精神的・身体的・社会的にもすっきり爽快!
簡単実践!免疫力を高めるにはコレやってみよう!
空気の乾燥する季節には、風邪のウイルスも多く飛散しています。
風邪にかぎらずインフルエンザウイルスやその他の病原菌も私達の身の回りに存在しています。
病気なんかすると、自分のやりたいこともできないし、治療費だってかかるのでなんともバカバカしいですね。
私達のからだには免疫というものが備わっています。
でも、この機能が落ちると抵抗力が弱まり、病気にかかりやすくなってしまいます。
免疫力が低下した状態で病気にかかると、体内に侵入したウイルスや病原菌を撃退できず、病気は長引く一方。
つまり簡単に言うと、病気にならない・早く治すためには、免疫力を上げるといいわけです。
そんなわけで今回は、免疫力を高めるにはどうするかについて見ていきます。
免疫力が低下する原因は?
- ストレス(悩み事・過労など)
- 睡眠不足
- 体温の低下
- 栄養不足
- 体力の低下(加齢・疲労など)
が挙げられます。
免疫力の弱まる原因のひとつがストレス。
仕事、人間関係、勉強や試験、お金など、身の回りには様々なストレスの要因が転がっていますね。
これだけじゃありません。
騒音や排ガス、受動喫煙などの自分を取り巻く環境もおおいに影響します。
ストレスがたまると自律神経のバランスが崩れ、免疫力が低下していきます。
自律神経には交感神経と副交感神経とがあります。
免疫機能を活性化させるのは副交感神経の働きによるもので、主に夜間・寝ているときやリラックスしているときに優位に働きます。
自律神経のバランスが崩れて副交感神経が働かなくなると、免疫機能も正常に働かなくなります。
副交感神経の働きが悪いと免疫力も落ちるというわけですが、ストレス同様、睡眠不足や体温の低下でも副交感神経は鈍くなります。
そして食事の偏りによる栄養不足や、運動不足による体力の低下なども免疫力が落ちる原因です。
体力の低下というのは年齢とともに進行しますね。
つまり、加齢も免疫力低下につながるわけです。
歳をとると内蔵も弱ってきます。
とくに腸内には免疫細胞の60%以上が集中しています。
腸の機能が衰えてくる・暴飲暴食で腸が弱ってくると、それだけ免疫機能にも影響があるということです。
もともと体温が低い人の場合、高い人に比べて免疫力は弱くなります。
体温が1℃低くなるだけで、免疫力は30%も落ちるとされます。
筋肉量が少ないと体温は低くなります。
食事と運動に気を配り、低体温にならないようにしましょう。
免疫力を上げる簡単なポイント
十分な睡眠
体内に入った細菌やウイルスを撃退する白血球。
これは睡眠中に骨髄で生産されます。 つまり睡眠が不足していると白血球の生産も追いつかず、外敵であるウイルスに対抗できなくなるんです。
睡眠にはストレスを解消したり疲れを取る役割もあります。 十分に睡眠をとって副交感神経を優位に働かせ、免疫力を高めましょう。
適度な運動
からだを動かし、ほぐして血行を良くします。
できる人は自分の好きなスポーツをやってみると、ストレスの発散にもなりますね。
ただし、疲れたときには抵抗力が弱まり風邪をひきやすくなるので、あまり激しい運動ばかりすると逆効果になることもあります。
重要なのは適度な運動
ストレッチやラジオ体操、ジョギング等でいいんです。
とくに、仕事前やスポーツの前に行うラジオ体操はからだをほぐすのに適しています。 首や肩、肩甲骨などを回したり動かしたり、伸びを行うなどすると気持ちいいですよ。
ぬるめのお湯での入浴
リラックスするには一番 !
「お風呂に入らずシャワーだけ」という人、結構いると思うんですが、お湯に浸かるというのにはそれなりの理由があります。
まず、お湯に浸かることで全身の血行が良くなります。 そして何よりリラックスできますよね。
ストレスによるメンタル的な疲労を回復させるには
体温より2~4℃高い程度のぬるめのお湯に長く浸かるのが効果的。 目安としては少なくとも10分以上。20分くらい浸かっているのがいいです。
ぬるめのお湯での入浴は、副交感神経の働きを活発にする
副交感神経は、体を回復するときに優位に働くので、ぬるめの入浴が適しているわけです。
逆に41℃以上の熱めのお湯での入浴は交感神経の働きを活発にし、疲労回復には向くんですが、「さあこれからぐっすり眠るぞ」という場合には適していないので要注意です。
ちなみに全身浴ではなく、40℃くらいのお湯で20分くらいの足浴でも免疫力を上げるには効果があります。
お湯の中で足をマッサージしてみましょう。
足裏のツボを刺激したり指を開いたり揉んだりすると気持ちいいですよ。
バランスの良い食事
普段の食事を見直すだけで、免疫力がぐんと上がります。
簡単に言うと、偏りのないバランスの良い食事ということになりますが、あまり食べたくもない嫌いなものでも少量ずつ食べ続けると、免疫力が上がってくるわけです。
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、タンパク質、食物繊維などが多く含まれるものが理想的
ビタミンA
喉や鼻腔の粘膜を強くする作用があります。牛乳、卵、人参などに多く含まれています。
ビタミンC
皮膚や粘膜の健康維持に役立つビタミンC。ストレスへの抵抗力を強めます。
みかんやレモン、キウイなどの果物やじゃがいも、さつまいもに多く含まれます。
ビタミンE
からだの酸化を防ぐ作用があり、血管の健康を保ち、毛細血管の血行も良くします。鯖、アジ、ししゃもなどの魚類やナッツ類、緑黄色野菜に多く含まれます。
ビタミンA、C、Eは組み合わせることでより高い能力を発揮します。
タンパク質
健康を維持する免疫細胞を作り出す重要な栄養素です。これが不足していると免疫力低下につながります。
タンパク質を多く含む食材として手軽に入手できるものには、鶏ささみや胸肉、豚ヒレなどがあります。 チーズ、豆乳、スルメなどから簡単手軽に摂ることができますよ。
食物繊維
直接免疫力を高めるためのものではありませんが、腸内の働きを活性化させ、免疫力を高める善玉菌であるビフィズス菌の増殖と、悪玉菌の毒素を薄めて排泄させる役割を担っています。
ヨーグルトや納豆などの発酵食品にも腸内環境を整える働きがあります。
食べ物で腸内の免疫細胞を活性化させる事が重要ですが、暴飲暴食には気をつけましょう。
自分の好きなこと・やりたいことをする
本を読んだりゲームをしたり、テレビやビデオを見たりボーッとしたり。
趣味や好きなことをするとストレスの発散になるし、リラックスもできますね。
心配事があったら解消するのが一番ですが、簡単に解決できないこともあるでしょう。
でも少しでも心配事を忘れないと、ストレスはたまる一方ですね。
楽しいことを考えたり、笑って過ごすと免疫細胞も活性化します。
とくに責任感が強い人はストレスもたまりがち。
時には気を抜いて、ムリをしないことも大切です。
さいごに
加齢で体力が落ちたり、からだの機能が衰えるのを改善するのはなかなか難しいところがあります。
でも食べ物に気をつけたり、からだを温めたりすることで、少しでも改善は見込めるはずです。
よく寝てやりたいことをやって、ストレスをため込まないなど、ここで書いたことは簡単に実践できるものばかりです。
最近風邪を引きやすくなったなと感じるようなら、一度ためしてみることをおすすめします。
コメントフォーム