精神的・身体的・社会的にもすっきり爽快!
スースー感だけじゃないハッカ油スプレーの効果と作り方
湿度の高い日本の夏は、まとわりつく暑さで不快感が増しますね。
エアコンの風にあたってばかりだとからだに悪いし、お金もかかります。
お金をかけず、エアコンも使わずになんとか涼しさを得る方法はないかと考えて、我が家で利用しているのがハッカ油。
そもそも暑さ対策のために買ったハッカ油ですが、スースー感以外にもいろんな使い道があることを知りました。
夏、ひんやり涼しくするためだけじゃない、1年通していろんなことに使える便利なアイテムだったんです。
いろんな用途あり!ハッカ油の効果
まず私がハッカ油を買った目的は、ハッカには知覚神経を麻痺させ、夏の暑さを和らげてくれる効果があるからです。
快眠のためアロマオイルを買おうと調べていたら、ハッカ油がサッパリ爽快感を得るマストアイテムだと知ったわけです。
シャンプーやボディーソープに入れて使うとそれこそひんやりサッパリ!
以前、うちでは寝る前に一度シャワーで汗を流してから爽快バブシャワーで清涼感を得ていたんですが、ハッカ油入りのシャンプー&ソープで清涼感アップです!
そしてハッカ油の用途はそれだけじゃありません。
他にも
- 消臭
- 抗菌
- 覚醒
- 鎮静
- 虫よけ
- 抗炎症
- 鎮痛・鎮痒
などなど。
ハッカ油を水で溶かして何倍にも薄めて作ったスプレーを使用することで、こういった効果が得られます(作り方は後ほど)。
消臭効果
夏場は特に生ごみのニオイや汗のニオイがきつくなります。
腋の下や足、首周りからのニオイは、たまった汗に雑菌が繁殖することで発生するものです。
水で薄めたハッカ油を、生ごみやからだ、衣服などに直接スプレーするだけで、生ごみや汗のニオイは抑えられます。同様に服に染みついたタバコやトイレの消臭にもなるんです。
水を入れたコップにハッカ油を1〜2滴垂らせば、口臭を抑えるマウスウォッシュの出来上がりです。
抗菌効果
ニオイとともに生ごみや汗に繁殖した雑菌を抑えます。
生乾きの衣服に繁殖した雑菌や、靴に繁殖した菌に対しても、カビの予防にも効果があります。
覚醒作用
ほんの1滴、こめかみにすり付けると、ハッカの成分・メントールが効いて眠気も消え去ります。
くれぐれも目に入れない・ハッカ油のついた手で目をこすらないよう注意です。
鎮静作用
ハッカ油は神経を鎮めてくれるので、寝具にスプレーしたり、原液を染みこませたガーゼやティッシュペーパー等を枕元においておくと、気持ちのいい眠りにつくことが期待できます。
虫よけ効果
ハッカに含まれるメントールが虫よけに効果を発揮します。
部屋の隅にスプレーするとゴキブリやその他の害虫よけに、からだに吹き付けることで蚊を寄せ付けなくできるわけです。
鎮痛・鎮痒作用
知覚神経を麻痺させる効果があるので、痛みやかゆみを抑えるのにも使えます。
頭痛であれば、ほんの一滴を患部にすり付けるだけで、痛みが緩和されます。
蚊に刺された時には薄めたものをスプレーすればかゆみは緩和されるはずです。
他にも、鼻づまりが起きたときには鼻の横に1滴塗ると、メントールの成分でスーッと鼻が通っていきます。
花粉症の時期など、マスクにスプレーしておくと、染みだすメントールの成分で呼吸も楽になりますよ。
ハッカ油スプレーの作り方
もちろん、清涼感を得るにも、ハッカ油はおおいに役立ちます。
前述のとおり、うちでは300mlのシャンプーやボディソープに各20滴ほど混ぜて使っています。
そして薄めたハッカ油を直接からだにつけたり、衣服にスプレーしたり。
首筋や足の裏にスプレーすると、すごく気持ちいいですしね。
ハッカ油スプレーの作り方
必要な物は
- ハッカ油
