精神的・身体的・社会的にもすっきり爽快!
花粉症で鼻の中が切れてるように痛い!?原因は…乾燥?
鼻をかんだときやくしゃみを抑えようとして鼻をつまんだときなど、そのときだけの一時的なものではなく、怪我をしたように鼻の中にずっと痛みを感じる…
私はこれ、花粉症で鼻水の止まらないことが長く続いたときに起こります。
鼻血は出ないのに、鼻の奥が切れてるような痛みが何日も続くんです。
今回は花粉症やアレルギーによる鼻炎で鼻の中が痛くなることがあるのか?その原因について見ていきます。
花粉症で鼻の中が痛くなる?
内部に傷がある・腫れているなどが考えられますが、これらは流れ出る鼻を何度も何度もかんだり、ムズムズするからいじることで粘膜に傷がついてしまい、そこにバイ菌が入って炎症を起こすからです。
鼻の中(鼻腔)は粘膜に覆われ湿っています。
粘膜や鼻毛によって、ホコリや花粉、雑菌の侵入を防いでいます。
鼻の粘膜は薄く、多くの毛細血管が通っているので、鼻をかみすぎたりいじりすぎたりすると、傷がついて出血しやすくなります。
デリケートな鼻腔の粘膜を過度に触ることで傷がついたり、そこにバイ菌が付着して炎症が起き、かさぶたのようになったりニキビのような腫れ物ができたり、あたかも切れたかのような痛みが出るわけです。
そんなに鼻をかんでいない、あるいは鼻の中をいじったりしていないなど、つまり心当たりが無いのに痛くなる場合、鼻の中の乾燥が原因と考えられます。
寝ている間に口が開いていて、朝起きたときに乾燥した口内が痛かった経験をしたことはないでしょうか。
水分が失われることで皮膚が突っ張って痛みを感じるんですが、鼻の中でも同じことが起こっているんですね。
粘膜が乾燥してしまうと、ちょっとした刺激で痛みを感じたり鼻の中も傷つきやすくなったり、鼻腔に付着したバイ菌等も繁殖しやすくなります。
つまり乾燥が、鼻腔の傷や雑菌の繁殖、炎症などを容易に引き起こしてしまうというわけです。
私はよく、春の花粉症の時期に鼻の奥が切れたように痛くなったり、鼻の頭や穴の内側が赤く腫れることがあり、数週間続きます。
鼻水が止まっているときは硬い鼻くそが溜まっていることもあるので、内部が乾燥しているということですね。
花粉症って鼻水が流れ出てくるんだから鼻腔の乾燥とは無縁なんでは…?と思いますが、一体どうして乾燥してしまうんでしょうか。
花粉症で鼻の中が乾燥する原因
- 点鼻薬の使いすぎ
- 鼻腔のいじりすぎ
- 体内の水分不足
- 抗ヒスタミン薬の服用
点鼻薬の使いすぎ
花粉症で鼻水や鼻のかゆみが治まらないとき、サッと使えて便利なのが点鼻薬です。
点鼻薬には鼻水を抑える効果がありますが、あまり使いすぎると逆に鼻の粘膜を乾燥させてしまいます。
数日使っていると、そのうち効果が感じられなくなることってありますね。
点鼻薬の効きが悪くなってきたからといって、あまりしつこく大量にスプレーすると、鼻の中が乾く乾燥性鼻炎・ドライノーズになることもあるので要注意です。
ドライノーズは鼻の乾きはもちろん、ムズムズ感や痛み、出血を伴うなどの症状が出ます。
自分では花粉症でこんな症状が出ているんだと思っていても、実はドライノーズによるものだったということも大いにあるわけです。
鼻腔のいじりすぎ
鼻の中がムズムズしたり、鼻くそが溜まって違和感があるといったときに、ついつい鼻をいじり勝ちになることもあるんじゃないでしょうか。
むずがゆい鼻をゴシゴシこすったり、ティッシュを詰め込んでかき回していると粘膜が乾燥してしまいます。
体内の水分不足
鼻水は花粉などのアレルゲンをからだから追い出すために流れ出ます。
花粉の量が多いほど鼻水も大量に出るわけですが、それだけ水分も失っているということですね。
エアコンのききすぎでからだからも水分が奪われているのに気づかず、補給せずに水分不足になってしまっていることもあります。
冬場はのどの渇きに気づきにくいため、とくに水分摂取量が減ります。
空気の乾燥に加え、体内の水分が不足していることがもとで、鼻の粘膜が乾いてしまいます。
抗ヒスタミン薬の服用
私は花粉症の内服薬でのどが渇くことがあります。
アレルギーを抑える抗ヒスタミン薬の服用で、口の中や鼻の粘膜も乾燥することがあるんです。
鼻の奥がカピカピに乾燥してムズムズするからいじる、乾いたせいで粘膜がもろくなって破れるなど、痛みとともに鼻血も出ることがあります。
対策は?
