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倦怠感が抜けないのは脂肪肝のせい!?がんになる前に改善

 


疲れがたまると、十分に睡眠をとれば回復すると考えるのは当たり前。

 

でも、寝ても寝ても疲れが取れず、逆に倦怠感が増していくのは肝臓に原因があるかもしれません。

 

沈黙の臓器と呼ばれるだけあって、症状が進行するまで気づきにくい肝臓の病気。

 

今回はその中でも、現代人の生活習慣が原因でなりやすい脂肪肝について見ていきます。

 

 

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倦怠感があるのは肝臓の病気?

 

痩せていてもメタボに注意

お酒の飲み過ぎは言わずもがな、暴飲暴食、特にジャンクフード、甘いものに脂っこいものの摂り過ぎには注意が必要です。

そして運動不足。

 

本来エネルギーとして蓄えられた糖質や脂質が使われないままだと、中性脂肪となって肝臓にたまっていきます。

 

このようにして肝臓に脂肪が過剰にたまって起こる病気を脂肪肝と言います。

肝臓の30%以上が脂肪だと、脂肪肝と診断されます。

 

脂肪肝には過度の飲酒が原因で起こるアルコール性脂肪肝と、食べ過ぎや運動不足などが原因で起こる非アルコール性脂肪肝のふたつがあります。

 

これは肥満体型の人はもちろん、一見痩せている人も気をつけないといけません。

 

 

管理人・かいり

私たちが活動するためのエネルギーが作られる仕組みを知っていますか?

 

じゅり

エネルギー源って言うと、ブドウ糖ですよね。

炭水化物とか甘い物なんかの糖質がブドウ糖に分解されて、血液に乗って全身に取り込まれるんでしたっけ。

 

そうですね。

あと、余った分はグリコーゲンに変換されて肝臓とか筋肉などに貯蔵されます。

 

必要なときにまたブドウ糖に戻してエネルギーとして使われるんですよね。

 

はい。でも糖質の摂取量が多すぎると、ストックしきれきずに脂肪細胞にたまっていきます。

いわゆる中性脂肪としてからだのあちこちに増えていくんです。

 

食べすぎに加えて運動もしないようじゃ、どんどんたまるわけですね、中性脂肪が。

 

脂肪細胞だけじゃないんです。

同じように肝臓内にも中性脂肪としてたまっていくんですよ。

 

こうして肝臓にたまり、全体の30%を超えた状態が、脂肪肝というわけです。

 

じゃあ、太ってる人は要注意だ。

 

ところが、これは太っている人に限ったものではなく、痩せていても脂肪肝の人は多いんですよ。

 

見た目は普通か痩せ型なのに、内蔵に脂肪のついた、メタボに注意といったとこですね。

 

食っちゃ寝の怠惰な生活を続けたり、あまり歩かない・運動しないなどでエネルギーが使われずに、摂取した栄養素が脂肪化してしまうということですね。

 

 

脂肪肝が疲れの原因になるわけ

飲み過ぎが原因のアルコール性脂肪肝に比べ、近年は食べ過ぎが主な原因となる非アルコール性脂肪肝が増えてきています。

 

脂肪肝は初期段階ではほとんど症状はありません。

でも進行してくると次第に倦怠感が現れます。

 

肝臓にはエネルギー源をためておく以外にも、代謝や解毒をする機能があります。

栄養素をエネルギーに変えるほか、アルコールや薬など、本来からだにとって毒にあたるものを分解代謝するのが役割です。

 

脂肪がたまると本来の機能を発揮できません。

解毒もできないうえ、エネルギーも作れない・ためておけないでは、力が出せない・疲れが取れないというのも当然です。

 

「なんだかだるいな」と思いつつも、糖質の多いものやジャンクフード、甘い清涼飲料水などを飲み食いし続けてゴロンと横になるだけでは、その疲れは取れません。

 

栄養をつけなきゃと思って食べ続けていては、疲れが取れないばかりか、だるさは増す一方になります。

 

そしてこの食べ過ぎや運動不足などの生活習慣に起因する脂肪肝は、やがて重大な病気へと進行します。

 

