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おたふく風邪は大人でもうつる!気になる感染経路とからだへの影響

 


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職場でおたふく風邪の人が出た!

おたふく風邪って子供がかかる病気なんじゃないの?

大人になってもうつることってあるの?

 

と思う人は多いでしょう。

 

結論から言うと、大人もおたふく風邪にかかるし、感染した人のそばにいるとうつります。

 

今回は、おたふく風邪がどうやってうつるのか・大人がかかると、からだにどんな影響が出るのかについて解説していきます。

 

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大人でもおたふく風邪にかかる?

おたふく風邪は子供の頃かかるというのが誰しも持っているイメージではないでしょうか。

 

おたふく風邪は3〜4歳、あるいは5〜9歳くらいの子供がかかりやすい病気です。

でもその歳にかかっていないと大人になってからかかることもあるし、逆に大人になってからかかるほうが症状が重くなることもあります。

 

おたふく風邪は「流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん)」といい、耳下腺(耳の真下・下あごの付け根辺り)が腫れあがる病気。

原因はムンプスウイルスの感染によるものです。

 

大人がかかった際の特徴としては、おたふく風邪と呼ばれるゆえんである耳の下の腫れの他、頭痛や高い発熱などがあげられます。

特に大人がかかった際の発熱は40℃を超えることもあります。

 

他にも倦怠感、嘔吐、鼻水など通常の風邪同様の症状もありますが、炎症を起こし、腫れた耳下腺の激しい痛みが一番の困りものです。
なにより子供がかかった時よりもその症状はきつく現れます。

 

感染力は強いながらも、感染しても発症するのは全体の70%ほどで、症状の出ない場合もあります。

子供の頃かかったか記憶にない、わからないといった人もいますが、発症していなくとも感染していれば免疫ができ、二度とかからない病気です。

 

 

おたふくかぜと非常に似ていて区別がつけにくい症状もあります。

 

反復性耳下腺炎や化膿性耳下腺炎と呼ばれるものです。

口内の細菌やウイルスによって耳下腺が炎症を起こします。

おたふく風邪同様、耳の下が腫れ上がり痛みもありますが、両側同時にということはほぼなく、症状も2〜3日程度でおさまります。

これらはムンプスウイルスによるものではないので、伝染もしません。

 

まれに、一度おたふく風邪にかかったのにまたかかったという人もいますが、もしかしたらこの症状を勘違いしているのかもしれません。

 

 

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大人がかかったときのからだへの影響

と言っても、大人がかかると少々厄介な場合があります。
大人になってからの感染は子供にくらべきついだけでなく、合併症を引き起こし重症化することもあるからです。

 

なぜ子供のときには重症化しないのに、丈夫な大人になってからかかると、逆に重症化してしまうのでしょうか?

それは大人の抵抗力が子供よりも強いため。

 

 

抵抗力の強い大人は、ウイルスを撃退しようと、それだけ高い熱を発します。
ウイルスの勢力が増すと、その分からだは激しく抵抗しようとします。
さらに子供に比べて長年生きてきた中で抱えている疾患もあったり、体の不調を悪化させてしまうこともあったりで、合併症を引き起こします。
こういうことが、重症化に繋がるというわけです。

 

おたふく風邪が引き起こす合併症には膵炎・難聴・髄膜炎などがありますが、いずれも症状は軽いものであったり発症もごくまれなものです。

 

男女の違いで起こるものもあります。

男性の場合は睾丸炎、女性の場合は卵巣炎と言った、つまりは生殖器官の症状ですね。

 

これらも男女ともにさほどひどくなるということはなく、不妊への心配もされていないようですが、痛みが数日続くというのがつらいところ。

男性だとからだを動かした時の摩擦による痛みもあわせ、収まるのに1週間程度、女性も下腹部に数日間の痛みがのこります。

 

いずれも生殖機能が発達していない幼少期にはない、成人のみに起きる特徴です。

 

 

 

おたふく風邪の感染経路

おたふく風邪は咳・くしゃみなどの飛沫や、直接ウイルスに触れることによってうつります。
つまり飛沫感染と接触感染が主な感染経路です。

 

この場合の飛沫感染とは、感染者の咳・くしゃみで飛び散ったウイルスを吸い込んでしまったり、ツバが直接粘膜に付着することなどをいいます。

そして接触感染とは、ウイルスの付いたドアノブや手すりに触れた手で目をこすってしまったり、ウイルスのついた手でものをつまんで食べたりしてうつることをいいます。

 

よく、おたふく風邪にかかった子供の看病をしているお母さんがうつってしまったという話を聞きます。

おたふく風邪は二度はかからない病気ですが、これまで一度もかかったことがないという親御さんは、注意しないといけません。

 

おたふく風邪は通常1週間〜10日ほどで治りますが、自然治癒しか方法のない病気です。

これといった薬がなく、痛みのひどいときには痛み止めを飲んで、治るのをただ待つしかありません。

 

ムンプスウイルスは感染力が高いので、見た目おたふく風邪とわからないような、感染していてもまだ発症していない人からうつることもあります。

 

大人になってからかかると重症化することもあるので、心配なら予防接種を受けるのがいいでしょう。

ただし、過去に一度かかったことがあるのに覚えていないという人もいるかもしれませんね。

 

一度、受ける前にお医者さんに相談してみましょう。過去にかかったかどうか・体内に抗体があるかないかの検査を受けることもできます。

 

 

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管理人:かいり 

介護福祉士の資格を持つ管理人、

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