とにかくいじりすぎないこと
鼻水が止まらない・ムズムズすると言ったことが続くと、やけになって鼻をかみまくったり鼻をつまんで思いきりもんだりしないでしょうか。
鼻毛の刺激で粘膜が傷ついたり、ティッシュペーパーの刺激で皮膚も傷つきます。
私もよく鼻の周りの皮が剥けて、数日間ヒリヒリ痛い思いをしたことがあります。
鼻水が止まらないからと、力まかせに刺激するのは控えましょう。
点鼻薬を使いすぎないこと
鼻の粘膜の乾燥を促進させてしまう点鼻薬は、何度もスプレーしない・短い間隔で使用しない・症状が出ていないときには使わないことです。
薬の飲み過ぎもやめよう
くしゃみや鼻水などの症状が止まっているのに、市販されている薬を予防のため飲むのはよくありません。
数日間使っても効果が感じられない・効きが悪いと感じたら服用は中止し、耳鼻科に行きましょう。
処方薬は予防として服用することができるので、毎年花粉で苦しむ人は症状が現れる時期の少し前から耳鼻科に行って予防することです。
いじりすぎ・薬の使いすぎで余計に粘膜が損傷し、花粉の時期が過ぎてもなお、ドライノーズなどで苦しむことになります。
そういったことが鼻の中を傷つけてしまうんですね。
私も皮膚がガビガビになるまで鼻をかんだら、鼻の周辺がただれてえらい目にあいました。
痛いだけでなく、血のにじんだところがかさぶたになって、ちょっと恥ずかしい思いをしたこともあります。
鼻水が止まらないと、ついついティッシュペーパーを細く丸めて鼻に突っ込みたくなっちゃいますよ。
牛の鼻輪みたいに…
私もよくやりましたよ。
その上にマスクしたら外からわからないんで。
ただ、サラサラの鼻水で粘膜から分泌される粘液が洗い流されてしまったときに、強くもんだりティッシュペーパー等の刺激が加わると、鼻の中が傷つきやすくなります。
…これでもかというくらい思いきり鼻かんでると、一旦は鼻の中がカラカラになるじゃないですか。
粘液も洗い流されちゃってるんですね。
点鼻薬が効いてくるとちょうどそんな状態になるんで、そのとき鼻の中がカピカピするからと言っていじるのはよくないんですよ。
すでに内部に傷がついてるからかもしれません。
点鼻薬の使いすぎは粘膜の乾燥だけでなく、その先のドライノーズにつながるので控えたほうがいいですね。
さいごに
一般的なスギ花粉やヒノキ花粉の時期を過ぎ、くしゃみや鼻水が出なくなってもまだ鼻の中に痛みやムズムズなど違和感があるなら、それは花粉のせいだと思っているだけで、じつはアレルギーとは別のものが原因ということも大いにあるわけです。
鼻毛が触れてムズムズするから抜く人もいますが、抜いた毛穴にバイ菌が入って腫れ、しこりのような出来物ができることもよくあることです。
早々に耳鼻科に行って診てもらいましょう。
コメントフォーム