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花粉で苦しい鼻づまりを道具なしで解消しよう
くしゃみや鼻水と並んでやっかいな花粉症の症状、鼻づまり。
鼻がつまると息も苦しい、鼻もすすれない、頭やのども痛くなったりとものすごく困りますね。
薬をのんでも、効いてくるまで待てないこともあります。
薬が効くまでの一時しのぎでもいいから、とにかく早く楽になりたい!
今回は、一時的にも鼻のつまりを解消する、道具を使わず鼻の通りをよくする方法について解説していきます。
道具を使わず鼻づまりを解消する方法
体をあたためる
道具を使わず体をあたためる方法として、軽い運動があげられます。
ジョギングやランニングがおすすめですが、その場で鼻づまりを止めたい、走る準備も場所もないという場合は上半身運動をしてみましょう。
両腕の上げ下ろし、肩からぐるぐる回す、ボクシングのように交互にパンチを繰り出すなど、汗がじんわり出るくらい繰り返します。
ラジオ体操をしてみるのもいいかもしれません。ラジオ体操も、真剣に取り組むとからだがほこほこしてきます。
腕立て伏せもおすすめです。
力のない女性は両膝をついた状態でもいいので、20回ほどやってみましょう。
これは筋トレではなく、あくまでも体を温めるためのものなので、軽い負荷でくりかえし行うほうが効果的です。
息を止める
しゃっくりが止まらないとき、息をいっぱい吸い込んで呼吸をしばらく止めるという方法を試した人もいるでしょう。
あれは非常に効果的ですが、こちらも、鼻づまりを解消する効果的な方法です。
1.息をいっぱいに吸い込んだあと、ゆっくりと全部吐ききります。
2.鼻をつまんで頭を上下にゆっくり、それぞれ2秒ほどかけて動かします。
3.もう息が続かない、限界だというところまで繰り返します。
効果としては長時間持続しませんが、鼻はスッキリ通っているはずです。
ツボを押す
ツボを刺激することで鼻の通りをよくします。
印堂(いんどう)
眉間の中央にあるツボです。
ここを数回、強く押します。
迎香(げいこう)
小鼻の両側にあるツボです。
人差し指で上下に揉むように押すと鼻づまりが緩和されます。
鼻がつまるのはなぜ?
鼻づまりは鼻水がつまって起きることではありません。
鼻から吸い込んで粘膜についた花粉のせいなんですが、花粉そのものが鼻づまりを起こすわけでもなく、原因は花粉のアレルギーでおこる粘膜の炎症によるものです。
炎症して腫れあがった鼻腔が気道を閉鎖してしまう、これが花粉による鼻づまりです。
花粉そのものが粘膜を傷つけて炎症が起きているわけではないので、洗い流して薬を塗っても解消されるというものではありません。
アレルギー反応をおさえないことには収まらないのです。
一時的にも鼻が通るのはどうして?
体をあたためることで鼻づまりが解消されるのは、血行がよくなり、炎症して腫れた部分のうっ血が解消されるから。
同時に、運動することで交感神経が活発になります。
交感神経はからだに緊張をあたえ、血管を収縮させるのです。
一時的でも、広がった血管を縮めて腫れをひかせることで、鼻が通るようになるというわけです。
逆に入眠時には、からだを落ちつかせる副交感神経が働きます。副交感神経は緊張をとき、血管を広げるので寝ているときに鼻づまりが起きる・ひどくなるというのはこのためです。
息を止めると鼻が通るのは、脳が酸欠状態を危険だと判断するから。
当たり前ですが、息を止めたままでは酸素が行き届きません。
脳は、閉鎖されている鼻からも酸素をとりいれる必要があると判断し、血管を収縮させて粘膜の腫れをひかせ、気道を確保するのです。
からだに害のない花粉を外敵と判断し、気道を閉鎖してしまう脳を、酸欠になると思わせてだますわけですね。
効果としては一時的ですが、いずれも血管を収縮させるという点では共通しています。
血管を収縮させる血管収縮剤のはいった点鼻薬も、この方法で鼻づまりを解消しています。
ただし持続性にかけ、何度も使用するにつれて効果も薄れます。
花粉症の症状はこちらも参考に!
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