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カロリーゼロの甘味料エリスリトールって使える?
汗をかいたら水分補給。
私は自分でオリジナルドリンクを作って飲んだり、ジムに持ってったりしています。
オリジナルドリンクにはクエン酸や塩を使いますが、それらのしょっぱさを緩和するためにはちみつか、あるいは砂糖を使います。それも大さじ4杯!
一応それが適量なんで…。
ジムで運動した後なら糖分補給も必要なので、砂糖やはちみつが入っていてもいいんですが、ただ汗をかいただけの水分補給に、砂糖大さじ4杯はちょっと糖分過多なんじゃないかなあって、作っていて心配になる時もあります。
オリジナルドリンクの作り方はこちらを見てください!
一時パルスイートを使ったりもしてみたんですが、それよりも糖アルコールを使ったほうがいいんじゃないかと思い、早速購入してみました。
糖質なのにカロリーゼロの甘味料
私の購入したのは、糖アルコールの中でも特に優秀とされる「エリスリトール」。
パルスイートの成分としても使われていて、たいていの場合、砂糖の代わりの甘味料として食品の味付けに使用されています。
甘味料として単体で販売されているので、ネットでも簡単に買うことができます。
このエリスリトール、なにが優秀かといっても、甘味はちゃんとあるのにカロリーゼロ、血糖値に影響を与えないで摂取制限もないということです。
糖だから甘さはあるけど、カロリーゼロって一体何で?わけわからん???
そもそも糖アルコールってなんなのさ??
はい確かに。
なんかややこしいですね。
順を追って説明しますと…
まず糖質と呼ばれるものがあります。
糖質とは3大栄養素、炭水化物・たんぱく質・脂質の中の、炭水化物に含まれている。
炭水化物は食物繊維と糖質によって構成される。
糖質は糖類(単糖類・二糖類)・多糖類・糖アルコール・その他合成甘味料などに分けられる。
糖質の一種、糖アルコールはブドウ糖や果糖などに高温高圧で水素添加し生成した物質。
自然食品の中にもごく少量ながら天然の糖アルコールが含まれていますが、一般的には水素添加で作られる人工甘味料です。
人工甘味料というと、薬品か化学調味料が含まれているような響きがありますが、天然成分で生成しているので怪しげなものじゃありません。
人工授精で作った養殖魚みたいなものでしょうか。
で、糖アルコールにも、イソマルトやラクチトール、キシリトールなどいろいろありまして、いずれも砂糖より甘味が弱いもののカロリーも低め。
だから用途としては、砂糖の代替品として食材に甘味をつけたり、合成甘味料の材料に使われることが多いんですね。
そして今回私が試しているエリスリトールですが、数ある糖アルコールの中で唯一、カロリーがゼロなんです。
その他の特徴としては
- 血糖値に影響がない
- 甘味は砂糖の70%程
- 摂取量の制限なし
- お腹がゆるくなりにくい
- 虫歯になりにくい
といったことが挙げられます。
では次にそれらの特徴についてもう少し見ていきます。
こんなにいい!エリスリトールの特徴
カロリーゼロ
小腸で90%以上が吸収されて血中に広がりますが、代謝されることはなく、ほとんどが排泄されてしまいます。
小腸に吸収されなかった分はそのまま便に混じって排出されますが、ごく僅かに腸内細菌の作用で消化され、エネルギーとなることがあります。
健康増進法の栄養表示基準では、100gあたりのカロリーが5kcal未満であればカロリーゼロという表記ができます。
エリスリトールには上記の、細菌によって消化、エネルギー変換されるものが0.24kcalほど存在します。
5kcalをはるかに下回るのでカロリーゼロとされるわけですが、完全にゼロではないということになります。
血糖値に影響がない
他の糖アルコールは砂糖の1/2か2/3ほどのカロリーがあるので、やはり血糖値の上昇は少なからずあります。
エリスリトールは代謝されずに排泄されてしまうので、糖アルコールの中で唯一血糖値上昇に影響しません。
甘味は砂糖の70%程
砂糖に比べると甘さは控えめです。
これまで使用していた砂糖の1.3倍ほどの量を使わないと、同等の甘味は得られないということになります。
摂取量制限なし
その代わり、エリスリトールはいくら摂取してもからだへの影響はないとされています。
砂糖大さじ4杯の代わりにエリスリトールを大さじ6〜7杯摂っても、増えるのは甘さだけです。
お腹がゆるくなりにくい
糖アルコールは摂り過ぎると下痢を起こしやすいですが、エリスリトールはその中ではもっともお腹がゆるくならない物質です。
ただし、個人の体質体調にもよるので、使用量は様子を見ながらがいいかもしれません。
虫歯になりにくい
糖質なのに虫歯菌のエサにはならず、虫歯の原因となる酸も作らせないので、虫歯菌に利用されることはありません。
その他、溶けるときに熱を奪うので清涼感があります。
甘いのが好きだ、でもカロリー高いのは困るいう場合に、おおいに役に立ちます。
栄養にもエネルギーにもならないけど、単に甘さをつけるだけのものとすれば申し分ない成分ですね。
多少お腹がゆるくなったという以外、特に副作用が出ているという報告もない、優良物質です。
私は今のところお腹がゆるくなったことはありませんが。
さてオリジナルドリンクに使ったエリスリトール、砂糖大さじ4杯の代わりに5杯ほど入れてみたんですが、味のほどはというと…
全く甘くない!
当たり前です。
砂糖4杯でも甘くなく、クエン酸の酸味と食塩の味が解消されたかなという程度だったんですから。
エリスリトールは砂糖の70%程度の甘味だというからには、5杯半から6杯入れる必要がありました。
でも、流石に甘いとはいえないまでも、大さじ5杯でもクエン酸の酸味は消され、塩の味の勝ったしょっぱいような感じもなく、ちょうどいい味になってました。
これで糖分もちょっとは摂ったほうがいい場合、エリスリトールとはちみつなんぞを併用してもいいかなと思いました。
今回私が購入したのはコレです。
あとがき
エリスリトールはダイエットにも使われるほど人気の糖アルコールです。
私も余計な糖質を摂りたくないときにはおおいに使いたいものですが、やはりデメリットもあります。
それは、少々お値段がはること。
安いものだと1kg1000円ほどからありますが、やはり甘味が砂糖の70%だと使用量が多くなり、減りも早いです。
飲み物に入れたり料理に使っているとあっという間になくなりますね。
少々お高くても血糖値に気を使うなら、値段なんて気にならないかもしれませんが。
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