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女性や若者も要注意の生活習慣病・ロコモティブシンドロームとは何だ?

 


長時間歩けないとか、立ったり座ったりするにもひと苦労するように感じたら、それは足の関節や筋肉の衰えによるものかもしれません。

 

高齢になると、「もう歳かな」と納得してしまうでしょう。

でも、歩くのに必要な機能の衰えは、年をとるから始まるというわけではないんです。

 

若い人でもこう感じたら、単なる疲れなどではない、移動機能の障害・ロコモティブシンドロームの疑いがあります。

 

働き盛りの若い人でも、あることに注意しないと将来的に介護が必要な状態になるかもしれないんです。

 

 

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ロコモティブシンドロームって一体なんだ?

 

ロコモティブシンドロームとは、略してロコモと呼ばれる運動器症候群のこと。

歩くことに関する運動機能(移動機能)が低下した状態を言います。

 

運動器とは、からだを支えたり身体運動を可能にする器官のことをいい、骨・関節・筋肉・腱・靭帯などがこれに当たります。

 

これら運動器は連動して、歩く、立ち上がる、座るなどの動きを作り出すので、ひとつでも欠けると動作に支障が出ます。

 

つまり運動器が正常に機能・連動しなくなることで、自分の足で歩いたり走ったり、立ち上がったり座ったり、さらには姿勢の保持などもうまくできなくなるわけです。

 

進行すると要介護や寝たきりの原因にもなるので要注意!


実は、高齢になって要支援・要介護になる原因のトップは、病気ではなく運動器の障害です。

運動器症候群の割合は、意外にも認知症より高いということになります。

 

 

どんな人がロコモになる?

 

ロコモティブシンドロームの原因として考えられることは3つあります。

 

加齢で運動器が衰える

高齢になると運動器の機能が落ちてきます。

筋力や骨が弱り、神経や関節にも障害が出て、やがては歩行や階段の昇り降りにも支障が出はじめます。

 

これまで何ともなかった・気になったことなどないという場合でも、50代になったら注意が必要です。

普段の生活に支障がないから気づいていないだけで、徐々に進行しているということもあり得ます。

 

骨や関節の病気が原因になることも

骨粗しょう症や変形性ひざ関節症、脊柱菅狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)、スポーツ障害などの、骨や関節、靭帯や神経に関する病気や怪我でなる場合もあります。

つまり若い人でもなる可能性は十分にあるということですね。

 

 

 

管理人・かいり

これは私達の仕事に非常に関係が深いことですね。

 

運動器症候群は、運動器の機能不全のため、要介護になるリスクが高まります。

歩行困難だけでなく寝たきりにもなるので、我々も気をつけないといけませんね。

 

介護士・じゅり

自立した生活が困難になって、介護が必要になった人って、ほとんどが認知症が原因と思ってました。

確かに、寝たきりだけど認知症ではない人も多いわ。

 

歩行困難になる⇒歩かなくなる⇒一つの場所から動かなくなるといったことが、からだ全体や脳も衰えさせ、やがては認知症も進行させます。

 

歩けなくなると、一気に老け込んだり体力も衰えますからね。

歩くことは人間にとって非常に大事なことなんですね。

 

そうですね。

そしてこれら加齢や病気以外にも、運動器症候群になりやすい原因があります。

 

生活習慣にも要注意

現代人に多い生活習慣が、運動器症候群を身近なものにしてしまっているんです。

 

高齢者でもなく病気になったわけでもない、普通に生活している若い世代にも、運動器症候群が広がり始めています。

 

 

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生活習慣が原因!現代病ロコモ

 

便利になると危険度も上がる!?

年齢問わず、なる可能性のあるロコモ・運動器症候群ですが、加齢や病気以外でなるのはどんな人なんでしょうか。

 

それはイマドキの20代~30代の人たち。

運動しない・出歩かない・偏食などが原因となっていて、とくに女性に多く見られます。

 

からだの機能を使わないでいると、どんどん落ちていく・サビつき故障してしまうというわけですね。

慢性的な運動不足であるとか、偏った食事による栄養不足とか、現代人に多いんじゃないでしょうか。

 

運動不足とは、単にスポーツをしないということじゃなく、エスカレーター・エレベーターに頼って階段を使うことがない、近所にコンビニがあるおかげで遠くにまで買い物に行くことがないと言った、ごくごく身近な生活動作の不足ということです。

 

周りの環境が便利になる代わりに筋肉を使わなくなってしまっているんですね。

こうなると基本的な日常の動作すら、重労働に感じるようになるわけです。

 

階段を登るだけですぐに疲れるので、2〜3階でもついついエレベーターを使ってしまうという人はロコモになる可能性大です。

 

どうして女性に多い?

女性に多い理由として、男性に比べて女性は筋肉量が少ないからというのと、無理なダイエットをする人が増えているからということが挙げられます。

 

無理なダイエットをしてからだに必要な栄養が十分に摂れないでいると、筋肉も落ちる一方だし、骨ももろくなってからだを支える力が弱くなります。

 

最近なんだか疲れやすいとか、長時間歩けない・立っていられないという人は、徐々にロコモが進行しているかもしれません。

 

 

北海道出身の友達と買い物に行ったとき、電車で1駅の距離を歩くって言ったら「北海道じゃ誰もこんな長い距離歩かないよ!」ってドン引きされたことがあるんですよ。

 

その子はダイエットはしてなかったけど、電車が通ってるのに歩くっていうのには驚いたみたい。

 

みんながみんなそうじゃないと思いますが、徒歩10分くらいの距離なら、できるだけ歩くことをおすすめします。

15分続けて歩くことができないというのは、ロコモの可能性ありとされますからね。

 

そのお友達も、自宅から駅までの距離は歩くか自転車を使うかしてるだろうからまだいいですが、一番心配なのは、出歩かなくなることですね。

 

今じゃネットでなんでも買えるから、私も、日用品以外の買い物であまり遠出しなくなりました。

パソコンやスマホの普及も、出歩かないことに拍車をかけてるのかしら。

 

座り込んでスマホに熱中している若者を見かけることが多くなりましたね。

部屋でじっとしてることが多くなった若者も、まだ若いからと言ってロコモの兆候を放置していると、将来要介護になるリスクが上がります。

 

あまり動かないと、太る原因にもなりますしね。

 

 

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さいごに

 

ちなみに、無理なダイエットで痩せすぎるのもダメですが、太り過ぎもまたロコモの危険性があります。

 

体重が重くなると、ひざや足首、腰などの関節に大きな負担をかけ、運動器故障の原因になります。

 

適切な体重と筋肉、骨のバランスを維持すること。

ロコモ予防にはこれが大事です。

 

 


 

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管理人:かいり 

介護福祉士の資格を持つ管理人、

健康すっきり生活館の館長・かいりです。

仕事で経験したこと、学んだことをメインに実のある情報をお届けしていきます。

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