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糖質制限は危険?間違ったやり方はかえって体を悪くする

 


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糖分の摂りすぎ、というのは若いときには気になりませんが、歳を重ねるにつれだんだん気になってきます。

 

まず糖尿病。

そして、ダイエットしたいと思っている人の間では、太る原因が血糖によるものだというのは常識にまでなっいていますね。

 

3大栄養素である炭水化物・脂質・たんぱく質。

特に炭水化物に含まれる糖質は、エネルギー源として必要なものです。

 

そのエネルギー源、摂りすぎると怖い病気になるし、逆に少なくても頭がボーっとしたり力が入らなかったりで、からだに支障をきたすんじゃないの???と思ってしまいます

 

でも、糖質なんてなくてもいいよといわれることもあり、ますます?????になってしまいます。

 

糖質って、からだに悪いものなんでしょうか。

 

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糖質は敵か味方か

 

人間にとって糖はエネルギーとなり、非常に重要なものです。

でもその糖質が糖尿病やからだを太らせる原因になったりで、摂りすぎには注意しないといけません。

 

なぜ糖質制限をするの?

誰でも糖質を摂ると、血中の糖分濃度(血糖値)が上がります。

 

摂取した糖質はブドウ糖に分解されます。

小腸から血管内に吸収されたブドウ糖は、インスリンというホルモンによって、からだの各細胞に送られ、エネルギーとして使われます。

 

そしてあまったブドウ糖はグリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄えられ、必要なときにまたブドウ糖に変換され利用されます。

 

糖尿病を患うと、正常な人なら処理できるブドウ糖が処理できないため、血糖値が通常より高くなった状態が続きます。

 

薬で処理するだけでなく、最初から摂取する糖質の量も制限しないといけなくなってくるわけです。

 

インスリンはすい臓のランゲルハンス島というところで作られます。

血中のブドウ糖を処理するので血糖値を下げる働きをしますが、ブドウ糖が過多の場合、その処理が追いつかなくなる上に、インスリンを作り出すすい臓にも負担がかかります。

 

疲弊したすい臓はインスリンをうまく作り出せないばかりか、一度疲弊したら元に戻ることはありません。

 

血糖値は上昇し、からだに様々な障害をもたらします。

 

インスリンが正常に働いていても、肝臓や筋肉に蓄えきれなくなったブドウ糖は、脂肪としてたまっていきます。

 

エネルギーが必要なとき、蓄えられたブドウ糖は再び使われますが、必要でない場合、つまりエネルギーを使わないままでいると脂肪細胞内にどんどん溜めこまれていきます。

これが太る原因です。

 

血糖値の急上昇は血管の浸透圧を上げ、細胞からの水分を吸収した結果、高血圧に繋がります。

そして血管内を流れる増えたブドウ糖は、血管そのものを傷つけたり、血中コレステロールを増やすことにもなるんです。

 

太らないための予防にも、内臓疾患のリスクを下げるためにも、糖質は制限したほうがいいわけですが、この糖質制限、ダイエットにも利用されていますね。

 

糖尿病にならないように、太らないように糖質をひかえるというのはわかりますが、痩せるために制限するというのは果たしてからだにいいといえるんでしょうか。

 

 

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糖質の制限はからだに良いの悪いの?

 

糖質は、炭水化物であるご飯やパスタ、パンなどに豊富に含まれています。

お茶碗1杯分(150g)のご飯だと、大さじ6杯分の砂糖と同じです。

1日3食と考えると、大さじ18杯分の砂糖を摂取していることになります。

 

糖質制限ダイエットを実践している人は多いようですね。

脂肪として蓄えられる糖質がなければ太らないというのは理にかなっています。

 

でも、過度な糖質制限は死亡に繋がるという話も聞きます。

 

 

いっさいの糖質を避けるために、単に主食を抜くだけではなく、炭水化物を全く摂らないやり方もあるようですね。

 

炭水化物は糖質と食物繊維で構成されています。

摂取量をひかえるのと違って、炭水化物を一切口にしないとなったら、同時に食物繊維も摂取しないということになります。

こういう方法で体内の食物繊維が減ると、よく知られているように便秘がちになるほか、動脈硬化や大腸がんのリスクも高まります。

 

糖質制限での悪影響はこういったことが原因なのではないでしょうか。

 

 

炭水化物の中には糖質の多いもの、食物繊維の多いものなどがあり、その比率は一定ではありません。

炭水化物はどんなものにも少なからず糖質は含まれます。

 

でも、糖質が少なく食物繊維を多く含む食品を摂取していれば、食物繊維不足になることはないでしょう。

 

食物繊維には2種類あります。

 

水溶性食物繊維


便を柔らかくする作用があり、血糖値の上昇やコレステロールの吸収も抑える効果があります。

糖質少なめ・食物繊維多めの食品には

わかめ・もずく・こんにゃくなどがあります。

 

不溶性食物繊維


便のかさを増し、腸内の掃除をしてくれます。

糖質少なめ・食物繊維多めの食品には

ホウレンソウ・春菊・もやし・きのこ類・大豆などがあります。

 

 

炭水化物そのものを摂らないでいるのは、からだにいい制限とは言えないかもしれません。

 

 

糖質がなくてもからだは動く?

 

糖質を摂らずに、からだはちゃんと機能するんでしょうか。

 

そもそも糖質(ブドウ糖)は体内のエネルギー源として使われます。

ブドウ糖を多く必要とするのは脳です。

運動をしなくてもおなかがすくのは、脳が活動しているから。

 

特に脳はブドウ糖しか通らないので脳の働きのためにも糖質は絶対必要だと言われてきました。

 

でも近年、ブドウ糖以外にも脳のエネルギーになる物質・ケトン体の有効性が知られるようになりました。

 

体内のブドウ糖がなくなると、代わって脂肪が分解され、ケトン体という代謝物が生成されます。
糖質制限をしても、このケトン体が代わりにエネルギーになってくれるので、脳の栄養不足も補えるというんですね。

 

糖質以外にも、たんぱく質や乳酸からもブドウ糖を作り出すことができます。

 

体内の糖質がなくなったときに非常策として、肝臓で作り出されます。
糖質を摂らなくても低血糖にならないのはこのためですが、そもそもは筋肉に蓄えられたたんぱく質(アミノ酸)を使って作り出すため、筋肉が減っていくということになるんです。

糖質制限をする場合、たんぱく質を多く摂っていないと、筋肉までがやせていくというわけですね。

 

血中にケトン体が増え過ぎるとからだが酸性に傾き、ふらつき・めまいの初期症状が出るほか、やがては意識障害や昏睡に陥る危険性もあります。

太っている人がいきなり過度の糖質制限をすると、ケトン体は大量に発生します。

 

 

まとめ

 

糖質は全く摂らないというのではなく、適度に制限・コントロールして摂るのがいいといえますね。

 

だいたい、子供の頃から食べていたご飯やパン、そのほか大好きなものが、この先いっさい食べられないなんてちょっと考えられませんし。

 

ダイエットするにしても、日に3食の主食を全く摂らない期間は1週間〜10日程度にして、その後は量をこれまでの半分に減らすなりして食べるほうがいいと思います。

 

要は食べ過ぎなければいいんです。

 

過渡の制限も過渡の摂取も、何でもやり過ぎはかえって危険です。

 

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管理人:かいり 

介護福祉士の資格を持つ管理人、

健康すっきり生活館の館長・かいりです。

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