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痛みが治まらない腰痛!内蔵疾患や怖い病気が原因かも!?

 


a0d2db3ecb384e74c31882912e3a2e17_s腰が痛くなることを「腰痛」と一言でいいますが、これは一つの病気や病名をさすのではありません。

 

腰痛とは様々な原因から起こる症状の総称のこと。

 

そして腰の痛みがあるからと言っても、原因が腰そのものにある場合ばかりではありません。

 

 

中には内臓が原因であったり、大動脈瘤や悪性腫瘍からくるものもあるんです。

つまり腰痛には、それらの病気の疑いもあるということ!

 

内臓や病気が原因だと、痛みが治まらない・更にひどくなることもあります。

 

強い腰の痛みが起こったら、早い時期に原因を特定することが重要になってきます。

 

 

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腰が原因で起こる腰痛

 

腰そのものに原因がある腰痛には以下のものがあります。

 

  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 腰部脊柱間きょうさく症
  • 腰椎分離すべり症

 

 

腰椎椎間板ヘルニア

all腰痛の原因として多いのがこれです。

 

椎間板とは背骨を連結する軟骨の部分で、クッションの役割をしています。

 

腰にあたる腰椎は5つの骨で構成されています。
でも下の方にあるため、骨を連結している椎間板に負荷がかかりやすいんです。

 

なんらかの原因でその中身が飛び出したりはみ出したりすることがあり、それが背骨を通る神経を圧迫して痛みが起こります。

これが椎間板ヘルニアです。

 

 

脊柱管きょうさく症

発症する年齢は50代以降と遅めで、60~70代くらいになってから起こりやすい病気です。

 

神経の通っているところが年齢とともに狭くなっていき、そのぶん神経を圧迫しやすくなります。

それによって腰の痛みや坐骨神経痛などの症状が起こるというわけです。

 

 

腰椎分離すべり症

5つある腰椎のひとつが、すべって横にはみ出してしまう病気です。

 

すべっているだけなら腰椎すべり症
腰椎を支える筋肉や靭帯の衰えが原因で発症する、高齢者に多い症状です。

 

骨をつないでいる部分・椎弓(ついきゅう)に亀裂が入っている・外れてしまっている場合は腰椎分離症

激しい運動による疲労骨折などが原因で起こります。

 

若い頃やっていたスポーツが原因でなることも多く、中学時代に野球やテニスのようにからだをひねる・ねじる動きの多いスポーツや、器械体操のようにからだをそらす動きの多いスポーツをやっていた人は、腰椎分離症を起こす可能性があります。

 

その時期に痛くても放置していると、大人になってから腰痛や神経痛が出ることがあるんです。

 

腰椎のひとつが外れて、ずれてしまっている場合は腰椎分離すべり症に該当します。
腰椎分離症が悪化すると腰椎分離すべり症に進行することがあります。

 

腰が原因の腰痛・特徴

椎間板ヘルニア

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  • 長時間座っていられない
  • 座った状態から立ち上がるのがつらい
  • 長く立っていられない、長く歩けない
  • 下肢にしびれが起きる
  • 前傾姿勢で症状が悪化する

 

 

腰部脊柱間きょうさく症

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  • 長く立っていられない、長く歩けない
  • 普段はなんともないが、長い時間歩いていると足がしびれてきたり腰が痛くなってくる
  • 後傾・背中を反らせると症状が悪化

 

 

腰椎分離すべり症

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  • 下肢(足)にしびれが起こる
  • 腰の痛み・下肢の痛みが慢性的に起こる
  • 椎間板の老化でズレが生じた場合、排尿排便障害を起こすこともある

 

 

腰が原因の腰痛になりやすいのは

  1. 運動不足気味で、肥満体型
  2. 長時間立ちっぱなし、座りっぱなしの状態が多い
  3. 柔らかすぎる布団で寝ている

 

と、こんな人が当てはまります。

 

 

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腰が原因ではない腰痛

 

腰そのものではなく、様々な病気がもとで腰の痛みが生じる場合です。

 

実は腰痛で外来する患者のうち80%は、初診では原因がわからないと言われています。

 

問診やレントゲン、MRIなどで調べて初めて原因が絞られてくるんですね。

大抵の場合は腰が原因で腰痛になっていることが多いようですが、ときにはとんでもない病気が起因していることもあるのでちょっと怖いです。

 

この場合の腰痛は怖い病気の警告として現れるものなので、おかしいと思ったら早々に受診しないといけません。

 

 

転移性脊柱腫瘍

いわゆる、がんです。

腰には全く関係のない他の臓器にできたがん細胞が血液にのって運ばれ、骨に転移します。

 

転移先は背骨に多いと言われていて、背骨の中でも腰椎に転移することが多いんです。

 

この場合、受診した患者がもっとも訴えるのが腰の痛み。でも原因は腰にあらず。

原因はがんなので、一分一秒でも早く治療を開始することが大切です。

 

 

化膿性脊椎炎

骨に感染が起こるケース。

抵抗力の落ちている病人や老人などの体内に潜んでいる細菌が血液中を巡って背骨に住みつき、そこで膿を作って腰痛が起こります。

 

泌尿器系の病気や胆のう炎になると、その細菌から感染することがあります。

 

 

内臓からくる腰痛

  • 尿管結石
  • 膵炎
  • 大動脈瘤
  • 子宮筋腫
  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍などが挙げられます。

 

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背中の左側にあるすい臓の炎症で腰の痛みが生じる膵炎や、結石が尿道に詰まって泌尿器の痛みや腰の痛みにもつながる尿管結石は、内臓が原因での腰痛としてよく知られています。

 

背骨の神経を圧迫することで腰痛が起こる子宮筋腫、名前の通り大動脈にできたコブの圧力で激しい腰の痛みが生じる大動脈瘤も腰痛が起きたときに疑われる病気です。

 

あまり知られていないようですが、胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、ストレスなどで起きた炎症がひどくなって腰痛を引き起こすというもの。

 

他にも内臓の周りの筋肉が衰え、支える力が弱くなって腰を圧迫し、腰痛を引き起こすこともあるようです。

 

 

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さいごに:腰が原因かそうでないのかの見極め方

腰が原因の場合

始めのうちは痛みがひどくても、安静にしていると大抵の場合痛みは引いて行きます。

 

腰ではない場合

安静にしていてもかなりの激痛があり、時間とともにひどくなっていきます。

感染の場合は風邪のように発熱することもあるようです。

 

 

腰が原因ではない腰痛の場合、シップを貼ってもマッサージをしても意味がありません。

 

 

安静にしていても楽にならないのは重大な病気のシグナル。

こんなときはすぐさま病院へ!

 

 


 

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管理人:かいり 

介護福祉士の資格を持つ管理人、

健康すっきり生活館の館長・かいりです。

仕事で経験したこと、学んだことをメインに実のある情報をお届けしていきます。

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