 

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肝硬変や肝臓がんになることもある

 

食べ過ぎなどによる脂肪肝でも、単に肝臓に脂肪がたまっている程度のものは単純性脂肪肝と呼ばれ、改善しやすい軽いものです。

ただしこの単純性脂肪肝も、やがて非アルコール性脂肪肝炎(NASH)という病気に進行することがあります。

 

非アルコール性脂肪肝炎というのは、炎症を起こした肝臓が線維化してしまう病気です。

 

何らかの障害が原因で肝臓に炎症が起き、死んでしまった細胞を修復した際に、その部分の組織が線維化して硬くなります。

つまり肝臓が硬くなって、肝硬変へと進行するわけです。

 

そして肝硬変はやがて肝臓がんへ進行していきます。

 

 

糖尿病の人はこの非アルコール性脂肪肝炎になりやすいし、さらに高血圧だと、肝臓の線維化が促進されるようですよ。

 

う~ん。

線維化って聞き慣れない言葉ですね。

炎症で壊れた組織を修復したときに線維化する…?

 

傷ついた箇所を修復するときに、その部分の細胞が増殖して傷口を埋めるわけですが、その瘢痕組織…傷痕ですね、これが形成されることを線維化と言います。

 

例えて言うなら、傷ついて壊死した皮膚が、かさぶたや盛り上がった傷痕を経て、時間をかけて元通りになっていくようなもんです。

 

あー!

修復箇所を強化してるわけですね。

皮膚の傷痕も完治するまで周りの組織より硬いですもんね。

 

そうですね。

線維化も一旦その組織が硬くなるので、少々ならいいんですが、修復箇所が多いとそのぶん硬くなる面積が増えるということです。

 

肝臓で組織化する部分が多いと、それこそ肝硬変になってしまうというわけです。

 

健康診断の肝機能の項目にあるALT・AST・γ-GTPの3つの数値をチェックしましょう。

ALT値が基準より高いと脂肪肝が疑われます。

ただし、検査機関によって基準値が違う場合があり、30を超えるようだと要注意です。

 

ALT値がAST値より高く、γ-GTP値が基準値を少し上回る場合は非アルコール性脂肪肝が懸念されます。

つまり、食べ過ぎ(糖質過多)の可能性大ということになります。

 

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改善するにはどうしたらいい?

 

アルコールが原因の脂肪肝の場合、まずは飲み過ぎを改善することです。

1日にビール2本以上を毎日飲んでいると、まちがいなく脂肪肝になると言われています。

 

生活習慣が原因の場合、食生活の見直しと運動を心がけましょう。

必要以上のカロリー摂取を控え、さらに摂取したぶんのエネルギーはきちんと消費するわけです。

 

カロリー消費には有酸素運動が適しています。

ジョギングやウォーキング、水泳などですね。

 

ジムに通うのもおすすめですが、時間の取れない人は上記の運動を1日30分は行うようにすると脂肪燃焼効果が上がります。

 

脂肪の原因となる糖質は極力控えた食事が理想です。

 

甘い物の摂取はもとより、ご飯やパン、ラーメンやパスタ、お好み焼きなどの炭水化物の摂取量をこれまでより少なめに。

毎日食べるであろうご飯はお茶碗の縁を超えることなく、軽めに少量盛る程度、80~100gほどにしてみましょう。

 

果物に含まれる果糖はすぐエネルギーに変わるので、これも摂り過ぎは禁物です。

 

 

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さいごに

 

糖質のとり過ぎを気にして一切口にしないと低血糖症にもなりかねないので、あくまで控える程度に。

摂りすぎたかなと思ったら、運動して消費すればいいだけのことです。

 

肝臓の病気は気づきにくいものです。

 

寝ても休んでも倦怠感が抜けないとか、メタボが気になる、健康診断で脂肪肝の疑いが見られるという人は肝炎を起こす前に改善しましょう。

 


 

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管理人:かいり 

介護福祉士の資格を持つ管理人、

健康すっきり生活館の館長・かいりです。

仕事で経験したこと、学んだことをメインに実のある情報をお届けしていきます。

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