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防災イメージトレーニングで地震に備えよう!
自然災害も色々ありますが、中でも日本は地震が多いですね。
あらかじめコースや上陸の予想ができる台風と違い、地震はいつどこで起こるかわかりません。
急な事態に対応するため、ある程度予測して備えておく必要があります。
今回は地震の防災対策として、日頃気をつけておくべきことについて見ていきます。
防災はイメージトレーニングが大事
急に地震が起きたとき慌てずに行動できるよう、こういう場合はこうする・避難するにはどういう経路を通るかなど、いろいろ考えておくのが大事です。
退路は複数考えておく
自宅では退路を決めておくなど、危険を避ける段取りができます。
もし玄関が塞がれたら窓から出るのか?
退路に砕け散ったガラスが落ちていたらどうするか?
もしトイレやお風呂に入っているときに大きな地震が来たらどうするか?
など、自宅でのイメージトレーニングは簡単にできますね。
足が悪くて瞬時に動けない人や車イスが必要な人、または家族にそういった人がいる家庭では、スムーズに避難できるよう防災訓練をしておくのも大事です。
日頃からの習慣にしておく
私はホテルやレジャー施設などでは、まず見取り図や非常口の確認をして、災害が起きた際どういう退路をとるかをイメージすることにしています。
はじめて行く場所や施設などでは、窓ガラス、看板、照明器具など、落下・倒壊するおそれのあるものに注意し、ここで地震が起きたらどうするべきか考えることを習慣化しておくことです。
街を歩いていて地震が起きたらどうするか?
大きな荷物を持っているときは?
とか、いろいろありますね。
避難できないときはどうするか考える
人が多く集まるところなどではとくに危険が増します。
映画館やスタジアムなどは身動きできないほど人でごった返します。
避難しようとする人同士がぶつかることもあるし、小さい子供がいれば、ひとりのときほど素早く動けません。
電車に乗っているときは即座に外に避難できないし、車の運転中、とくに高速道路上だとパニックになる人もいるんじゃないでしょうか。
地下街では閉じ込められる恐怖から慌てる人も多く出ます。
すぐに安全な場所に避難できそうにないとき、揺れがおさまるまで身を護るにはどうするか、その場の状況を見て予想してみます。
狭いところでものが崩れてきたり、ガラスが飛び散ったりするようなときに、身を守れるものをもっているか?
それとも辺りに使えるものがあるかなど、気にかけてみましょう。
優先順位を考える
逆に買い物や旅行途中で大きい荷物がある場合、執着せずに手放すことも大事です。
細かいことを言うと、緊急時、これは捨てていいもの・だめなものも考えておくことです。
今この場で地震が起きたらどうするか、なにが大事か、真っ先にすべきことはなにか優先順位も考えてみましょう。
行動をあらかじめ考えておくことが、二次災害も含めた防災につながります。
地震に備え自宅ですべき対策
避難するときに重要な非常用持ち出し袋の常備はまず誰もが考えることですが、自宅内を地震にある程度耐えられるようしておくのも肝心です。
どこのお宅でも完璧にすることは不可能です。
でも、できるだけ自分や家族を危険にさらさない対策は、前もってすることができます。
物の置き方に留意
家具の転倒に注意
家の中で地震が起きたとき怖いのは、家具の転倒や落下物です。
タンスや本棚など背の高い家具は、ワイヤーや金具を使って壁にしっかり固定します。
壁に穴を開けられないときは、天井との間に突っ張り棒を当てたり、天井の高さギチギチになるような、ちょうどいい大きさの箱を置いて隙間を作らないようすることです。
もちろんその箱が揺れでずり落ちないようにしないといけません。
100均ショップで売られている転倒落下防止の粘着マットなどを活用しましょう。
寝室はシンプルに
地震は睡眠中に起こることだってあります。
ベッドや敷ふとんの側には、背の高い家具やひっくり返ると危ない物をごちゃごちゃと置かないことです。
家具の下敷きにならないよう、寝室はできるだけシンプルに。
でもうちはワンルームだから物を置かないとしょうがないよと言う人は、家具をしっかり固定しましょう。
中の物の落下に注意
本棚もできるだけ扉がついている方が望ましいです。
紙は束になるととても硬く、それが何冊もからだの上に落ちてくると命にかかわることもあります。
扉付きのものでも、容易に扉が開いてしまわないよう、留め具をつけておくといいでしょう。
さらに、ガラスの扉がついているものは、飛散防止のフィルムを張っておきましょう。
中の見えない扉だと、揺れがおさまってから開いたときに、中の物が崩れ落ちてきてけがをすることがあるので注意が必要です。
食器棚には気をつけましょう。
ドアの横に高さのある家具を置かない
万一背の高い本棚や物入れがドアの前に倒れると、部屋から出ることができなくなります。
どかすことができても、手間取ると逃げ遅れの原因になってしまいます。
退路はドアだけではなく、窓からベランダ、そして非常用梯子を使うということもあり得ます。
物が倒れても窓が塞がれないよう、配置を工夫しておきましょう。
大型製品に注意
一昔前に比べてテレビも大型化して、さらに薄くなっています。
壁やテレビ台にしっかり固定し、さらにキャスター付きのテレビ台は揺れで滑らないようしっかりストッパーをかけておきましょう。
階段の近くに物を置かない
階段のすぐ下にいろいろ置いていると、階下に移動する際に邪魔になります。
また、上がってすぐのところに物があると階下に落ちることもあります。
危険なので階段付近は何も置かず、シンプルな導線として使用しましょう。
室内ではスリッパが望ましい
和室ばかりの家ならともかく、フローリングやカーペット敷の部屋ではスリッパを履く、あるいはよくいる部屋に置いておくことをおすすめします。
落下物や割れた陶器やガラスの破片が散らばっていても、靴下のみや裸足よりも怪我をしなくてすみ、迅速に行動できます。
非常用持ち出し袋は取りやすいところに
緊急時に必要なものが、奥の部屋に置かれているとか高いところにあっては、急いで持ち出すことができません。
非常用持ち出し袋は玄関の側か、普段いることの多い部屋の出口付近など、すぐ手の届くところに置いておきましょう。
薬や貴重品も持ち出しやすいところに
避難する際に必要なものは非常用持ち出し袋だけではありません。
薬、特に医師の処方薬を常用している人はそれも忘れずに。
そして貴重品です。
スマホや時計など人によって違いますが、この場合は現金、特に小銭や保険証、預金通帳や実印などです。
盗難対策に奥まったところにしまわず、サッと持ち出せるところに保管しておきましょう。
ケータイ・スマホのバッテリーは切らさない
携帯電話の類は、いざ持って避難!と言うときにバッテリー残量が僅かだと、肝心なときに使えなくなってしまいます。
何日もついうっかり充電してなかったということのないよう気をつけましょう。
さいごに:ハザードマップを活用しよう
ハザードマップとは、被災想定区域や防災関係施設などが記載された地図で、各市区町村で入手できます。
役所によってはホームページでも閲覧可能なところがあります。
住んでいる地域で地盤のゆるい地域はないか、土砂崩れや波の押し寄せる心配はないかなどを確認しておきましょう。
避難経路や避難場所のチェックも必要です。
実際に地震が起きたら:関連記事
家族が各々外出していていっしょにいないとき、避難しなければならないほどの震災に見舞われた場合にはどこに集まるか、避難場所を決めておきます。
有事の際はどうするかを家族間で話し合い、取り決めをしておくことが肝心です。
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