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介護の仕事をしてみたい!資格の種類やかかる費用はどのくらい?
まったく畑違いの仕事から、転職して介護の仕事をしようと思った。
自分に何ができるかなと考えて、介護の仕事があっていそうと思った。
でも…資格も経験もないのにできるのかな?
若くないけど大丈夫かな?など…
色々と疑問や不安が出てきます。
まあ無理もないですね、未知の世界のことなんですから。
というわけで今回は、どうすれば介護の仕事ができるのか?資格や取得のための費用や時間について見ていきますよ。
どうすれば介護の仕事ができるの?
こんにちは!
健康すっきり生活館の館長こと、管理人のかいりです。
介護士になるにはどうすればいいですかと、聞かれることがあります。
介護士とは本来介護福祉士のことを指しますが、この質問で言う介護士とは、介護の仕事をする人・介護従事者のことをさしています。
介護福祉士になるには試験を受けないといけません。
他の介護関係の資格を取るにしても研修や試験があります。
でも介護の仕事をするのに、資格は必ずしも必要ではありません。
利用者のお宅に伺ってサービスを提供する「訪問介護」には、旧ヘルパー2級・介護職員初任者研修以上の資格が必要ですが、特別養護老人ホームなどの施設内だと、資格なしでも働くことができるんです。
私の勤めていた特養でも、資格を持たずに働いている人が何人もいました。
つまり、介護士になる・介護の仕事をするには、無資格でもOKという募集を見つけて応募すればいいというわけです。
介護職ってどんなことするの?
どんなところで働けるの?
ただし、無資格だとちょっと損かな…と思えるところもあります。
あと、話し相手とか、利用者といっしょに洗濯物を片付けたりとかですね。
そうですね。
つまり無資格だと、介護の仕事全般ができない場合もあるし、資格を持ってるスタッフや看護士から雑用係のように扱われることもあるんです。
私の知ってる人たちは、みんな無資格ながら長いこと介護に従事しているので、なかなか慣れた様子で仕事をしていましたけどね。
介護職にはどんな資格があるの?
介護福祉士
介護職員初任者研修
介護職員実務者研修
介護士という呼び名は、介護従事者全般に対して使われることがありますが、本来は介護福祉士のことを指します。
介護福祉士は国家資格で、実務経験などの一定の条件を満たさないと、受験することができません。
未経験では受験することができないということになりますが、未経験でも受講して取れる資格が介護職員初任者研修です。
これは2013年に廃止されたホームヘルパー2級相当の資格で、介護従事者の基本・入門資格とも言えるものです。
介護職員初任者研修も介護職員実務者研修も、正確に言うと資格というよりは研修を終えた証明となるものです。
つまり、「あなたは介護における基礎的な知識・実務についてを勉強しましたよ」という証明です。
介護職員初任者研修を修了すると訪問介護の仕事ができます。
訪問介護職員として働くなら、この初任者研修の取得(修了)で十分でしょう。
介護関係の資格をとるのに、年齢・性別・国籍は関係ありません。経験も学歴も問いません。
受講する、あるいは試験に受かりさえすれば、誰でも取得可能です。
そしてもうひとつ、未経験の人でも取ることができるのが、同じく廃止されたホームヘルパー1級に相当する介護職員実務者研修です。
介護職員初任者研修のとの決定的な違いは、この介護職員実務者研修を修了しておかないと、介護福祉士の受験ができないということです。
つまり、実務者研修の修了が介護福祉士の受験資格に含まれているというわけです。
必ずしも介護職員初任者研修を修了した上で実務者研修を取らなくてはいけないということはありません。
将来的に介護福祉士の受験を考えている場合、実務者研修のみ取得することも可能です。
ヘルパー2級の資格を持っている場合、初任者研修を修了したものとして扱われます。
ヘルパー2級・介護職員初任者研修の修了者は、ともに実務者研修の受講時間・基本450時間が320時間に免除されます。
かかる費用や時間はどれくらい?
ここでは、未経験でも受講・取得できる介護職員初任者研修と介護職員実務者研修について見ていきます。
介護職員初任者研修
取得のための費用は、3万円代~10万円以上と実に様々です。
これは短期集中や通信講座、自分の都合のいい日にいける通学生のスクールであるかなどでこれほどの差がでるようです。
あとは主催する会社の都合などでしょうか。
ただ、費用は違っても内容に大差はなく、修了に必要なことはほぼ共通しているので、条件が合うならできるだけ安いところを探してみるのもいいかもしれません。
スクールに比べ、通信講座が圧倒的に安いんですが、カリキュラムのすべてが通信というわけではありません。
資格取得のためには全部で130時間のカリキュラムを終えなければなりません。
その中には実技があり、当然実技となると通信学習は不可能なので、スクールに通う必要があります。
ヘルパー2級の頃は10日ほどで取得が可能でしたが、初任者研修ではかかる時間も130時間は絶対です。
なのでまず10日では無理。
平日に集中して20日程かかるというわけですね。
そしてヘルパーの頃にはなかった試験もあるので、更に日数がプラスされます。
最短1ヶ月で取得というのを売りにしているところもあるので、早くてもそれだけかかると考えられます。
介護職員実務者研修
かかる費用は、すでに取得している資格があるかどうかによって違いがあり、やはりスクールによっても違います。
無資格の人が受講する場合は9万円代〜15万円前後が多く、ヘルパー2級や初任者研修を持っているなら7万円代〜13万円くらいが一般的です。
ヘルパー1級所持者で5万円代〜10万円前後、さらにその上級資格にあたる介護職員基礎研修修了者だと2万円代〜6万円前後かかるというのが一般的です。
介護職員実務者研修は、ホームヘルパー1級と介護職員基礎研修を1本化したもので、これらふたつとほぼ同等の資格にあたります。
ただし、介護福祉士を受験するためにはヘルパー1級や基礎研修を持っていても、実務者研修を修了しないといけないんです。
修了までの受講期間についても、持っている資格によって免除される講座もあるので様々。
初任者研修のように修了試験もありません。
受講期間は、無資格だと6ヶ月・ヘルパー2級や初任者研修修了者だと4ヶ月・ヘルパー1級で2ヶ月といったところです。
ただ、殆どが通信講座で自宅での勉強、スクールに通うのは1週間だけというのを売りにしている学校もあります。
むかしは、働きながら経験を積んで、無資格から介護福祉士の資格を取るなんて人もいましたけどね。
今では資格の種類やシステムが変わって、介護福祉士を受けるには必ず介護職員実務者研修を修了しないといけなくなったんで、システム改変までに駆け込みで介護福祉士の資格を取る人も多かったみたいです。
介護の仕事をするのに、必ずしも介護福祉士の資格を取らなきゃいけないということはありません。
介護職員初任者研修くらいは取得しておけば、訪問でもなんでも、介護に関わる仕事はひと通り行えますよ。
あとがき
ヘルパー2級のころは、資格取得の試験がなかったのに、介護職員初任者研修では修了試験が導入されました。
それだけ介護に関する知識も重要視されるようになったということですね。
介護職員の質をもっと上げようという、見直しが行われたわけですが、介護される人口が今後もっと増えるということを見越してのことですね。
介護福祉士の資格を取るにも、むかしは無資格でも5年の実務経験があれば受験できたんですが、今は実務者研修の修了が義務付けられています。
初任者研修にしろ実務者研修、介護福祉士の資格にしろ、それだけの過程をクリアして取得した資格を持っていたら、3K4Kと言われている介護の仕事にも、もっと自信と誇りを持てることと思います。
私ですか?
もちろん知識も経験にも自信と誇りを持っていますよ!
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