、冬場になったら寝る前にリップクリームを塗ることを心がけています。
乾燥による荒れや割れの予防には通常のリップクリームでまかなえますが、乾燥以外にも唇に刺激を与えるものがあります。
そのひとつが紫外線です。
唇には他の肌と違い、紫外線を防ぐメラニンを作りだす細胞がありません。
そのため受ける刺激が強いんです。
紫外線対策には「UVカット成分の入ったリップクリーム」を使いましょう。
ただし、UVカット成分は少々刺激もあるので、あまり多用するのはよくありません。
紫外線の多い日中はUVカットのもの、夜間は通常のリップクリームと言うように使い分けがおすすめです。
唇が割れてしまったら
通常のリップクリームは薬用のもので、医薬部外品にあたります。
あくまでも保湿のためのもので、予防としては効果的でも、荒れてしまったりひび割れしてしまったところに塗っても治療効果はありません。
荒れたり割れた唇のケアには医薬品のリップクリームを使用しましょう。
ドラッグストアーでも、通常の「薬用」とは違うので、医薬品のコーナーに分類されています。
※治療用なので、割れや荒れのないときには使用しないようにしましょう。
リップクリームを使い分けよう
医薬品と薬用/医薬部外品のリップクリームを、程度に応じてそれぞれ使い分けましょう。
荒れる前(保護・予防)
薬用・医薬部外品と書かれた通常のリップクリーム
男性用や敏感肌用もあります。自分にあったものを選びましょう。
紫外線対策にUVカット成分配合のリップクリーム
荒れたあと(治療用)
医薬品と書かれたリップクリーム
荒れやヒビ割れを治すためのものなので、治ったら使用は控えましょう。
リップクリームを1日に何度も塗ると摩擦や刺激が多く加わり、かえって良くありません。
リップクリームの多用は細胞の活性(入れ替わり)を妨げ、刺激による炎症を引き起こすことになります。
使用は一日5回程度に抑えましょう。
ひび割れの予防
粘膜である唇は非常にデリケート。縦皺の部分がぱっくり裂けて血がにじむことだってあります。
そんなことになったら食事もおいしく食べられないし、痛みも気になりますね。
そうならないよう、保湿と並行した予防も心がけましょう。
ビタミンB2の摂取
基本的に健康維持のためにはバランスの良い食事が大切ですが、皮膚や粘膜の健康維持にはビタミンB2を積極的に摂るのがおすすめ。体の中から予防をしていきます。
ビタミンB2はレバーや魚介類、卵、納豆、チーズなどに多く含まれています。
十分な睡眠
病気・怪我の自然治癒を促す免疫力。
この免疫力を高めるには睡眠を十分にとることが大事です。
唇の乾燥原因とケアについてのまとめ
乾燥原因
- 唇表面を舐める。
- 表皮(薄皮)を剥がす。
- ゴシゴシ擦る。
- リップクリームの多用。
- 口呼吸の多用。
荒れ・ひび割れ対策
- リップクリームを塗ってしっかり保湿する。
- 唇を舐めない・口呼吸やリップクリームの多用も控えて乾燥原因を減らす、刺激を与えないようにする。
- 乾燥予防(保湿)のためと、荒れたあとではリップクリームを使い分ける。
- バランスの良い食事とビタミンB2を積極的に摂る。
- 十分な睡眠をとる。
いかがですか?
男女問わず、唇が荒れたり割れたりしていると、見た目にもみすぼらしく感じるし、第一自分自身も食べたり話たりする時痛みが走って、口を動かすのも億劫になりますね。
とくに寝ている間に唇が乾き、朝起きるとぱっくり割れていると言うこともあるので、十分な予防を心がけましょう。
コメントフォーム