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いぼ痔が元に戻らない!歩けないほど痛い痔の体験

 


こんにちは、管理人のかいりです。

私は過去に、ひどい痔になったことがあります。

 

あまり知られていないけど実は痔を患っている人は多く、周りに相談できずに悩むことも多いようですね。

 

病院に行くのも恥ずかしいとか、いずれ自然に治るだろうと思って放っておくと、後々大変なことになる場合もあります。

 

今回はそうやって痔を放置していた私の体験談を交えてのお話しです。

 

 

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ひどいいぼ痔は元に戻らない!?

 

私は子供の頃から便秘がちでした。

と言うより、便意を催してもすぐにトイレに行かない子供でした。

 

そのせいか、排泄時にお尻が痛むことがよくあり、肛門が切れて血が出ることもしばしばあったわけです。

 

さらに私は少々神経質なところがあり、残便感が嫌なので、すっきり出切るまでトイレに篭ることがよくありました。

 

大人になってからも便秘をするとしばらくトイレに篭りがちになって、そのうち肛門が痛くなって腫れを感じるようになったんです。

 

トイレのたびに、便秘ではなく普通の便であっても肛門がぷっくりと腫れて外側に飛び出す感じがするようになり、その都度押して元に戻していたんですが…

 

やがて一旦は内側に収まっていた腫れが、ちょっとしたことで外に出るようになってきました。

 

痔は痔核(じかく)・裂肛(れっこう)・痔瘻(じろう)の3種に分類されます。

 

痔核はいぼ痔と呼ばれるもので、私の場合はこれに当たります。

 

ただ、普段は痛みなど全くないので、その当時はそれが痔だとは思いもしなかったわけです。

 

とにかく肛門がギュッと締められないのでおしりに力が入らない・からだ全体にも力が入らなくなりました。

 

押せば元に戻るので、これまでは特に気にすることなくやり過ごしてきました。

 

ところが、そのうち歩いているときや、しばらく立ちっぱなしのときなどにも肛門がぷっくりでてくるようになりました。

 

痛みは排便のときだけだったのが、あるとき、立っているだけで痛い・横になっていてもうっ血して痛みが出る…というまでになってしまったんです。

 

 

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歩けないほど痛くなって受診

 

やがて歩いている途中でもぷっくりと出て、足を動かすだけでお尻の穴に杭を刺されたようにズキン!と痛むようになり、私はここでようやく病院へ行くことにしたわけです。

 

そしてくだされた診断結果は言うまでもなく痔核、いわゆるいぼ痔だったんですが…

 

いぼ痔にも種類があります。

 

痔核(いぼ痔)は直腸下部・肛門の血管がうっ血して静脈瘤になったものです。

静脈瘤のできる場所によって外痔核内痔核に分けられ、そして痔核が外に飛び出したものは脱肛となります。

 

外痔核は肛門の縁、つまり外側に大豆ほどの血の塊ができるものです。

知覚神経の発達している部分なので痛みを伴います

 

内痔核は内部にできるものですが、軽いものから重度のものまで段階があります。

軽いものは痛みはありませんが重度のものは激しい痛みがあります。

 

内痔核の段階


1度:内部にいぼができていても痛みがないので痔の自覚がない

 

2度:排便時にいぼが外に出ることがあるが排泄後に自然に元に戻る

 

3度:排便時にいぼが外に出るが指で押すと元に戻り、痛みもない

 

4度:いぼが飛び出たまま押しても戻らず、激痛を伴うこともある

 

 

2〜4度は脱肛と呼ばれ、私の症状はまさにこの4度の脱肛でした。

 

内痔核は軽いうちならいぼの自覚はほぼありません。

なのでこの段階で受診していれば手術なしで、座薬や塗布薬などで処置できます。

 

少々進行していると手術も必要になってきますが、それでも入院を必要としない日帰り手術ですむ場合もあります。

 

私の場合はかなりひどく、4度に相当する状態だったので、入院して手術することが決まりました。

 

期間は10日間です。

状態がひどいと切除したあと大量出血する場合もあるので、10日も入院させるんだそうです。

 

