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夏バテの解消は生活習慣の見直しが基本?
暑い日が続くとからだがだるくなって食欲も減退します。
そのうち疲労感がどっと出て動くのも億劫に。
いわゆる夏バテというのになってしまったら、こんな感じですね。
夏は暑いから、誰でも普通にこうなるんじゃないの?
いえいえ、誰もがこんな感じじゃありません。
夏バテでからだがだるくなるのは、それなりの理由や原因があります。
それがわかればだるい思いをしなくてすむわけですね!
夏バテが起きるわけ
普段正常に動いているからだの機能が、暑さのせいでおかしくなってしまうことがあります。
夏バテの症状で真っ先に思いつくのが「気だるさ・疲労感」ですよね。
激しく運動したあとのように、どっと疲れが出て、歩くのも億劫な状態になってしまいます。つまり夏バテとは暑さで疲れた状態のこと。
その疲れを生む原因として考えられるのは
- 発汗・水分の不足
- 自律神経の乱れ
- 睡眠不足
などが挙げられます。
発汗・水分の不足
これはすなわち体力の減退につながります。
気温が上がると体温も上がってきますね。
ぐんぐん上がる体温を一定に保つため、からだは汗をかいて調整をします。
自分でも気づかないうち、人は1日に3リットル以上もの汗をかいているんです。
そして汗をかく際に、かなりのカロリーを消費します。
3リットル相当の汗が出るというのは、クロールで1時間泳ぎ続けたくらいの運動量になります。
知らず知らずのうちにヘトヘト状態になっているというわけですね。
その上、脱水でミネラルが失われたままだと体温調節もしづらくなり、倦怠感も現れます。
暑いと誰しも当たり前のように水分を摂ります。摂りすぎということもあるかもしれません。摂りすぎた水分は汗として放出されますが、そこでもやはりエネルギーが使われます。
そして胃液も薄くなって食欲も減退し、ますます体力が落ち、疲労感に襲われるわけです。
自律神経の乱れ
ここでも発汗が関係してきます。
現代社会では室内環境を快適にするためにエアコンを使用しますね。
でも、寒いくらいに効きすぎた冷房の中にいると、本来体温を調節するための汗が出なくなります。
これには自律神経が関係していて、からだが冷えすぎると体温の調整機能が麻痺し、汗をかかなくなってしまうんです。
外の暑い日差しや空気と、室内の冷房と言った、激しい温度差をひんぱんに繰り返すと、自律神経のバランスがおかしくなってしまいます。
発汗もこの自律神経の働きによるものなので、汗で体温を調節することができず、疲労感が現れます。
睡眠不足
疲れは睡眠によって取り除かれ、眠ることで体力は回復します。
ところが暑いとどうしても寝苦しくなり、睡眠不足に陥ると、疲労は回復することなく、疲れは溜まる一方になります。
胃も疲れたまんまだと当然食欲も減退し、夏バテから抜け出せない負のサイクルに陥ってしまいます。
夏バテ解消・生活習慣を変えてみよう
今まで、暑いからって部屋の冷房をガンガン下げたり、ご飯もろくに食べずに冷たい飲み物やアイスキャンデーばかり食べてきた。
という人は真っ先に体力が落ちて夏バテしてしまいます。
この生活習慣を見直して、だるいな〜なんていう感覚に見舞われることなく、夏を乗り切りましょう!
水分は摂りすぎてもダメだし、補給しないのもダメ!
人間のからだは約60%が水分です。つまりそれだけ水分は重要だといえます。
汗で流れでた水分は、補給しないと脱水状態になってしまいます。
脱水症を起こしてもミネラルや体力が失われ、疲労・ときにはめまいを引き起こすこともあります。
摂りすぎても胃液が薄くなって消化も悪くなり、胃もたれ・食欲減退につながり体力も落ちる一方。悪循環ですね。
冷たいものの飲み過ぎでからだを冷やすのも、内臓機能を弱らせてしまいます。暑いからといって冷たいものを飲むのではなく、逆に温かいものを飲むほうが胃腸への負担が少なくすみますよ。
コーヒーやビールは利尿作用があり、飲んでも短時間で排出されてしまうので、水分補給としていいとはいえません。ミネラルを含んだ麦茶や飲料水で水分と同時にナトリウムやカリウムを補給することも大事です。
クエン酸を含む飲み物は疲労回復にもつながります。
ミネラルやクエン酸の補給にいい飲み物の作り方について書いています。
体力回復に必要な、栄養価の高いものを摂取しよう!
暑いと食欲も減退します。
ついついそう麺やざるそばばっかり食べてしまいがちですが、栄養の偏りや十分に補うことができないなどで、体力は落ちていきます。
朝は食べないという人や、冷たいものや好きなものばかり食べている人も、炭水化物・タンパク質・脂質、そしてビタミン・ミネラルのバランスを考え、1日3食バランスよく摂取しましょう。
玄米や豆類、うなぎ、豚肉などのビタミンB1を多く含む食べ物が、夏バテ予防にはいいですね。
キムチやカレーなどの辛いものは、食欲増進につながりますよ。
暑い夏に、体温を下げるのにいい食べ物についてこちらに書いています。
外と室内との急激な温度差を避けよう!
からだを冷やし過ぎないよう、なおかつ外との温度差を広げ過ぎないよう注意。
自律神経のバランスが崩れないよう、エアコン温度は高めに設定し、扇風機などの併用で涼をとるようにしましょう。
設定温度は28℃が理想です。
十分な睡眠をとって体力を回復させよう!
睡眠は疲労回復に絶対必要なものです。
ヒトのからだは眠っている間に自己を治癒していくんです。
夜更かしばかりしているといつまでたっても疲れは取れません。
疲れたからだはしっかりした質のいい睡眠をとることで、すっきり回復していきます。
ざっと紹介しましたが、どれも簡単にできることばっかりですよね?
ただ、夏は暑さのせいで体力も落ちているので、上のどれかが欠けると夏バテしやすくなるわけです。
あとがき
体力が落ちる。
疲れがとれない。
水分が不足している。
などが、夏バテの原因。
これらを一つ一つつぶしてやれば、夏バテ知らずの楽しい夏が過ごせるはずです。
疲れたときはどうしたらいいか?を、ちょっと考えるだけで夏バテの対策になります。
体力が落ちる前に、運動を心がけ体力づくりをするのもいいかもしれません。
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