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インフルエンザは潜伏期間でもうつる・治るまでの期間と登校日
ある日突然高い発熱や頭痛、筋肉痛などの症状がでるインフルエンザ。
たとえその自覚症状がなくても、ウイルスが体内に潜んでいるだけで他人にうつってしまうこともあります。
感染力も高いので、うつしたりうつされたりに注意しないといけません。
今回は、感染してから症状がでるまでのインフルエンザウイルスの潜伏期間や、他人にうつってしまう感染期間、子供がインフルエンザにかかったら何日くらいで登校できるのか、そして何日くらいで治るのか、自然治癒までの期間などについて見ていきます。
インフルエンザの潜伏期間は?
潜伏期間とは、その人がウイルスに感染してから発症するまでの、症状が現れるまでの期間をいいます。
インフルエンザの場合は1〜3日ですが、長いときには1週間潜伏していることもあるようです。
世界的に蔓延するA型インフルエンザの場合は1〜2日、B型の場合は2〜3日と言われています。
感染したからと言って必ずしも発症するとは限らず、中には潜伏期間を過ぎても何も変わらないまま終息することもあります。
この潜伏期間というのは症状が出ずに、体調も普段と変わらないため、感染していることに気づきません。
でも、体内にウイルスがいることに変わりはないので、潜伏期間であっても他人にうつることがあります。
いつもと同じように学校や仕事、遊びに行って多くの人と接触すると、それだけインフルエンザを広めてしまうことになりかねないわけですね。
感染力は症状が出たあとほど強くないようですが、症状が出ていないとインフルエンザにかかっているかどうかわからないだけに、シーズンである12月〜3月頃まではマスク・うがい・手洗いなどの予防策を念入りにした方がいいかもしれませんね。
インフルエンザが治るまでの期間は?
インフルエンザは感染力の高いウイルスですが、かかっても発熱や悪寒、筋肉痛などの症状で済むことがほとんどです。
高齢者や小さい子供の場合、肺炎や脱水症状、インフルエンザ脳症など、重症化することもありますが、通常は放っておいても3~5日経てば熱も下がり、1週間〜10日ほどで自然に治ります。
ただし、潜伏期間のあと、発症してから3日ほどは感染力が非常に高くなっているので、家族や他人にうつさないよう注意が必要です。
発症後7日目くらいまでは感染力は持続し、まだ他人にうつしてしまう恐れのある期間と言われています。
この発症後3日のピーク時をすぎるとウイルスは減少し、症状は収まっていきます。
病院でインフルエンザの薬を摂取したら、もう少し治りは早くなります。
でもインフルエンザの薬というのはウイルスを殺すためのものではなく、増殖を抑えるためのもの。
しかもウイルスが増えすぎてしまう48時間以内に摂取しないと効果がありません。
時間が経ってしまうと、かわりに筋肉痛や咳・くしゃみなどの症状を和らげる薬を出してもらい、あとは自然に回復するのを待つしかないんです。
いつから登校できるの?
学校の場合、インフルエンザにかかったら発症後5日・解熱後2日は登校できない決まりがありますね。
日数のカウントの仕方としては、
- 発症した次の日が1日目
- 解熱した次の日が1日目
となります。
発症したのが1日だと、その後の5日間は自宅待機、7日になったら登校できます。
同じように1日に発症して、熱が下がったのが5日だとしたら、6日と7日の2日間は自宅待機、8日になって登校できるというわけです。
発症してから5日過ぎていても、熱が下がってから2日経っていなかったらダメだし、早々に熱が下がっても、発症してからまだ4日しか経っていなかったら、やっぱり登校できません。
これは小学生以上の子供に関してのことですが、幼児の場合は「発症後5日間・解熱後は3日間」と言う規定があります。
さいごに
大学や会社関係にはこのような規定はなく、出勤停止義務はありませんが、会社によっては学校と同じように自宅待機にしているところもあります。
多くの人が集まる場所、とくに介護施設のように高齢者を世話する施設では、出勤停止を命じるところがほとんどです。
発症後5日・解熱後2日とはいえ、発症してからの7日は感染力が持続しているので、他人にうつさないよう、うつされないように気をつけないといけません。
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