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痩せてる人は要注意!?糖尿病の原因は運動不足と筋肉にあり

 


e7a6ea0e2359083322b8559aff9416bc_s糖尿病というと甘いものの食べ過ぎや肥満が原因と思われがち。

 

でも痩せていても糖尿病になる人が、日本人では多いそう。

 

太っていても痩せていても関係なく糖尿病のリスクはあるということなんですが、要因は運動不足と筋肉の関係にあるようなんです。

 

今回は痩せてる人が見逃しやすい、隠れ糖尿病について見ていきます。

 

 

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実は痩せてる人のほうがリスクが高い?

 

糖尿病とは血中の糖分濃度が異常に高くなって起こる病気です。

 

食べ物の中でもエネルギー源となっているのは糖質(ブドウ糖)です。

このブドウ糖が血液に乗って全身に運ばれ、エネルギー源として肝臓や筋肉に取り込まれます。

 

そして肝臓や筋肉に取り込む働きをするのがすい臓から分泌されるホルモン・インスリンです。

 

摂取した糖質がエネルギーとして使われなかったり過剰な糖質の摂取が続くと、インスリンもまた過剰に分泌されます。

 

こうしたことが慢性化すると、すい臓は疲弊してインスリンの働きが悪くなったり分泌量が低下していきます。

 

インスリンが分泌されないと血中の糖の濃度が上がる、つまり血糖値が上昇し、糖尿病になってしまうというわけです。

 

糖尿病の原因は脂肪筋

さて、こういう状態になってしまう原因には食べ過ぎや肥満、さらに摂取したエネルギーを消費しない運動不足と行ったことが挙げられます。

 

確かに運動の不足ではエネルギーも消費しないし、食べる量が多いと肥満にもつながります。

 

つまり太っていると糖尿病になりやすいと考えられますが、実は痩せていても糖尿病になる可能性が十分にあります。

その原因が脂肪筋というもの。

 

脂肪筋はインスリンの働きを悪くさせ、糖尿病のリスクを上げます。

しかも痩せている人のほうが脂肪筋がたまりやすいんです。

 

脂肪筋とは手足の骨格筋の細胞内に、顕微鏡レベルでしかわからない程の小さな脂肪の粒がたまるというもの。

 

 

俗に肥満とは、皮下脂肪とか内臓脂肪とか、脂肪がたまって太っていくことをいいますね。

 

脂肪筋は皮下脂肪、内臓脂肪に続く第3の脂肪・異所性脂肪ということで、肝臓につく脂肪とか筋肉につく脂肪というふうに本来つくはずのない場所につく脂肪の一種です。

 

そしてこれが、糖尿病の直接的な原因であるとも言われています。

 

 

皮下脂肪だと見た目にわかりやすいので、運動や食事に気を使うなどの危機意識が生まれます。

 

ところが脂肪筋は見た目には太っているように見えない、痩せているので、自分では脂肪がついているという意識がありません。自覚を持ちにくいんですね。

 

 

でもなぜ痩せている人が筋肉に脂肪のつく脂肪筋になるんでしょう?

 

 

脂肪筋には筋肉の仕組みが関係している

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筋肉は繊維状になっていて、運動量の多い人は筋繊維が太っているためあまり隙間がありません。

でも痩せている人は筋繊維が細いので、繊維の間に隙間ができています。

 

人間が食事から得たエネルギーは当面使われることがないと、脂肪として蓄えられていきます。

 

脂肪筋はその筋繊維の隙間に細かな脂肪がたまって起こります。

 

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摂取したエネルギー源を使わない、つまり運動量が少ないとそれだけ脂肪としてたまってしまうんですね。

 

脂肪筋になりやすいタイプ

痩せている・筋肉量が少ないという以外にも、次の人が当てはまります。

 

運動量の少ない人

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これはスポーツをしていないということではなく、日常生活での活動量が少ない・歩かない・家事をしないということ。

 

こうした「動いていない人」は、1日に2000歩ほどしか歩いていない事が多く、脂肪が燃焼することなくたまってしまいます。

 

 

高脂肪食を好む人

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肥満の原因である糖質(炭水化物)よりも、脂肪の多い高脂肪食を好む人は筋繊維に脂肪がたまりやすく、中でも脂肪の多い「動物性脂肪」を好む人が脂肪筋になりやすいようです。

 

脂質や糖質の高い食事を摂り続けると、わずか3日で脂肪筋になることもあるので要注意です。

 

 

脂肪筋になるとどんな悪影響が出る?

