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しもやけ予防と治し方・どんな薬が効くの?
冬場、寒さの厳しい時期になると手足の指が赤く腫れる「しもやけ」に悩まされる人も多いでしょう。
手足の指が赤く腫れ上がって硬くなり、温まると猛烈にかゆくなったり、時にはひび、出血を伴ってジュクジュクになったり…。
ここではそんなしもやけの予防対策や治し方・市販の薬等をご紹介していきます。
しもやけとは、寒さや冷えで血流が悪くなる事でおきる炎症で、別名「凍瘡(とうそう)」とも呼ばれます。
血管の細い四肢末端や、冬場でも露出している鼻の頭や耳たぶなどが赤くなり、かゆくなったりします。
比較的子供がなりやすく、成人でも男性より女性のほうが多くしもやけになる傾向があります。
なぜしもやけになるの?
なりやすい体質がある?
寒さで血管が収縮し、血液の流れがスムーズにいかなくなった肌が寒気にさらされ炎症をおこしてしまうんです。
言ってみれば血行が悪いということがしもやけの原因ですね。
冷え性の人は特になりやすく、女性は男性に比べ冷え性の人が多いので、女性の方がしもやけになりやすいというのもうなずけます。
服装にも注意!
しもやけの原因は冷え性ばかりではありません。
薄着であったりかかとの高い靴やつま先の細い靴など、血流を悪くする履物を長時間履いているのも血行を悪くしている要因のひとつ。
血の巡りが悪くなっているところを寒気に晒されると皮膚が炎症をおこしてしまいます。
毎年しもやけになってしまうという方は、冬場はできるだけ末端を冷やさないような格好を心がけましょう。
きつい下着や食い込むような靴下など、体を締め付けるような服装もよくありません。
ゆったりした暖かい服装、特に靴下も、つま先に冷えを感じないものが好ましいですね。
かゆみの原因
炎症をおこし、腫れ上がってパンパンになった患部は、寒いとジンジン疼いて痛いのに、暖かい部屋やこたつの中に入ると、かゆくてたまらなくなりますね。
このかゆみの原因は、寒さや冷えで血流が悪くなっていた血管が、暖まったことで一気に血の巡りが良くなって神経が刺激されることによるものです。
しもやけにならないようにするには
まずは防寒から
体質もありますが、寒さや冷えそのものが血行を悪くするということから、防寒に気をつけるというのがポイント。
外出時には暖かい靴下に手袋は必需品。耳元も帽子やマフラーで覆い、鼻の頭が赤くなる人は、マスクを着用するといいですね。
もちろん、血行を悪くするキツキツの格好はNGです。
室内でも暖かい格好を心がけるのは同じですが、手を洗ったあとやお風呂のあとによく拭かないまま放っておいたり靴下を履いてしまうのはよくありません。
肌についた水が蒸発するときにその部分の体温も奪ってしまうので冷えの原因になります。体についた水気はちゃんと拭き取りましょう。
お風呂と同じように手浴、足浴を行うのもいいですが、その際も、終わったらきちんと水気を取りましょう。
適度な運動で体をぽかぽかに
ラジオ体操やストレッチなら自宅でもできますね。
余裕があればジョギング、ウォーキング、スクワットや腕立て伏せなどで基礎代謝を上げる事で冷えが改善できます。
血流促進に有効なビタミンEを摂ることもおすすめ。コーン油、キャノーラ油、オリーブオイル、ナッツ類、青魚やたらこなどに多く含まれています。
サプリメントで補給する手もありますが、摂り過ぎには注意が必要です。
しもやけになってしまったら
腫れ上がってぱっくり裂けたわけではない、比較的軽い症状には、お湯と水に交互につける方法が昔からの定番です。
手足の場合、幹部を40℃位のお湯と5℃位の水に交互に浸けます。目安は湯に浸けた場合、十分温まったなというくらい。水の場合は温めた患部が冷えきったなと感じるくらいです。
それを5回ほど繰り返します。最後はお湯で温めきって終わるようにしましょう。
市販の軟膏で対処
しもやけによるかゆみや腫れ、あかぎれなどをケアする軟膏も数多く市販されています。
用途、効能もいろいろなので状態にあったものを選びましょう。
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