病名は痔核、症状は脱出、手術内容は痔核根治術というものでした。

腸内ポリープ同様、腫れた部分を縛って焼き切るというやつです。

 

で…

 

手術自体は眠っている間のことなので、起きたときには無事終わっていましたが、その後退院してもしばらくは薬と通院とが必要でした。

 

通院は4~5回でしたが、塗布薬や座薬、ガーゼの交換など、清潔に保つためのケアが約1ヶ月続きます。

 

手術後は生まれ変わったようにからだが軽くなり、思い切り動かせるようになりました。

実を言うと、手術前はちょっと運動したくらいですぐ動けなくなっていたんです。

肛門に力が入るか入らないかで、かなり負担が変わってくるというのを実感したわけです。

 

今思うともっと早く受診していれば、当然手術の必要もなかったかもしれないし、やっても日帰り手術で済んだかもしれません。

だましだましやってきたことで損をしていたわけですね。

 

負担なくからだが動かせるおかげでお腹の調子も良くなり、それまで便秘と同じくらい頻繁に起こっていた下痢もしなくなりました。

いまでは毎日快便続きです。

 

さて、では放置していたからとはいえ、ズルズルとこんな状態になってしまったのは、一体何がいけなかったんでしょう。

 

 

痔になりやすい要因

 

便秘


まず痔になる原因で挙がるのは便秘です。

 

便が詰まって出にくくなり何度も力む・硬く大きい便が肛門を傷つけるといったことが原因となるわけです。

 

私も残便感がなくなるまで出し切ろうと、ずっと座っていたのが原因になっています。

 

 

立ちっぱなし・座りっぱなし


ずっと椅子に座ったままのデスクワークや運転の仕事をしている人も痔になりやすい傾向にあります。

 

座り仕事で肛門が圧迫されうっ血する、立ったままでも肛門に血が集中し、さらに重いものを持つ仕事の人は力むので、より痔になりやすいようです。

 

 

刺激物やアルコールの摂り過ぎ


辛いものを食べたあとの排便で、お尻が痛くなった経験がある人もいるかと思います。

 

激辛の香辛料やアルコール類は肛門に負担をかけることがあるので、過剰摂取には要注意です。

 

 

管理人・かいり

私は当時、デザイン関係の仕事をしていたんですが、仕事中はずっと座りっぱなしです。

仕事の後もジムでバーベルかついでスクワットとかやってたから、かなりお尻に負担がかかってたんでしょうね。

 

さえこ
その時はまだ痔の自覚ってなかったんですか?

 

押すと戻る3度あたりだったんで、普通に続けてたんですね。

そのうちだんだんひどくなっていきましたけど、それもやっぱり便秘なんかを繰り返してたからでしょうね。

 

 

痔を患ってる人は運動しないほうがいいのかしら?

 

 

そんなことはないんです。

いぼ痔はうっ血して静脈瘤ができるものなので、血行をよくしてやるのが改善策です。

 

術後なんかの出血しやすいときなら別ですが、薬で処置している軽度の場合なら、適度な運動は推奨されていますよ。

私の場合はひどくなっていたのでかえってお尻に負担がかかってしまいましたが…

 

じゃあお風呂なんかもいいわけですね。

 

そうです。

温めるだけじゃなく、常に清潔にしておくことも肝心です。

 

 

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あとがき

 

10日間も病院で寝たきりだったのは苦痛でした。

何よりお尻に力を入れることができないんです。

 

二足歩行の人間は、ただでさえ肛門がうっ血しやすく、お尻に負担がかかりやすいといわれています。

便秘に気をつけ、違和感があったら早めに受診することです。

 

私の残便感は、ひょっとしたらいぼによる違和感だったのかもしれません。

 

便が残っているからと思って力みすぎると、かえって痔核を肥大させることにもなりかねないということですね。

 


 

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管理人:かいり 

介護福祉士の資格を持つ管理人、

健康すっきり生活館の館長・かいりです。

仕事で経験したこと、学んだことをメインに実のある情報をお届けしていきます。

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