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胃痛胃もたれ胸焼けを解消!胃に効くツボ
胃がシクシク痛む、食べすぎて重苦しい、胃酸がこみ上げてきて気持ち悪いなど、胃に関するトラブルは色々です。
もともと胃の弱い人も食べ過ぎる人も、ツボの刺激で食欲や胃弱をコントロール。
一見すると胃とは関係なさそうな場所にあるのに、普段から刺激していれば胃弱の人でも胃が健康になっていくツボがあります。
今回は胃に関するトラブルの、予防や解消に役立つツボについてみていきます。
胃の不調を解消するにはこんなツボが効く
胃の痛みに効くツボ
ストレスからくる神経性の痛みに効果が持てるツボです。
- 内関(ないかん)
- 梁丘(りょうきゅう)
- 足三里(あしさんり)
- 脾兪(ひゆ)
- 胃兪(いゆ)
内関
腕の内側、手首のしわから指3本分肘よりの、2本の筋の間にあるツボです。
ストレスによる胃痛を抑え、むかつきも緩和してくれます。
反対の手で腕をつかむようにして親指を当て、グッと押してみましょう。
むかつきのあるときには、ゆっくり深呼吸しながら強く押します。
梁丘
ひざのお皿の上部外側にあるツボです。凹んだところに当たります。
血行不良などによる胃の痛みや吐き気などを和らげ、胃酸過多にも効果があります。
両手でひざをつかむように持ち、左右の親指を重ねて強く押します。
足三里
ひざのお皿の外側下部の凹みから、指4本分下に位置します。
胃腸の働きを整え、免疫力も高めてくれます。
このツボも梁丘同様、左右の親指を重ねて押します。
脾兪
背中にある、自律神経を整えるツボです。
肩甲骨の下からさらに指2本分下がった高さの、背骨から左右それぞれ指2本分のところにあります。
神経性の胃痛の他にも、食欲不振や消化不良などにも効果があります。
胃兪
同じく背中にあり、胃痛や胃炎に効果の持てるツボです。
脾兪からさらに指2本分下に位置します。
このツボも自律神経を整えるので、神経性の胃痛を和らげます。
脾兪・胃兪ともに、仰向けに寝た状態で両手を背中に差し込み、拳の出っ張った骨で指圧します。
ゴルフボールを背中にはさんで押すのもいいですよ。
胃兪も脾兪も、痛みはないときでも胃弱の人が普段から押していると、胃が健康になってきます。
胃の周辺を温めるのもいい
押す位置がよくわからない・わかりにくいときは、おおよその位置を押してみて気持ちのいいところを探ってみましょう。
とくに背中など、直接見ることができない・押しにくい場所にあるツボは、カイロやドライヤーなどで温めるのもいい方法です。
胃の周辺に使い捨てカイロを貼ったりドライヤーの温風を当てると、周辺の血行が良くなります。
ただしカイロを直接からだに貼ったり、ドライヤーの温風を当て続けるのはやけどのもとです。
カイロは必ず服の上から、ドライヤーは10〜20cmほど離して揺らしながら当てるようにしてくださいね。
胃もたれに効くツボ
食べ過ぎなどにより胃が重苦しく感じる時に押すと効果的です。
- 内関
- 足三里
- 中脘(ちゅうかん)
中脘
胃の中心を意味するツボ。
みぞおちとおへその中間に位置し、胃の働きを整える効果があります。
仰向けに寝て両ひざを立てます。
両手の中指を重ねてツボに当て、息を吐きながら10回ゆっくり押します。
自分が気持ちいいと感じる範囲で押すのがポイントです。
胃に当たる部分なので、食後すぐには指圧しないよう注意しましょう。
胸焼けに効くツボ
- 梁丘
- 中脘
- 気舎(きしゃ)
- 巨闕(こけつ)
気舎
鎖骨上部の凹んだ部分、首の中央から左右それぞれ指2本分のところにあります。
吐き気やむかつきなど、胸焼けの症状を緩和するツボです。
片方ずつ、苦しくない程度の力加減で3〜5秒、ぐっと押しこみます。
反対側も行い、これを5回ほど繰り返します。
巨闕
みぞおちのすぐ下、尖った骨から指2本分のところに位置します。
吐き気・おう吐などを抑えるのに効果があります。
両手の親指以外の4本の指を揃え、広い範囲でツボに当てます。
強く押さず、優しくマッサージするように指圧します。
他にもある胃に効くツボ
胃の調子を整える万能のツボ
合谷(ごうこく)
人差し指と親指の骨が合わさるところの内側、少し凹んだ所にあります。
胃痛・胃もたれはもちろん、頭痛や肩こり、下痢、便秘、眼精疲労など、いろんな症状の緩和に効果のある万能のツボ。
自律神経を整え、血行促進にも効果があります。
手の甲側に親指がくるようにして、人差指と親指でツボを挟むように持ちます。
グリグリとマッサージするように親指を押し込みます。
強すぎずゆるすぎず、気持ちいいと感じる範囲で指圧しましょう。
食べ過ぎを抑えるツボ
渇点(かってん)・飢点(きてん)
ともに耳の付け根あたりにあるツボで、左右に一つずつあります。
渇点は耳の穴の手前上部、飢点は耳の穴手前下部に位置します。
食欲を抑える効果があるのでダイエットにも使われているようです。
つまようじやヘアピンなどの丸い側を使って刺激します。
少し痛いくらいの強さで、グッグッと10回押してみましょう。
食べる20分くらい前に行うのがポイントです。
さいごに
今回は胃に関するトラブルを解消するツボをご紹介しました。
ツボと言っても人によってその位置は微妙に違ってきます。
少しポイントがずれていたりもするので、自分で気持ちいいなと感じるところを探りながらやってみるのが一番です。
わかりにくい、見つけにくい、探しづらいというときには、先に書いたようにカイロを貼ってみる、ドライヤーで温めるなどして血行を良くするのもいい方法です。
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