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エアコンの中から虫が出てくる!一体どこから入ってくる?
夏でも冬でも、そのシーズンになると数カ月ぶりに起動させる家庭用エアコン。
しばらくぶりに使うと、目に見えなくても内部からの風とともにホコリやカビなどが吹き出すこともありますね。
それだけじゃなく、小さな虫や、場合によっては遠目でも見えるほどの大きな虫が出てくることもあってびっくり!
今回は、一体それらの虫はどこから入ってくるのか、侵入を防ぐにはどうすればいいかについて見ていきます。
エアコンの中は虫の巣になっていることも
エアコンから出てくる虫を1匹見かけた場合、内部にはもっと多くが潜んでいる可能性があります。
ずっと中の方に潜り込んでいて、そこが巣になっていることもあるんです。
エアコンの中はホコリや湿気などが多く、家の中でよく見かける害虫、ダニやゴキブリの好きな条件がそろっています。
なので、いつの間にやら居心地のいい住処にされていることも!
エアコンの虫はどこから入ってくる?
ドレンホースから入る
室外機のそばに細い蛇腹のホースが転がっているのを見たことがあると思います。
これは室内機から水を排出するためのドレンホースといい、室外機ではなく、室内機と直接つながっています。
多いのが、虫がこのホースを伝って内部に侵入すると言うパターン。
このドレンホースに入れるくらいの大きさなら、クモやゲジゲジなどでもたやすく入り込んでしまいます。
家の中からエアコンに入る
クモやゴキブリなどは窓の隙間やダクトを通って家の中に入ってきますね。
家の中でよく見かける虫です。
これらの虫がエアコン内部に侵入して住み着くことがあります。
とくにゴキブリは巣らしい巣を作らず、暮らしやすい特定の場所をねぐらにするので、エアコンの中そのものが巣になっていることもあるんです。
住んでいる場所や家の種類によっても変わるでしょうけど、周りに自然の多い木造の家だと虫の侵入は多いですよね。
とくに1階の地面に設置してある室外機だと、アリとかクモとか、地を這う虫でも簡単に入ってこられるし…
ああ、毛虫が入って中で成虫になったとか…
考えただけでゾッとするわ。
しばらくぶりにつけたとき、変な臭いがするのはホコリやカビのせいです。
目に見えない・見えにくいけど、それに混じってダニの死骸やゴキブリの糞がいっしょに撒き散らされることもあります。
ダニなんて、一体どこから入ってくるのかわからないし、侵入を防ぎようがない害虫ですね。
こんなのが住み着かないようにするためには…
虫が入らないようにするにはどうする?
侵入経路を断つ
まず、外からエアコン内部への通り道になっているドレンホースの対策をします。
ドレンホースに虫が侵入すると、エアコン内に入ってくるだけでなく、詰まりの原因になって水漏れが発生することもあります。
先端を地面につけておかない
ホースを地面に寝かせていると、それこそトンネルのようにエアコン内部への通り道ができてしまいます。
ホースの先端は地面から数センチ浮かせた状態で、なおかつ下向きにしているといいでしょう。
ホースの先端を覆う
さらに先端をストッキングや水切りネットで覆うと、小さな虫でも入ることはできません。
ただし、ホコリやゴミ等で目詰まりすると排水できず、エアコン内部で漏水する危険もあるので、たまに確認や掃除が必要になってきます。
虫の侵入を防ぐパーツもあります。
大きなゴキブリやクモは防げても、アリや小型のゴキブリなどの小さな虫では通れる隙間があるので、ネットのほうがいいかもしれません。
排水できて虫の侵入も防ぐ逆流防止弁というのがあります。
ちょっとした加工が必要ですが、こうした弁を取り付けておくと安心できます。
室内から侵入されるときは…
家の中からエアコン内部に侵入する虫といえば、クモとかダニ、そしてゴキブリなどですね。
とくに狭い隙間からでも潜り込むゴキブリに関しては、基本的なゴキブリ対策をするしかありません。
ゴキブリ用のトラップを仕掛けたり、ゴキブリの嫌いなハーブ系の匂いのするものをそばに置いておくとかですね。
そしてやはり、掃除です。
時間が経てばホコリは自然に溜まっていくし、ダニも湧きやすくなります。
久しぶりに使うときにはやはり内部の掃除をしてからが基本です。
こまめなフィルター掃除
フィルターは簡単に取り外せて、掃除機でホコリを吸い取ったり水洗いもできます。
取扱説明書に掃除の仕方が書かれているので、久しぶりに使う前や、よく使う時期にも10日~2週間に1回は掃除をしましょう。
同じように、ホコリの付きやすいルーバーや、フィルターを外したそのすぐ奥にある冷却フィンなどにも掃除機をかけておきます。
エアコン内部の除湿
冷房使用時には、エアコン内部に結露が発生します。
このときの余分な水分を外にだすのがドレンホースですが、それでもエアコン内部には湿気がいっぱいたまります。
カビやホコリも発生するようなら、それらをエサにするダニやゴキブリの繁殖を促すようなものです。
ダニやゴキブリの暮らしやすい環境を作らないためにも、内部を乾燥させる必要があります。
最近のエアコンには内部クリーンとか内部乾燥といった、内部を乾燥させる機能がついたものが多くあります。
この機能を使うことでカビの発生を抑え、嫌なニオイのもとや虫の暮らしやすい環境を作らないように、内部を清潔にするわけですね。
このクリーン機能のついていないエアコンの場合、送風運転でしばらく動かしても同じように内部を乾燥してくれます。
気になるようなら内部の掃除
もう何ヶ月も何年も使っていないとか、すでに変なニオイがして中に虫が湧いていそう…と言う場合は、フィルターや冷却フィンだけでなく、内部の掃除をしたほうがいいかもしれません。
スプレーで簡単に洗浄できるエアコンクリーナーを使えば、内部の掃除が楽にできるでしょう。
でも、基盤にスプレーがかかると故障の原因になります。
どこにスプレーしたらいいか、どこにかかるといけないかわかっている人ならいいですが、推奨はできないとのこと。
エアコンは安いものではないので、やはり気になるときのクリーニングは専門業者に依頼することがおすすめです。
室外機から入ってくる?
室外機はずっと外に出しっぱなしですが、そこを通して虫が家の中に侵入してくることはありません。
ただ、室外機そのものに蜂が巣を作ることがあります。
ベランダに設置した室外機だと、窓を開けたときに入ってくる可能性もあり、危険です。
しょっちゅうエアコンを付けているとすぐに巣を作ることもないですが、しばらく使っていない場合は中に侵入し、徐々に巣を作っていくのでシーズンオフにはカバーを掛けて対策するのがいいでしょう。
室内機・室外機ともに、使っていない間に虫に乗っ取られているかもしれないので注意です。
さいごに
虫がドレンホースを伝って外から家の中に侵入すると言うだけでも困るのに、エアコンの中に居座り、そこで繁殖するというのはぞっとしますね。
見た目にも気持ち悪いけど、エアコンを付けたときに撒き散らされる虫の死骸やフンも、もっとイヤ。
内部に発生するカビやホコリと同様にアレルギーを引き起こします。
シーズン中はこまめなフィルター周りの掃除や内部乾燥、そして使い始めにも掃除と確認をするのがいいようです。
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