脂肪筋はインスリンの働きを悪くさせます。

前述したように、インスリンの働きが悪くなると血液中の糖質をエネルギーとして取り込めず、血糖値が上がります。

つまり

 

1.糖尿病になりやすい

2.動脈硬化を引き起こす

 

などの悪影響が出ます。

 

 

慢性的に血糖値が上がると糖尿病の危険性が高まるのは前述のとおりです。

さらに、血液中に糖質が大量に流れると血管内部を傷つけ、やがては動脈硬化につながります。

 

動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞も引き起こします。

 

そして最近の研究で、糖尿病が進むと認知症やがんにもなりやすいということがわかってきました。

 

これらは脂肪筋が原因で引き起こされることなので、なりやすい人は気をつけないといけません。

 

脂肪筋かどうかを調べる方法

血液検査で

  • 中性脂肪の値
  • HDLコレステロール値
  • ALT値(肝機能の指標)

などをチェックすることで、ある程度の可能性を調べることができますが、正確なことは精密検査が必要です。

 

 

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脂肪筋にならないための予防対策

 

1.活動量・運動量を上げる

 

カンタンなのは歩くことです。

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普段の歩数に+2000歩するだけです。

時間で言うと約20分を目安に歩きます。

その程度で脂肪筋は燃焼し始めます。

 

国の定めた指標として、健康を保つのに必要な歩数は1日最低9000歩となっています。

 

都会の人は通勤や仕事で結構歩くことが多いですね。

そこに2000歩プラスすれば9000歩とはいかないまでも、そこそこの脂肪燃焼はできるはずです。

 

逆に普段車で移動が多い人は、意識してからだを動かす必要があります。

 

 

脂肪を燃焼させるだけでなく、筋力トレーニングで筋肉量を増やす・筋繊維を太くするということも大切です。

 

カーフレイズ


つま先を正面にして足を肩幅に開き、両手は頭の後ろで組みます。

ゆっくり両足のかかとを上げ下げします。

 

これを10回1セットとし、3セット行います。

 

 

フロントランジ

下肢の柔軟性や筋肉を強化します。

 

つま先は正面に両足を肩幅に開き、両手は腰に当てます。

 

左右どちらかの足を1歩前にふみだします。

このとき、前に出した足はひざが90度(直角)に曲がるところまで持っていくのがポイントです。

 

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左右各5回を1セットとし、3セット行います。

 

 

2.高脂肪食は少し控えるようにする

 

全く食べるなというのは無理でしょう。

なのでできるだけ控えめにするよう努力してみてください。

 

とくに脂肪の多い動物性脂肪を控えるだけでも良いでしょう。

 

そして食べたら動くことです。

食べる前に動くとお腹が空いて食べすぎてしまうので注意しましょう。

 

 

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まとめ

 

脂肪筋は見た目にはわからない、筋肉内に脂肪がたまるというもの。

太っているより痩せている人のほうがなりやすいのが特徴です。

 

 

予防には、脂肪をためないために脂肪燃焼や筋肉量を増やすなどの運動、そして食べ過ぎ、とくに高脂肪食の摂りすぎを控えることが重要。

 

食べ過ぎも運動不足も大敵ですが、どちらかと言うと食べ過ぎるより動かない人のほうが要注意です。

 

 


 

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管理人:かいり 

介護福祉士の資格を持つ管理人、

健康すっきり生活館の館長・かいりです。

仕事で経験したこと、学んだことをメインに実のある情報をお届けしていきます。

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