精神的・身体的・社会的にもすっきり爽快!
飲んだらするな・するなら飲むな!アルコールが筋肉に及ぼす影響
暑い日が続くとついつい飲んでしまいがちになるビール。
特に運動して汗をかいたあとのビールは格別です。
筋トレや激しい運動をしたあとにキュ〜ッといっぱい!
アルコールで疲労感も緩和されるし、確かに旨いんですが、ちょっと待って!
あることを知っておかないと、酔っ払う以外にあとから悔やむ思いをすることになるかもしれません。
筋トレ後のビールは旨い!でもNG
スポーツクラブや自宅で筋トレを続けている人にとっては、運動前の飲酒はNGであることは当たり前。
血圧・心拍数が上昇し、からだに大きな負担がかかる上に、飲酒の量によっては判断力も反応も鈍って思わぬ事故につながるからですね。
じゃあ、トレーニング後ならビールガンガン飲んでもいいよね?
というのも、またOKとも言えません。
その理由は、内蔵に負担をかけるから。
トレーニング後は筋肉の疲労とともに、内臓も疲労しています。
そこへアルコールの大量摂取が加わると、肝臓への負担が大きくなるというわけです。
ジムなどで、筋トレを散々やったあと、バイクやトレッドミル、エアロやボクササイズなんかをやって汗をかくと、その後のビールが格別なものになります。
まさに8年ほど前まで、私がこんなことやってました。
終わったあとみんなで「ご飯食べに行こう!」と、居酒屋直行コース。
激しい運動で汗をかいたあとにビールをゴクゴク。
でも、これだけの運動をすると相当に内蔵もへばっています。
汗をかいたので、からだから抜け出た水分やミネラルの補給も必要です。
ところがビールを飲むと、利尿作用でよけいに水分が流れでてしまいます。
それだけでなく、アルコールの代謝にミネラル分をはじめとする栄養素が大量に使われ、よけいに内部からからだを壊す引き金になってしまうんです。
アルコールが筋肉を分解する!?
今から思うと、ストレス発散というメリットしかないようなことをやってましたね、昔は。
せっかく筋肉痛とともに強化が図れるであろうトレーニングも、この飲み会で0の状態に。
いえむしろマイナスです。
というのも、アルコールを摂取することによってコルチゾールというホルモンが分泌されるから。
コルチゾールは筋肉を分解し、脂肪に変える働きがあります。
主にストレスによって分泌され、激しい運動でからだがストレスを感じた時にも分泌されます。
コルチゾールの分泌を抑えるために、運動時・運動後には水分・ミネラルと並行し、糖質の補給も必要となります。
筋肉を分解してしまうホルモンが分泌されると、せっかく筋トレをしてもなんの意味もありません。
このホルモンの分泌を抑えるには、糖質の補給の他にも
- アルコール摂取を控える
- 十分に睡眠をとる
というのがあります。
遅くまで飲み続けると、やはり良い睡眠はとれませんね。
筋肉を酷使した日はたんぱく質やミネラル・糖質などを摂って、ゆっくり休むのが一番。
肝臓もゆっくり休ませましょう。
人によっては
月曜は脚
火曜は胸とお腹
水曜は腕と肩…
などと、部位をわけて毎日筋トレしますね。
私は2〜3日おきにまとめて行い、休筋日を作っています。
なので筋トレしない日が飲む日になっています。
筋トレも毎日せずに、暑いけど毎日のビールも控えて、双方の日をずらせばいいわけです。
激しい筋トレをおこなうと筋肉痛が起こります。
筋繊維が壊れたという合図ですね。
筋肉・筋繊維は一度壊れることで、再生しようと前よりも強くなります。
これを超回復と言うんですが、壊れた繊維が治るのに2〜3日かかります。
この間にまた筋繊維を痛めるような激しいトレーニングをすると、筋肉は壊れる一方。
重い負荷での筋トレは2〜3日おきにするのがいいとされるのは、こうした理由からです。
もうひとつ、アルコールはテストステロンの分泌を抑制してしまう、と言うことがあげられます。
テストステロンとは男性ホルモンで、このホルモンが分泌されることで筋肉がつきやすくなります。
女性より男性の方が筋肉がつきやすいのはこの男性ホルモンのお陰です。
ところが筋トレ後にビール(アルコール)を飲むと、このホルモンの分泌が阻害され、筋肉の発達に悪影響をおよぼすことになるんです。
ジムで筋トレをする日が週3〜4日なら、それ以外の日を飲む日にするといいわけですが、中には夕食時、水代わりにワインやビールを飲む人もいますね。
お酒はメインではなく、あくまでも水のかわりです。
私がまさにそうなんですが、せいぜい350ml程度なので、決して飲み過ぎという部類には入りません。
これくらいなら、さしてトレーニング後の筋肉に影響はないと言われています。
あとがき
お酒は飲み過ぎたり、少量でも毎日飲み続けると、それだけで筋肉を壊すことにつながります。
せっかく健康的な、からだにいいことをしていても、これでは本末転倒になってしまいます。
筋トレしてるのに、ひと夏終わる頃にはすっかり腹筋が見えなくなってしまっていたなんてことにならないよう、休肝日もとりましょう。
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