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水虫って冬でも発症する!?足がかゆい!対策はどうする?

 


33301868bc50043a4e0e42ce402d4dec_s中年男性、とくにサラリーマンの病気というイメージの強い水虫。

実は老若男女問わず、子どもでもなってしまいます。

 

でも、もう冬になったから一安心、と思っていたらなんだか足がかゆいような痛いような…

これって、ひょっとして水虫なんじゃ…

 

 

冬の寒い時期でも水虫って感染するの???

 

おおいに疑問ですね。

でも結論から言うと、冬でも水虫になることはあるんです!

 

 

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水虫は冬でも発症する

 

水虫は高温多湿を好みます。

通気性の悪い靴を何時間も履き続けている、通気性はよくとも指と指の間が密着したまま何時間も過ごしているなど、汗をかいて蒸れた状態が長く続くと水虫になりやすいんですね。

 

中年男性のイメージが強いのはこうしたことからでしょうが、最近は若い女性もブーツを履きっぱなし、ずっと指と指とがぴっちりくっついて蒸れた状態でいる人も多くなって、女性の水虫が増えているようです。

 

水虫は、からだの角質層に入り込んで住み着いた、白癬菌というカビのことです。

 

高温多湿の好きな白癬菌は夏場増殖し、冬になるとおとなしくなっていきます。

 

夏は気温が高いから汗で蒸れやすいですね。

だから夏に水虫の症状を訴える人は多いわけですが、冬でも蒸れた状態が長く続けば、水虫になる可能性だってあるわけです。

 

靴下注意!冬でも足が蒸れることがある!

冬場に足が蒸れるとき、それは睡眠時です。

 

寝ているときは、冬場でも思いのほか汗をかきます。

それだけ体温も上昇しているということですね。

 

温かい布団をかぶっているのでからだはぽかぽかするのは当然です。

さらには靴下を履いて寝る人だっています。

 

実はこの靴下が、蒸れの原因になっているんです。

 

もちろん靴下だけで水虫になってしまうことはそうそうないかもしれません。

でも、足の皮膚が弱くなってたり傷があったりして白癬菌が入り込みやすい状態にあると、蒸れた環境を作るだけで水虫になってしまう可能性は高いわけです。

 

お風呂で軽石でかかとを力いっぱいこすったり、ナイロンタオルで足の指の間をゴシゴシ洗う人がいますね。

でもそれをすると、かかとや足の指の間に細かな傷がついて白癬菌が入り込みやすくなってしまうんです。

 

これは夏・冬関係なく言えることですが、不特定多数が共用する、銭湯やスポーツジムのお風呂などの足ふきマットから白癬菌が付着することは多いです。

 

自宅に戻り、着替えてそのまま眠ってしまうと、その間にも白癬菌は徐々に足の角質層に侵入していきます。

足に傷があると侵入は早まります。

寝ている時に足が蒸れる状態を作ると増殖も早まります。

 

こうして水虫が繁殖する条件が成立し、冬でも寝ている間に水虫が発症することになるわけです。

 

水虫は、白癬菌が付着したからといってすぐに発症するものではありません。

24時間ほどかけてゆっくりと角質層の中に入り込み、根をはるわけです。

 

付着イコール感染というわけではありません。

白癬菌は水で簡単に洗い流せるので、24時間以内にきれいにしてやれば、もちろん発症もしません。

 

ただし、足に傷があったり皮膚が弱っていると白癬菌が入り込みやすくなり、12時間ほどで角質層に根をはることもあります。

 

 

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冬に足がかゆいのは水虫のせい?

 

足がかゆくなったからといって水虫とは限りません。

 

足水虫の種類は主に3つ

 

趾間型


指の間にできる。皮がめくれてジュクジュクするものやカサカサするもの、かゆみを伴うものや逆に痛みを伴うものもあるなどがある。

 

小水疱型


足裏や側面に小さい水ぶくれができる。かゆみを伴う。

 

角質増殖型


かかとや足裏が硬くなってザラザラになる。痒みもなく、自覚症状がないので水虫になっていると気づきにくい。

 

というのがあります。

 

そしてこれらに似た別の病気もあるんです。

 

足裏などに小さい水ぶくれが多数できる汗疱性湿疹は、小水疱型水虫と非常によく似ていますが、白癬菌とは関係のない、全く違う皮膚の病気です。

 

歩き過ぎ、酷使し過ぎのかかとは厚く硬くなってしまいますね。

冬場はそのうち鏡餅のようになっていきますが、これも角質増殖型の水虫と非常によく似ていて違う病気です。

 

なので素人目には、見た目だけで水虫かどうかなんて判断できないんです。

 

おかしいな、水虫かなと疑問を持ったら、皮膚科を受診してみましょう。

 

 

水虫がいそうな皮膚をちょっとサンプルとしてとり、顕微鏡検査にて判定します。

 

あとは水虫であってもなくても、医師から処方された薬を患部に塗布していけばいいんですが、病院に行かず自己判断で水虫と決めつけるのはよくありません。

 

間違った市販薬は全く効かなかったり、逆に症状を悪化させることだってあります。

 

市販薬を買うときには薬剤師に相談することをおすすめします。

 

店頭で水虫のことを相談するなんて恥ずかしいと思ったら、迷わず病院に行くのがベストです。

 

放っておくと、ちょっとかゆいがだんだん痛いに変わってくることもあるので要注意です。

 

 

冬の水虫対策は?

 

もし水虫になっても、薬で治すことができます。

もうあんなのはこりごりだと思ったら、二度と感染しないよう予防対策が肝心ですね。

 

まず、一番白癬菌に触れやすい、足(の裏)のケアです。

 

  • 足の指の間は石鹸をつけた手の指で、優しく揉み洗いする
  • バスマットは白癬菌の温床になっているので、常に乾かしておくようにする
  • スリッパの共用はやめ、こまめな掃除も心がける
  • 白癬菌は水に弱いので、裸足で不特定多数が歩く場所を歩いた時には、24時間以内に足を洗う
  • ストッキングや化学繊維の靴下は蒸れやすいので、綿や5本指ソックスの着用がいい
  • 塗り薬は足を洗ってよく乾かしたあと、患部だけでなく足裏全体からアキレス腱にかけてまで、広範囲に塗る

 

塗り薬について

皮膚が垢となって剥がれ落ちるのに2ヶ月ほどかかります。

水虫の症状がなくなっても、白癬菌が垢とともに完全に剥がれるまで、1~2ヵ月は塗り続ける必要があります。

 

どうですか?簡単にできる予防対策ばかりですね。

 

とにかく水虫は洗い流すことです。

 

そしてよく足を乾かして、蒸らさないことです。

 

 

さいごに

 

白癬菌のたちの悪いところは、繁殖し、うつるということです。

 

とくに冬場は肌も乾燥しやすいので、かかとも硬くなりがちですね。

白癬菌が住み着いているそのかかとの皮膚がポロポロ落ちたのを踏むと、水虫とは無縁の人の足に付着し、増えることもじゅうぶんありえるわけです。

 

そうやって人から人へと渡っていく水虫。

おとなしくなっているだけで死滅したわけではないので、冬場でも注意しないといけませんね。

 

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管理人:かいり 

介護福祉士の資格を持つ管理人、

健康すっきり生活館の館長・かいりです。

仕事で経験したこと、学んだことをメインに実のある情報をお届けしていきます。

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