- 水
- 100~200ml程度のスプレーボトル(アトマイザー)
これだけです。
ハッカ油は油なので水と混ざらないということで、無水エタノールを加えて混ざりやすくする作り方が一般的です。
でも、別にハッカ油と水だけでも問題ありません。
ボトルに両方を入れてよく混ぜあわせ、スプレーする前にも一度よく振ってやればいいんです。
分量と作り方です。
ボトルにハッカ油を5滴、100mlの水を入れ、よくかき混ぜるだけです。
ボトルが小さい場合、最初は水を半分ほど入れて蓋をし、よくかき混ぜてから残りを入れるといいかもしれません。
これは衣服や肌にかけて問題ない分量ですが、虫よけで網戸や部屋の隅などにかける場合は、ハッカ油の量を20~30滴に増やしましょう。
水100mlに対してハッカ油5滴ではあまり効果は期待できません。
ボトルは大きい物でもいいんですが、あまり中身は作り過ぎないようにしましょう。
というのも、ハッカ油スプレーにも効果の期限があり、約1週間~10日と言われているからです。
うちでは大きめのボトルに100mlだけ作り、外でも使えるように25mlの容器に移して持ち運んでいます。
大抵2〜3日で使い切りますが、10日もつからといってあまり長時間ボトルに入れておくと、ボトルが劣化してしまいます。
ハッカ油の性質上、1日で使いきってその日のうちに洗って乾かしておくというのがよろしいようです。
あまり使わないかなという場合は、最初から1日で使いきれるよう20〜50mlで作るといいかもしれません。
妊娠中の女性や1~2歳位の小さい子供には、薄めたスプレーでも刺激が強いので使用には注意が必要です。
うちで使っているのはコレです。
100mlのボトルでもいいですが、そうそう使い切れない場合や持ち運びを考えて、うちでは25mlの容器に移し替えて使っています。
自宅ではこんな取っ手のあるのが使いやすいです。
虫よけに使うにもこういうのがいいかもしれませんね。
上記のものは問題ありませんが、ハッカ油の成分はある種のプラスチックを溶かしてしまいます。
材質がPP、PE、PETと表記された容器を使用してください。
また、無水エタノールを使用する場合は、PETと表記された容器は溶けてしまいます。
PP、PE、あるいはガラス製の容器を使うのが無難です。
ハッカ油、無水エタノールの両方を入れても大丈夫なものだとこちらです。
大きめのボトルだと、わざわざ買わなくても100均の消毒スプレーや芳香剤スプレーの空きボトルが使用できます。
たいていのものがスプレー部やボトルそのものはPP、PE製ですが、ラベルは溶ける材質なので剥がしておいたほうがいいかもしれません。
いろんな効果があるハッカ油ですが、得られる清涼感はあくまでも体感温度を下げるだけのもの。
実際に体温が下がるわけではないので、熱中症予防のためにも水分補給は必要不可欠です。
あとがき
寒いくらいの清涼感を得たいからと、ハッカ油の分量を増やし過ぎないようにしましょう。
冷感刺激で知覚神経がダマされて汗が出なくなると、からだは涼しいと感じていても、実際にはからだに熱がこもったまま。なのに体温調節ができないという困ったことになります。
お風呂やシャワーで使う際にも、入れ過ぎは禁物です。
実際に肌にかける用途の場合、湯船には4~5滴、かけ湯をする場合は洗面器に張ったお湯に2~3滴垂らすだけで十分です。
強い清涼感を期待して湯船に垂らしすぎると、いくらお湯が熱かろうと、とんでもない寒さに震える思いをすることになるので要注意ですよ。
暑さ対策に関するまとめ記事も書いています。
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