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花粉症ってストレスでも発症するの!?

 


花粉症というのはスギやヒノキ、ブタクサなんかの花粉が体内に入ってアレルギーを起こすことですね。

 

生きている限り誰しも呼吸をするので、平等に花粉を吸い込んでいるにもかかわらず、発症する人とそうでない人がいます。

 

発症する人は、体内のリンパ球レベルが上がりすぎた人。

 

そしてそのリンパ球を増やす要因になっているのは、ストレスからくる緊張と、それを解消しようとする反動によるものです。

 

 

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花粉症の原因はストレス?

 

ストレスは交感神経と副交感神経からなる自律神経のバランスを狂わせ、免疫力も不調をきたします。

 

自律神経についてはこちらを参照してください!

雨の日に花粉症の症状がひどい!考えられる原因は?

 

ストレスが極限まで来ると、交感神経がたかぶって緊張状態が続き、その状態を解消しようとして今度は副交感神経が働きます。

 

副交感神経はリンパ球を発生させ、それが花粉に反応して花粉症の症状が出るわけです。

 

リンパ球は白血球の一部で、外敵を駆逐する役割があります。

 

外敵であるアレルゲン(花粉)を退治するため、リンパ球から発生したIgE(免疫グロブリンE)抗体がマスト細胞とくっついてヒスタミンを発生させます。

その結果かゆみやくしゃみなどの症状が現れます。

 

ストレスのせいで免疫力が低下して花粉症の症状がでると言われますが、むしろ免疫力が強いとかえって症状がひどいこともあります。

 

花粉症になるのは免疫力の低下というより、自律神経のバランスが崩れた結果、免疫力が過剰に働いて、本来からだにとって害のない花粉にまで反応してしまう結果のことなんですね。

 

花粉症になったら・あるいは予防するには、免疫力を高めるのではなくていい具合に調節する、つまり自律神経のバランスを整えることが重要なんです。

 

 

IgE抗体の過多で発症する花粉症ですが、IgE抗体は毎日楽しく笑っていると分泌が抑えられると言われています。

笑いのある生活を続けているとストレスもたまりにくいし、自律神経のバランスが整えられて、花粉症になりにくいということですね。

 

 

 

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リンパ球が花粉に反応する理由

 

外敵を攻撃するリンパ球が、どうしてウイルスや病原菌でもない、からだに有害ではないただの花粉に過剰反応するんでしょうか。

 

 

管理人・かいり

花粉症が初めて日本で確認されたのが1961年と言います。

その当時って、ぎょう虫検査で陽性になる子どもが多かったんですよ。

 

まや

ぎょ、ぎょう虫…

 

腸内にすみつく寄生虫ですね。

その頃はまだ、糞便を野菜の肥料として使っていたこともあって寄生虫がわくことが多かったようです。

 

人間の体内では寄生虫を駆逐するためにIgE抗体が生成されるようになって、日本人は遺伝的にIgE抗体ができる体質になったと言われています。

 

へ、へええ…

 

 

ところが衛生環境も良くなって、日本人のからだからは寄生虫がいなくなりました。

その結果、敵のいなくなったIgE抗体は、代わりに花粉とかダニとか、ペットの毛なんかに反応するようになったらしいんですよ。

 

うわぁ…必要ない遺伝子を受け継いでるってわけですね。

 

 

そのIgE抗体が見慣れない花粉なんかを敵とみなすから症状が出るんであって、普段から花粉を体内に摂り込んで少しづつからだを慣らしていくと、花粉症の症状は出にくくなります。

 

ああ!舌下減感作療法とか、舌下免疫療法ですね。

 

そう言えば、今どきの子どもはきれい好きで泥遊びとか砂場とかで遊んだりしないから、雑菌に対する免疫があんまりないわ。

だからちょっとした異物の侵入にも過敏に反応するんですね。

 

そして、ストレスです。

外敵から守るのと同様に、ストレス下の緊張を解くために副交感神経が反応してリンパ球がどんどん増えた結果、花粉に反応しやすくなるというわけです。

 

 

これまで花粉症なんて他人事だと思ってたのに、今年は自分もなってしまったという人もいることでしょう。

 

普段から副交感神経優位の生活でリンパ球が多い人は、突然に花粉症になることもあります。

運動しないとか、食事を楽しむことでストレスを解消しているとか言う人ですね。

 

極度に増えたリンパ球が花粉に反応して、ある日突然に発症してしまうというわけです。

 

副交感神経は血管を拡張させる

副交感神経が優位になると、鼻粘膜の毛細血管が膨張して粘膜が腫れ上がり鼻が詰まります。

 

アレルギーのもとであるアレルゲン(この場合は花粉)を体外に流し出そうとして、血管内からも水分が出ます。

それが鼻腔から出た粘液と混ざってできたものがサラサラの鼻水の正体です。

 

鼻の粘膜の刺激は避けよう

ストレスによって自律神経が乱れることに加え、鼻の粘膜を刺激して炎症を起こしたり、粘膜の血管を膨張させるようなもの、たとえば飲酒や喫煙なども花粉症にとっては大敵です。

タバコの嫌いな人にとっては受動喫煙は粘膜の刺激だけでなく、立派なストレス要因にもなりますね。

 

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リンパ球の増加を抑えよう

 

無理が続くストレスの多い生活はいけません。

 

緊張状態が継続すると交感神経が優位になりがちです。

その反動で、緊張をとろうとして副交感神経が優位に傾き、リンパ球が増えてきます。

 

そうなるとホコリやタバコの煙など、ちょっとした刺激に対しても過敏に反応するようになり、普通なら症状も出ないような少量の花粉でも発症するようになってきます。

 

緩慢な生活で副交感神経が優位になりがちだとリンパ球がたまりはじめます。

 

運動不足は言わずもがな、ストレスからくる大食い、とくに甘いものばかり食べることがリンパ球を増加させます。

 

さらに甘いものはからだを冷やして血行を悪くしたり、アルコールと同様に炎症を起こしやすくするので花粉症の時期には控えたほうがいい食べ物です。

 

エネルギー源としてブドウ糖は必要なため疲れたときには甘い物を食べがちですが、糖分は炭水化物から摂るようにし、お菓子や炭酸飲料などは控えましょう。

 

花粉症の辛い症状を回避するためには、リラックスしすぎの生活をやめ、程よい緊張感も得ることです。

 

要は交感神経とのバランスをとり、副交感神経優位に偏りすぎないようにするわけです。

 

ストレス発散には飲酒や大食いはやめて適度な運動をすると、交感神経が優位に働いてリンパ球の量が抑えられます。

 

 

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あとがき

 

さほどひどくはないですが、私も花粉症で苦しむ方です。

 

普段は鼻に詰め物(ティッシュペーパー)をしてマスクをしています。

 

そのうち鼻水が溢れかえってとんでもないことになることもありますが、この鼻水は体内のアレルゲンを外にだすための反応なので、薬で抑えないほうがいいようです。

 

もう限界だというとき以外は薬をできるだけ控えて、鼻水を流しきってしまいましょう。

 

 


 

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管理人:かいり 

介護福祉士の資格を持つ管理人、

健康すっきり生活館の館長・かいりです。

仕事で経験したこと、学んだことをメインに実のある情報をお届けしていきます。

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