精神的・身体的・社会的にもすっきり爽快!
脳の疲れは体調不良の原因!?疲労回復には何がいい?
スマホやパソコンでのネット検索、ゲームやアプリでの情報過多の現代社会で脳の疲れはたまる一方。
脳が疲労するとその機能が低下します。
これだけ見ると、物忘れやうっかりミスをしがちになるのかなと思ってしまいます。
ところが、脳疲労というのは肥満や不眠、うつ病など、意外な病気や症状にもつながるんです。
今回は脳疲労と、その回復にはなにがいいのかを見ていきます。
脳が疲労するとこんなことになる
思考の低下だけじゃない
外部からの情報であふれかえると、脳が休まる暇がなく、過度のストレスがかかります。
機能が低下し、まず思考が鈍くなり、判断力・注意力・記憶力などの低下につながります。
脳疲労による物忘れは、若い人や高齢者に関係なく起こります。
考えがまとまらなかったりやる気が起きなかったり、まずこれから自分が何をしたらいいかさえわからなくなることもあります。
学生なら勉強がはかどらない、仕事をしている人なら作業効率が悪くなったりミスが多くなったりします。
注意されても同じミスをしてしまうことだってあります。
でも、脳の疲れは判断力や記憶力の低下といった考えることに関する機能の低下だけではありません。
なんだかからだがけだるいと感じるのも、実は脳疲労が原因です。
メタボや肥満の原因に
司令塔である脳は食欲や物欲、睡眠欲などもコントロールし、食べる・眠るといった司令を出します。
ご飯を食べて「もうお腹いっぱいだ」と感じるのは、脳がそう判断しているから。
ところがその脳の働きが落ちていると食欲もコントロールできず、次から次に食べ続けてしまうこともあります。
とくに味の濃いものや甘いものを食べ過ぎ、メタボや糖尿病にまで発展するケースもあるんです。
不眠やうつ病になることも
自律神経の働きにも影響して不眠が続いたり、感情表現や表情の変化も乏しくなったり、免疫力低下の原因にもなります。
長い時間脳を使い続けたり、ストレスやプレッシャーなどで脳に疲れがたまってくると、疲労を回復・調整するためにセロトニンというホルモンが分泌されます。
脳の疲労が度重なるとセロトニンがどんどん使われ、不足していきます。
セロトニンには不安を取り除く作用があります。
だから不足したり働きが鈍くなると、うつ病の原因にもなりかねないんです。
関連記事
外部からの情報が多いほど、脳は多くのストレスや緊張などの疲労を抱えていることになります。
脳疲労回復にはなにがいい?
よけいな情報の遮断
まず最初にできることは、過度の情報を遮断することです。
パソコン・スマホ・ゲーム機などから少し距離をおいてみましょう。
そしてボーッとすることです。
遠くが見えるところで、なにも考えずに5分ほど景色を眺めるだけでもリフレッシュ効果があります。
仕事の合間にというわけにもいきませんが、昼食後など、20分くらいの仮眠をとるのもいいですよ。
関連記事
炭水化物の摂取
歩いたり運動したり、からだを動かしているわけでもなく、頭を使っているだけで妙にお腹がすくといった経験はないでしょうか。
実は脳というのは使えば使うほどエネルギーを消費します。
何かに集中して脳が疲れてしまった・集中力も途切れたし、もう何も頭に入らなくなったというときは、栄養のつくものを摂取しましょう。
疲れたときには糖分補給と言われていますが、甘いものを食べるよりも炭水化物、つまりご飯やパンを食べましょう。
炭水化物は糖質と食物繊維で構成されています。
体内で脳のエネルギーとなるブドウ糖に変換され、チョコレートなどの甘いものほど血糖値も急上昇させることがないのでおすすめです。
軽い運動
ジョギング・ストレッチ・自転車こぎなど、軽い運動で血流をよくします。
脳は血液と酸素によって活性化します。
血行が悪いと脳の働きも落ちるし、酸素がうまく行き渡らなければ頭痛や立ちくらみなどの症状も出ます。
行うのは上記のような有酸素運動。
あまりハードな運動だと脳が興奮状態になり逆効果なので注意が必要です。
20分ほど軽くからだを動かして、「じんわり汗をかいてきた」というくらいになるのが目安です。
深呼吸
脳に酸素を送り込むのがいいので、深呼吸も効果的です。
深呼吸は脳に酸素を送り込むだけでなく、たかぶった交感神経の緊張を和らげ、脳の興奮を抑える効果があります。
運動時や運動後はもちろん、あいまを見て深呼吸すると気持ちも落ち着きリラックスできます。
音楽を聴く
横になるか座るかして目を閉じ、しばらく好きな音楽を聞いて過ごしましょう。
昔聞いた曲を今聞いてみると、当時の情景や思い出が蘇り、忘れていた記憶が思い起こされることだってあります。
お風呂につかる
お風呂は心身ともにリラックスできる場所ですね。
考え事をするのにお風呂に入るという人も多いはず。
入浴は血行もよくし、緊張もほぐしてくれます。
ただし、熱いお湯につかるのは逆効果になります。
温度は体温より3〜4℃高い程度の「温めのお湯」がベスト。
10〜15分ほどつかると、気分をリラックスさせる副交感神経を活発にさせてくれます。
ガムを噛む
ものを噛むことで脳が活性化するということ、聞いたことないでしょうか。
集中力を高めるために、大リーガーがガムを噛みながらプレーするというのを知っている人は多いと思います。
ガムを噛むというよりは、咀嚼が脳の活性化につながるというわけです。
ガムに限らず、ごはんを食べるときにもよく噛むことを心がけると、脳の老化防止にもいいんですね。
あとがき
自宅であろうが出先であろうが、移動時であろうが、どこに行くにもスマホがいっしょというのが当たり前になってきましたね。
歩いていても電車の中でもじっと画面を見続けている人は大勢います。
スマホや携帯ゲーム機がなかった時代は、電車の中じゃ本を読むか眠っているかしたもんです。
せめて電車の中は頭を休める時間として使ってみてはどうでしょう。
私は瞑想の時間として有効活用しています。
コメントフォーム