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冷え性体質の改善は血流を良くすること!ツボを押さえて温めろ!
冷え性は血液が末端まで行き届かない、血流の悪い状態であるとされています。
つまり血流をよくしてやると、自然と冷え性は改善されるわけです。
血流が悪いのは末端の血管が収縮して血がスムーズに流れなくなっているということ。
原因の多くはストレスや生活習慣などによる自律神経の乱れです。
そして普段身につけているものが、知らないうちにからだを冷やしたり血の巡りを悪くしていることもあるんです。
今までずっと手足の冷えが当たり前だと思っていたあなたも、呼吸やツボの刺激で自律神経を調整したり着衣に気をつけることで、冷え性体質は改善することができますよ。
血液の循環をよくして冷えを改善
呼吸法による自律神経の調整
現代社会のストレスによる自律神経の乱れで体温が下がり、手足が冷えてしょうがないという場合、呼吸法で自律神経を整えましょう。
腹式呼吸を行います。
腹式呼吸とは、息を吸ったときお腹がふくれ、吐いたときに引っ込む呼吸のしかたです。
- まず息をすべて吐き切り、お腹の中で風船がふくらむのをイメージしながら、鼻から息を吸い込みます。
- 5秒かけながら吸い込み、止めることなく、口からゆっくり息を吐ききります。
吐くときの秒数は気にしなくていいですが、ゆっくりゆったりとした呼吸を繰り返しましょう。
腹式呼吸がやりづらいときは、仰向けに寝てやると楽にできますよ。
腹式呼吸は自律神経を整えます。
息を吐くときに、リラックスする神経・副交感神経に働きかけ血管を緩めるんです。
慣れてきたら目を閉じて、一定のリズムで腹式呼吸を繰り返してみましょう。
ツボの温めによる温熱療法
冷えの対策にはからだを温めるのも一つの方法。
寒いときに使用する一般的なものには、使い捨てカイロがありますね。
このカイロ、単にからだに貼るんじゃなく、どうせならからだを温めるツボに当てたほうが合理的です。
カイロをお腹に当てる
関元・気海(かんげん・きかい)
関元はおへその下・指3本分のところ、気海は同じく指2本分のところになるツボです。
泌尿器にも効くので、冷えてオシッコが近くなるというのも改善してくれます。
カイロの長い方を横にして、おへその下にくるように貼ります。
低温やけどのおそれがあるので、直接肌に当たらないようハンカチに包むか、シャツの上から貼るようにしましょう。
お腹にはツボが集中しています。
お腹を温めると自律神経の働きを調整してくれるので、血行も良くなり、末端にも血液が行き届きます。
カイロを足裏に当てる
湧泉(ゆうせん)
足裏の真ん中より少し上、付け根の腹の線が交わる辺りにあるツボです。
血管を広げ血の巡りをよくします。
最近では靴用の使い捨てカイロが売られていますね。
この湧泉にカイロが当たるようにして靴下で調節します。
血液の循環が悪い足先も温めると同時に、ツボ刺激をして自律神経を整えます。
つま先立ちして血流アップ
ふくらはぎを動かすとポンプの役割をして血液を循環させます。
足をよく使うと、それだけ血の巡りが良くなるというわけですね。
とくに足先の血流も良くなるし、足の運動で暖められた血液は全身をめぐり、体温も上昇します。
やり方は簡単。
両足を肩幅程度に開いて、つま先立ちになるようかかとを上げ下げするだけです。
ふくらはぎが徐々に熱くなるよう意識して行います。
からだが温かくなるまでそんなにかからないはず。続けてやってみましょう!
衣類や寝具の工夫で冷えを改善
しめつけのある衣服は避けよう
からだにぴっちり張り付く、しめつけのある下着やシャツは血流の妨げになります。
年間通して手足が冷えるという場合、しめつけのきつい衣服が影響していることもあります。
冷えが顕著に現れる冬場は特にゆったりしたものを着るようにしましょう。
女性の場合は補正下着の着用も原因の一つとしてあげられます。
外ではそれも仕方のないことですが、自宅に戻ったらさっさと取り去ってリラックスできる格好になりましょう。
冬場はきちんと着込んで防寒するけれど、しめつけのない服装であるというのが基本です。
5本指ソックスがオススメ
暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまります。
つまり足元は冷えやすいということですね。
足元が冷えないようにするためには靴下が重要アイテムです。
靴下は中で指が動かせるくらい足先のしめつけがないものがいいですが、やはりゆるいものでも中で指同士がくっついてしまいます。
5本指ソックスは指1本1本を包み込むので保温性も高く、冷たい指同士の密着がなくなります。
指の間も広がるため、程よい刺激が血流を良くするとも言われています。
5本指ソックスの上からさらに靴下を重ね履きすると、足元が暖められてからだがほこほこしてきます。
ただし、指を入れるのに一苦労するというような、足に合わないきつめのものは、それはそれで血流の妨げになるので注意が必要です。
寝るときにはとくにゆったりしよう
足先が冷える人にとって就寝時の布団の冷たさは耐え難いものがありますね。
だからと言って寝るときに靴下を履くのはよくありません。
足首をしめつける靴下は、末端への血流の妨げになってしまいます。
ただし、しめつけがなければいいので、歩くときに履いていると脱げてきそうなくらいの、ゆったりしてゴムもゆるゆるのものなら問題ありません。
逆に足首は冷えないほうがいいので、しめつけのないレッグウォーマーを履いて寝るのがおすすめです。
足先の温めには湯たんぽがイイ!
あまりに寒いと、寝るときに電気毛布を使ってしまいがちですね。
でも、寝てる間中つけていると、からだが乾燥してしまいます。
オススメは湯たんぽです。
足の先など一部を温めるのにちょうどよく、次第に冷めていくので低温やけどの心配もありません。
最近の湯たんぽは意外に保温力が高く、程よい温度を朝まで保ってくれるものもありますよ!
あとがき
電気毛布はあらかじめ布団を温めておくものとして使用しましょう。
普通に寝ていても自分の体温で布団が温まり、次第に熱くなってきます。
電気毛布をつけていると、大量に汗をかいてからだから水分が奪われることになります。
風邪を引いてしまうことにもなりかねないので注意してください。
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