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長引く咳の原因 止まらないのは怖い病気の兆候かも

 


sekikomi風邪やインフルエンザでもないのに咳が止まらない。

 

熱はないのにもう何週間も長引いている。

 

こうした、咳が続く原因として、ウイルスや細菌の感染によるもの大気中の浮遊物(チリ・ホコリ・カビなど)によるアレルギーが考えられます。

 

比較的軽いものとしては咳ぜんそく・気管支ぜんそく・マイコプラズマ肺炎・百日咳・夏型過敏性肺炎などが挙げられます。

 

その他の可能性として肺がん・肺結核も考えられ、名前からわかるように、深刻な病気の兆候です。

 

 

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咳のタイプで病気はある程度わかる?

 

咳と発熱がある

たいていの場合はウイルス性の風邪ですが、ときには細菌性の肺炎を引き起こすことがあります。

 

 

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマと言う病原体が原因で起こる肺炎で、しつこい咳と発熱が特徴。

「うつる肺炎」と言われていて、咳やツバなどの飛沫やそれらの付着したものに接触することで感染します。

 

通常ウイルスや細菌に対して処方されるステロイド系やセフェム系の抗生物質は、このマイコプラズマと言う病原体には効果がありません。

 

逆に細菌にあまり効果のないマクロライド系抗生物質でないと効かないので、適切な治療をしないといつまでたっても治らず、咳も長引くことになります。

 

 

百日咳

百日咳菌と言う細菌によって引き起こされ、しつこい咳と発熱が続きます。

 

1歳未満の乳幼児が感染すると肺炎を併発して死につながる危険性もあります。

 

 

夏型過敏性肺炎

カビが原因で起こるアレルギー性の肺炎です。

咳が止まらず呼吸もしづらくなるのが特徴で、発熱を伴うので夏風邪と間違いやすい病気です。

 

関連記事⇒これって夏風邪?咳が止まらないのはもっと違う病気かも!?

 

 

咳だけで熱はない

咳が乾いたもの・空咳の場合、多くは咳ぜんそくが考えられます。

 

 

咳ぜんそく

いろんな原因によって気道が炎症・収縮を起こし、発症します。

 

  • 風邪が治っても喉の炎症が長引いている
  • ハウスダストやカビなどのアレルギー源
  • タバコの煙(受動喫煙)によるもの
  • からだの冷え・自律神経の乱れ

 

始めのうちは乾いた咳が続きます。

熱は出ず、咳だけだからと放っておくと気管支ぜんそくになることもあります。

 

関連記事⇒薬を飲んでも咳が止まらない!しつこく続く咳ぜんそくってなんだ?

 

 

気管支ぜんそく

最初は空咳が続きますが、そのうち痰がからむようになってくると気管支ぜんそくの可能性が大です。

 

気管支の周りの筋肉が収縮し起動が狭くなります。

さらに粘り気の強い痰が増えることで呼吸困難に陥ることもあります。

 

 

咳ぜんそくも気管支ぜんそくも、通常の咳止めはあまり効かないことが多いです。

治療薬としては気管支拡張薬や吸入ステロイドをつかいますが、副作用もあるので病院にて処方してもらうのがいいでしょう。

 

 

これらぜんそくの日常からの対策としては、

 

  • こまめな掃除でハウスダストなどの上げルギー源を増やさないようにすること
  • 外気との寒暖差を少なくし、自律神経を乱さない・からだを冷やしすぎなくすること

 

などが身近に始められることです。

 

ストレスも自律神経を乱す元になるので適度に発散する・溜めないようにすることが肝心です。

 

咳の原因が鼻にあることも!

副鼻腔炎(ふくびくうえん)、いわゆるちくのうを患っている人は鼻汁が喉の奥にたれる後鼻漏(こうびろう)という状態が続きます。

この鼻汁が喉の炎症を起こし、咳が出続けるわけです。

 

 

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咳といっしょに痰も出る

 

最初から痰の絡む咳が出る場合、感染症・ウイルスや細菌による気管支炎が考えられます。

 

痰の色で判別
  • 白色の痰
  • 緑・黄色の痰
  • 赤茶色の痰
  • 赤い点の混じった白っぽい痰

 

白い痰んが出る場合、気管支炎や気管支ぜんそくが考えられます。

 

緑・黄色の痰は通常よく見るものですね。これは風邪やインフルエンザなどのウイルスで、喉が感染症を起こしているときに見られます。

 

赤茶色の痰が出た場合、肺炎になっている可能性が高いです。肺炎球菌が混じっていると、このような色になります。

 

赤い点の混じった白っぽい痰は血痰(けったん)と呼ばれ、中に血が混じっていることでこのような痰が出ます。

肺結核や肺がんの兆候なので、咳とともに血痰が出たら要注意!

 

血が混じっているからと言って全体的に赤くなるわけではなく、白い痰の中にポツポツ血が点在するというのが特徴です。

 

黒褐色の痰が出た場合も肺結核や肺がんの可能性があるので速やかに受診することをおすすめします。

 

しつこい咳が続くと喉の粘膜が傷ついて多少の出血を伴うことがあります。

こうして起こった出血が痰に混じっても何ら心配はいりません。

 

 

さいごに

 

咳も種類によって出やすい時間帯がちがってきます。

 

夜間によく出る場合は、咳ぜんそくや気管支ぜんそくの可能性大です。

夜は副交感神経が活発になって気道が狭くなるせいで、ちょっとした息の通り具合が刺激になって咳き込みやすくなるんです。

 

また、夜間は布団に付着したハウスダストやダニなどのアレルギー物質を吸い込んで咳き込みが激しくなるということもあります。

 

1日を通してよく咳き込む場合は、百日咳や肺炎などの感染症の可能性が高いです。

 

また、昼間に多いものには後鼻漏による咳込みがあります。

ストレスが原因の咳込みも昼間に見られ、夜間はうそのように穏やかになります。

 

 

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管理人:かいり 

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健康すっきり生活館の館長・かいりです。

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