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玉ねぎの成分が血糖値を下げる!?実にも皮にも効能アリ?

 


玉ねぎにはいろんな効能があると言われていますね。

 

血管を丈夫にしたりとか、血液サラサラ効果などはよく知られています。

 

その他の効能では高血糖を改善する作用もあるんですが、これは、普通に食べていたんではあまり効果がないこともあります。

 

これではせっかくの成分もちょっともったいない気もします。

意外と知られていない、実も皮も有効活用できる玉ねぎ。

 

というわけで今回は、血糖値を下げる玉ねぎの効能について見ていきますよ。

 

 

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玉ねぎって血糖値を下げることができるの?

 

玉ねぎは血糖低下作用があることで知られています。

 

インスリンがブドウ糖を分解する際に、ビタミンB1がその補助をするように働きます。

玉ねぎに含まれる成分・硫化アリルは、このビタミンB1とくっついて糖代謝を活性化させます。

 

日本人の多くは、インスリンの分泌不足かインスリンの効きが悪いことで血糖値が上昇する2型糖尿病と言われるタイプです。

インスリンの効きが悪くて高血糖になる場合は玉ねぎが効果的。

 

 

玉ねぎはインスリンの分泌量を増加させるというわけではありません。

 

インスリンは血糖値を下げるのに必要なものです。

ただし、多く分泌されると逆に低血糖になって倒れてしまうことにもなりかねません。

 

玉ねぎはインスリンの分泌量を増やすのではなく、効きを良くするというもの。

なので低血糖になる心配はありません。

 

 

ただし、血糖値を下げるために玉ねぎを摂取するのなら、気をつけないといけないことが2点あります。

 

加熱しない・水にさらさない

 

硫化アリルの成分は、加熱すると飛んでしまいます。

水にも溶けやすいので、辛味を取るため長い時間水にさらすと成分が流れ出してしまうんです。

 

そして、調理方法によっては、逆に血糖値を上げてしまうことにもつながります。

 

スープなどに入っている玉ねぎの有効成分は、一旦加熱されているので変化が起きています。

水溶性の成分なので玉ねぎそのものから抜け出てはいるものの、スープの中には残っているんですね。

 

この時の成分には中性脂肪やコレステロール値を下げる効果が期待できますが、インスリンを活性化させる効果は乏しく、スープだと逆に消化吸収されやすくなっているので、玉ねぎの糖質で血糖値上昇ということになってしまいます。

 

 

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どうやったら玉ねぎの成分を壊さず食べられる?

 

血糖値改善のために摂るなら1日50g以上が目安です。

 

小ぶりのもので3分の1くらい、大~中くらいのものなら4分の1程度ということですね。

 

ただ、上記のように加熱や水にさらすことで成分が抜けてしまうので、血糖値改善にはサラダとして生で食べるのが一番ということになります。

 

 

みさと

ええー!!

玉ねぎを生のまま食べるなんてできないよ!辛いし目がチカチカするし。

あのマズそうなニオイも嫌だよぅ…

 

 

管理人・かいり

そうですね。

辛味や独特のニオイのせいで、玉ねぎを生で食べるのは難しいものがありますね。

 

 

しばらく水にさらしておくと目の痛みや辛さも取れるんでしょ!

 

 

あの辛味や、涙がでるほど目や鼻にツンとくる成分こそが、インスリンの活性化につながる硫化アリルなんです。

水にさらすと効能がなくなってしまいますよ。

 

 

んもぅ、なんとかならないの!?

 

 

そんな問題点をクリアするのに2つの方法があります。

 

 

1.生食には新玉ねぎを使う


新玉ねぎは普通の玉ねぎとちがって辛味が少なく、生でも甘みがあります。

ただしあまり日持ちしないので、買ったらすぐに食べることをおすすめします。

 

 

2.切った玉ねぎを15分ほど空気にさらしたうえで加熱調理する


玉ねぎを空気にさらしておくと、加熱しても成分が壊れにくくなります。

生ではなく、炒め物として食べるといいでしょう。

 

 

 

はぁ〜。ちょっと置いとけばいいのかぁ。

なんだ、そしたら火を通してもいいんじゃん!

 

 

玉ねぎには、中身だけではなく、皮にも血糖値を下げる成分が含まれているんですよ。

 

 

へっ!?

皮なんて、中身よりマズそうじゃん!

てか、あんなの食べられるの?

 

 

食べるんじゃなく、お茶にして飲むんです。

 

 

実は玉ねぎの皮にも効能がある

 

玉ねぎの皮に含まれる成分ケルセチン(クェルセチン)。

これにも血糖値を下げる効果があります。

 

玉ねぎの皮の成分は加熱しても冷やしても効果が変わることはありません。

水で流れることもないので、玉ねぎの皮茶として飲むのがいいですよ。

 

つくりかたはかんたん、単純に煮出すだけです。

 

  1. 玉ねぎの、茶色の皮1個分(実に近いきれいな皮)を水で洗い、鍋に入れた300mlの水といっしょに中火で煮ます。
  2. 沸騰した後、3分煮立てたら皮を取り出し、玉ねぎの皮茶をカップに移します。

 

そのまま飲んでも冷やしても成分は変わりません。

はちみつを入れたり、糖質が気になる人はカロリーゼロの甘味料などを加えるのがおすすめです。

 

お好みで、しょうがを少々入れてみたり、クコの実数粒を玉ねぎの皮といっしょに、お湯に赤茶けた色が出るまで煮出して飲んでもいいですよ。

 

少々手順と分量は違いますが、実際に作ってみた記事がこちらにあります⇒玉ねぎの皮茶の作り方

 

 

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さいごに

 

血糖値を下げる手助けをするからと言って、玉ねぎを食べ過ぎると、人によってはお腹を壊したり吐き気をもよおしたりすることもあります。

 

1日に摂る理想の量は4分の1から3分の1程度でいいので、食べすぎないように注意しましょう。

 

 


 

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管理人:かいり 

介護福祉士の資格を持つ管理人、

健康すっきり生活館の館長・かいりです。

仕事で経験したこと、学んだことをメインに実のある情報をお届けしていきます。

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