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耳かきで咳が出るのは病気?治す方法ってある?
耳掃除をしていると、むずがゆいような痛いような、適度な刺激があって気持ちよくなります。
でも、中には咳が出る人もいますね。
耳かきして咳が出るなんて不思議…
一体何の関連があるの?って思ってしまいます。
ちょっと異常なんじゃ…病気かなとも思ってしまいますね。
そんなわけで今回は、耳かきをして咳が出るのはいったいどうしてなのか?について見ていきますよ。
耳掃除で咳が出るのはなぜ?
咳き込みのスイッチは迷走神経
外耳・中耳・内耳とに分かれている耳の中で、耳そのものを含めた一番外側にあるのが外耳です。
耳の穴から鼓膜までの、穴の内部を外耳道と言い、そこに脳神経の一種・迷走神経というのが通っています。
迷走神経は頸部・胸部・腹部などの広い範囲にわたって分布していて、刺激を受けると反射が起こります。
例えば食べ物が気管に入りそうになったときに咳き込むのは、この迷走神経の反射によるものです。
耳かきをしていて咳が出るのも、外耳にある迷走神経が刺激されて起こる反射です。
これって病気?
刺激によって咳き込むので病気ではありませんが、刺激が強いほど咳き込みも強くなります。
耳かきで何度も外耳の内壁(外耳道)をこするとますます咳き込みが強くなる人もいれば、また逆にまったく咳が出ない人もいます。
割合としては20%の人が咳き込むと言われています。
咳が気になる!治す方法は?
放っておいても大丈夫?
耳かきによる咳込みは反射であるため、治す方法・止める方法はありません。
病気や異常ではないのでそもそも治す必要もないし、放っておいても問題ないものですが、気になるならあまり刺激しないことです。
刺激しすぎると咳き込みが激しくなるだけでなく、外耳道に傷がついて炎症をおこすことにもなりかねません。
さらには耳そうじの最中に咳き込みが起きると、耳かき棒や綿棒で耳の奥まで傷つけてしまうかもしれません。
放っておくなら耳垢の方
一般に耳くそと呼ばれる、代謝物であるはずの耳垢(みみあか・じこう)には、耳の穴の内壁を保護し、細菌感染や虫の侵入を防ぐなどの役割があります。
なので無理にきれいに取り去ってしまう必要もないものなんです。
耳垢は、耳の穴から1センチほどのところで、中から押し出されてきた剥がれた皮膚に皮脂やホコリがくっついてできたもの。
だから耳の穴からほんの1センチ程度のところにしか存在しないんです。
きれいに取ろうとして耳かき棒や綿棒をおしこむと、外耳道を傷つけるだけでなく、耳垢を耳の奥にまで押しやってしまう可能性もあります。
耳掃除はどうしたらいい?
まあ、そんなしょっちゅうするもんじゃないってことです。
そもそも外耳の古い皮膚は自分で取ろうとせずとも繊毛によって自然に外に運び出されるものです。
自然に剥がれ落ちるのを待つのが一番いいみたいですよ。
ええ〜!でも、耳の中がかゆいような、なんか引っかかってるみたいな違和感が出ますよ!?
それに耳の中から耳垢が見えているなんて嫌だわ〜!
たしかに、女性なら気になりますね。
そういうときは綿棒でそっと拭くようにしてとるといいでしょう。
100円ショップなんかで、粘着性のある、耳かき用綿棒が売られてますね。
そいつでちょこちょこ拭いてみたら、細かい耳垢は取れましたよ。
へえ…それだと耳の中引っかかなくてすむかしら。
どの程度の刺激で咳が出るかは人によって違うでしょうからね。
要は強く刺激せず、耳の中を傷つけなければいいわけです。
耳垢があるのは外から1〜1.5センチくらいのところなので、それ以上押し込まないように。
耳掃除するにしても、月に一度か二度くらいでいいようです。
館長は月に一回程度なんですか?
私は耳掃除しない方です。
ちょっと痒いなと思ったらしますけどね。
なんか耳の中に棒を突っ込むのが怖いんで…
どうせそのうちボロっと出てくるし!
嫌ー!!!
何ヶ月分ためてるの!!!!
あとがき
実際に私はあまり耳かきはしないほうです。
たまにしても咳は出ませんが、のどが少しイガイガするようなむずがゆい感じがします。
耳とのど。
どっちも耳鼻科の管轄なので、耳掃除で咳き込みなんて、なんの関係があるのと思いきや、つながりは密なわけですね。
耳の内壁をこするのは、なんだか痛痒いような気持ちよさがありますね。
これも、迷走神経の作用によるものだとか。
気持ちよくなって、強くこするのがクセになり、咳き込んでもついつい繰り返し刺激してしまうようです。
そんなときに不意に咳き込みが起きて、耳の奥を刺してしまわないよう気をつけましょう。
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