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雨の日だるいのは気分的なものじゃない!低気圧で体調不良が起こる?

 


all雨の日に体調が悪くなることが多い。

 

からだがだるくなったり重くなったり頭痛がしたりするのは気分的なもの?

 

いえいえ、実は天気と体調には大きな関わりがあるんです。

 

雨の日や曇天のときには気圧が低くなりますね。

 

 

日本人の約60%が、気圧の低下でだるさ・頭痛・関節痛などが起きると言われています。

 

つまり体調不良の原因は低気圧ということ。

 

今回は気圧の変化と体調との関わりについて見ていきます。

 

 

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雨の日からだがだるい・重い

 

晴れの日はその名の通り気分も晴れやかで、雨の日は気分が滅入ったりからだが重くなったりすることってありませんか?

 

晴れてると気分もいいし、逆に曇ってるとなんだかどんよりして気分も滅入るなぁ…と、天気によって気持ちが左右されますよね。

でもそれは、気分的なもんじゃありません。

 

実は気圧というものが、人間のからだに物理的な影響を及ぼしているんです。

 

 

雨が降ると湿度が高くなりますね。

そして気圧も低くなります。

 

正確には理屈は逆で、気圧が下がるから雨が降りやすくなるというのが妥当ですね。

つまりは雨が降っていると、気圧が低い状態にあるということです。

 

雨の日の気圧の変化と湿度が大きく体調に影響を及ぼします。

 

例えば、スポンジを想像してみてください。

乾いているときは軽い、でも水を含むと重くなりますね。

 

人体でもこれと同じような現象が起こっているんです。

 

 

人間の体内の水分は1日に1リットル、気化熱や汗として蒸発します。

 

このとき水分と同時に熱を放出し、体温を下げているわけです。

 

でも湿度が高いと皮膚から水分を蒸発させることができなくなります。

水分はたまったまま、体温も下げられない、これじゃからだが重だるいのも当たり前ですね。

 

たったこのふたつで体調不良になるわけです。

 

 

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低気圧で起こる物理的な影響

 

人間には適度な圧がかかっていて、その圧力によって、健康状態がいいように保たれています。

 

この圧というのは重さにして14〜16トンほど。

 

こんな重いのがからだにかかって、なんで平気でいられるの??

 

それはからだの内側からも同じくらいの圧で押し返しているからなんです。

 

 

体調の変化は、内と外との圧のバランスによって変わってきます。

 

気圧が高いとき:外圧がかかることによって血液やリンパの流れが安定する

 

気圧が低いとき:外圧が弱まることでからだが膨張気味になり、血液やリンパの流れが悪くなる

 

つまり高気圧のときには血の巡りがいいから活発になり、低気圧になると、頭痛・肩こり・めまい・腰痛、人によっては古傷や関節の痛みが出るというわけなんですね。

 

 

頭痛は膨張した血管が神経を圧迫することで起こります。

関節痛は、関節にかかる圧力が普段と逆に内から外に向かって強くなるため痛みを引き起こします。

 

どうして雨の日に古傷が痛む?

古傷はもともと傷んだ組織のため、血流が悪くなっています。

そこへさらに低気圧で血流が悪くなるので痛みだすというわけです。

 

 

台風のときはとくに気圧が低いので、人によってはもっとひどい症状がでます。

 

低気圧は上昇気流を発生させて地表の空気を押し上げ、酸素を薄くします。

台風のような大きな低気圧が通過すると、酸素濃度もぐっと下がります。

 

酸素濃度が3%下がるだけで自律神経が乱れ、心拍数・呼吸数の増加、筋力低下など、からだに様々な悪影響が出ます。

さほどひどくないですが、血圧によっては頭痛やめまい、吐き気など車によったような症状がでることも。

 

これらは酸素濃度の薄い山で起こる、高山病の症状と同じです。

 

 

自律神経の乱れに注意

 

低気圧になると、気圧が低い・酸素が薄いことなどを察知して、休息時に働く自律神経「副交感神経」が優位になります。

「今は活動せず、おとなしくしていよう」と判断し、自然と休息モードに入っていくわけです。

 

単にやる気が起きない・気が乗らない程度ならまだ大丈夫。

でも気圧の変化が激しく、急激に低下するとからだが対応しきれず、自律神経の乱れにつながります。

 

自律神経の乱れは免疫力の低下の原因になります。

 

免疫力低下は、寒い時期の病原菌やウイルスに感染しやすくなってしまうので要注意です。

 

免疫力をつけるには炭水化物・たんぱく質・ビタミンをしっかり摂ることです。

バランスの良い食事をこころがけ、栄養をしっかり摂りましょう。

 

ゆっくりお風呂に浸かって温まり、睡眠もしっかりとること。

 

寝不足では脳の働きが落ちて自律神経が乱れます。

 

そして、ちょっとした気圧の変化でも、体調は崩れやすくなってしまいます。

 

 

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あとがき

 

これまで天気の悪い日、体調が悪いのは気分のせいだと思ってたのに、実際には気圧や湿度による体内バランスの乱れが原因だったんですね。

 

息苦しさも、からだにまとわりつく湿気や酸素濃度が薄くなったせいというのはうなずけます。

 

でもまあ、半分は気分的なものもあるかもしれませんね。

私はわりと雨の日は好きなんですが。

 

ただ、台風のように大きな低気圧が近づくと、貧血気味の人やぜんそく持ちの人は症状が出やすいそうなので注意が必要ですね。

 

あらかじめ医師に相談してくださいね。

 

 


 

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管理人:かいり 

介護福祉士の資格を持つ管理人、

健康すっきり生活館の館長・かいりです。

仕事で経験したこと、学んだことをメインに実のある情報をお届けしていきます。

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