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食べ方も工夫してみて!胃もたれ解消法
普段からなんでも食べる人にしても食の細い人にしても、食事の後に胃が重い・苦しいと感じたことが1度はあると思います。
自分自身の消化・吸収力を超えた量を食べたときなんかに起こりますね。
“詰め込みすぎ”というのがわかりやすい原因のひとつですが、せっかくのおいしいご飯、胃もたれを恐れず食べたいものです。
今回は、食べたあとに苦しい思いをしないための胃もたれ解消法についてみていきます。
胃もたれとはどうして起こる?
胃の働きが低下したり、胃酸が十分に分泌されないために消化に手間取り、いつまでも胃の中が重く苦しい・胃がズーンと痛む・ムカムカすると言った事が起こります。
原因は色々とありますが、
- 暴飲暴食
- 消化の悪いものや刺激の強いものの摂取
- アルコール
- ストレスなど
これらの要素で胃が疲弊し、胃酸が出にくくなったり食べ物を腸に送り出すのに時間がかかるなどして、胃もたれの症状が起こります。
消化の悪いものを大量に摂取する・よく噛まないで飲み込むと、それだけ消化に時間がかかります。
食べ物が長く胃の中に滞在すると、その分胃酸による刺激も長く続き、胃が疲弊・損傷しやすくなるということです。
他にも、もともと胃が弱いという場合も、胃もたれを起こしやすいと言えます。
胃液の分泌が悪い・食べた物が、消化できる量を超えているというわけですね。
昨夜、本読みながらピーナッツ食べてたんですけど、なんだか今も胃が気持ち悪くって…
胸焼けしたみたい…
…寝る前にピーナッツ食べてたんですね?
あー、ははは。
そーなんですぅ〜。
ピーナッツは腹持ちがいい食べ物です。
逆に言うと消化に悪いから、夜遅くに食べると次の日までお腹の中に残って、朝、気持ち悪いなんてことになるんですよ。
睡眠中は胃の活動も低下するから、なおさらお腹に残っちゃうんですね。
暴飲暴食や消化の悪いものの摂取もそうだけど、食べる時間帯も影響するんですね。
もう絶対寝る前なんかに食べないわ。
対策は?胃もたれ解消法
もともと胃弱の場合
量を小分けにして食事の回数を増やす
もともと胃が弱いという自覚のある人の胃もたれ・胃痛というのは、胃のぜん動運動(胃液と食べ物を混ぜる力)や消化吸収する力が弱いため、食べ物がお腹に残留して起きるわけですね。
そういう人はごはんを食べる時も脂っこいものは避ける、刺激物も食べない、夏でも冷たいものは摂取しないなどの工夫をされているんじゃないでしょうか?
ただ、あまり食べなかったり食べ物を限定すると、胃もそれに合わせて受け付けなくなり、食も細くなっていきます。
現代人は朝昼晩の3回食事しますが、1回の量を胃もたれせず食べられるだけにして、1日の食事回数を増やしてみるのもいい方法です。
肝心なのは、胃に負担をかけないことです。
よく噛む・ゆっくり食べる
一口の量も少なめに、無理なく食べられるぶんだけをゆっくりよく噛んで摂取します。
胃の負担を減らすにはとにかくよく噛むこと。
少量を口に入れ、最低でも30回は咀嚼しましょう。
胃に入るものを細かくすることで消化を助けるわけです。
そしてゆっくり食べること。
一度の食事でも、20分かけることが大事です。
胃の疲弊の場合
胃を休ませる
上記の小分けにする・よく噛んでゆっくり食べるというのも、胃を休ませることにつながります。
他にも、夜遅い食事は避けて、寝る時にまで胃を酷使させる環境を作らないようにするのも肝心です。
遅い時間の食事や消化に時間のかかるものの摂取は、眠っている間も胃にものを溜め込んでおかなければならない状況を作ります。
そうなると胃も苦しく、いい睡眠がとれませんね。
まず、なんでもガツガツ食べたり飲んだりするのをやめて、消化の良いものを少しづつ食べるようにして、胃を適度に休ませましょう。
柔らかく水分の多いもの、うどんやおかゆ、雑炊などを食べるといいですよ。
油でコテコテの料理、フライや天ぷらはおいしいですが、つい食べ過ぎて苦しくなったり、油のせいで胃が重く感じることがありますね。
脂肪分は消化に時間がかかるので健康な人でも胃が重く感じて当たり前。
そんなときは、胃の形に沿って右側を下にして横になると、胃から腸へ食べ物が流れやすくなります。
食べてすぐ横になるのはよくない(行儀が悪い)と言われますが、食後すぐ動くと、消化のために胃に集まった血液が他へ分散し、かえって消化に時間がかかります。
食べたあとすぐ動くよりもしばらく休息するほうが、消化のためにはいいようです。
ストレスを発散させる
ストレスからくる胃炎になったことのある人も多いんじゃないでしょうか。
胃はストレスの影響を受け安い器官です。
胃が弱っているときは食事についてだけでなく、気分転換をするなどストレスの発散についても工夫してみましょう。
良質のタンパク質の摂取
卵や牛乳、豆腐など、柔らかくて消化の良いタンパク質が、胃の働きを回復してくれます。
とくに胃が痛い・食欲が出ないというとき、牛乳が胃痛の緩和や栄養補給にうってつけ。
アルカリ性である牛乳が胃酸を中和するので、食べ過ぎ・飲み過ぎなどで荒れた胃の保護にも一役買ってくれます。
と言っても、冷たいまま飲むのは胃に負担がかかるので、少し温めて飲むのがポイント。
タンパク質は加熱すると硬くなる性質があります。
卵の焼きすぎ・茹ですぎはかえって消化を悪くするので半熟にするなどの工夫が必要です。
私もそうなんですが、牛乳を飲むとお腹がゆるくなる人、多いですよね。
中には気持ち悪くなるという人も。
そういうときは豆乳がオススメ。
胃の粘膜の保護や栄養補給など、牛乳と同じ効果が得られます。
豆乳も温めて飲むのがいいですが、温かい豆乳はクセがあってどうも…という場合ははちみつを入れると飲みやすくなりますよ。
※豆乳でもアレルギー症状の出る人は飲用を控えるようにしてください。
さいごに
忙しい現代人の生活上、コンビニ弁当やインスタント食品で手早く作ったものを素早く食べてハイ終わり、というのが普通になっている人も多いんじゃないでしょうか。
これだと胃に負担をかけすぎて、疲労はたまる一方。
食べすぎてたまに胃もたれを感じるどころか、食べるたびに苦しい、胃が重い、気持ち悪いなどの症状を訴えることにもなりかねません。
食べ物の好みは人それぞれですね。
年齢とともに弱ってくる内臓の働きを助けるためにも、なにを食べようと、消化しやすいようによく噛んでゆっくりというのが大事です。
胃に負担をかけないこと。これが大前提です。
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