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大人もかかる子どもの病気・手足口病の症状って?

 


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最近、大人で40℃近い熱を出したって言うニュースを見かけます。

急に高熱を発するなんて、なんだかインフルエンザのよう。

 

でもインフルエンザは冬の病気、梅雨時期や夏場に高熱なんてあり得る???

と思ったら、どうやら夏風邪が流行っているようですね。

 

夏風邪と言うと、子供がかかりやすいヘルパンギーナや手足口病があります。

 

こんなのは子供の病気、大人がかかるなんて…と高をくくっていたら、かかっちゃいますよ思いがけないときに!

 

今回は夏風邪の中でも、特に目に見えるところに症状が現れる、大人の手足口病について見ていきます。

 

 

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手足口病ってどんな症状がでるの?

 

手足口病はヘルパンギーナと同様にウイルスの感染により発症します。

 

名前のとおり、手・足・口に水疱ができる感染症。

主に5歳以下の幼児がかかることが多い病気ですが、まれに大人もかかります。

 

症状としては

 

  • 水疱
  • 発熱

 

がありますが、子どもの場合は熱が出ても微熱か平熱なのに対し、大人がかかると40℃近い熱を発する場合があります。

 

大人はかかりにくい、でも大人がかかったときは重症化してしまうのがこの病気です。

 

そして手足や口の中にできた水疱は、激しい痛みを伴うこともあります。

 

水疱そのものが痛みを発するのではなく、食べ物を口に入れたとき、固形物がのどを通るときに接触して痛みが出るわけです。

 

足の裏にできた水疱は、当然地面に足をつけたり歩いたりしたときに痛みを伴います。

 

手にできたものは、ものを握れないほどの痛みを発します。

 

そしてまれにですが、頭痛や筋肉痛、倦怠感が出ることもあります。

 

手足口病はヘルパンギーナとよく似ています。

初期の頃は、まず口の中だけに水疱ができるので、それこそ区別がつけられないんです。

 

それから徐々に手や足にも水疱が出てくるので、そこで初めて違いが明確になるというわけですね。

 

ヘルパンギーナもそうですが、手足口病も健康な大人ならかかることはない病気です。

それがかかってしまうのは、体力が落ちている・からだが弱っているということになります。

 

つまり外敵に対抗するための免疫力が低下しているということ。

 

睡眠不足や栄養不足、運動不足などが考えられます。

 

関連記事⇒子どもの夏風邪ヘルパンギーナは大人もかかる

 

 

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大人がかかったときの特徴

 

よく似た夏の病気・ヘルパンギーナとの共通点も多々あります。

 

 

発熱・筋肉痛・水疱などの症状が出る


基本的に熱はヘルパンギーナより軽く、上がっても38.5℃程度ですが、まれに40℃近くまで上がる人がいます。

そして筋肉痛や頭痛なども起きることがあります。

水疱は大人の場合、強い痛みやかゆみを伴うことがあります。

 

 

原因となるのはウイルス


手足口病もヘルパンギーナと同じエンテロウイルスによって発症します。

中でも同ウイルスに属するコクサッキーウイルスが原因となる場合が多いんですが、エンテロウイルスを構成するものにはいろんな種類があるので、一度かかって治っても、また別のウイルスによって再発の可能性があります。

 

 

感染経路は飛沫・接触・経口によるもの


大人がかかる原因としては、やはりかかってしまった子供の看病をしていて感染するといったケースが多いです。

 

  • 飛沫感染:発症した子供が咳き込んだときに飛び散ったウイルスを吸い込んで感染してしまう。
  • 接触感染:手足にできた水疱がつぶれ、その体液に触れることで感染する。
  • 経口(糞口)感染:赤ちゃんのおむつ交換時に便に混じったウイルスが指に付着、汚れが完全に落としきれていないまま調理をし、ウイルスが知らないうちに口から侵入して感染する。

 

393566子どもの場合は症状が軽いので、もう大丈夫だと思ってお風呂に入れると、お湯にウイルスが広まり、そこから大人にも感染することがあります。

もっともうつりやすいのは発症して10日〜2週間と言われています。

 

 

症状が治まってもウイルスはしばらく残る


数日で水疱や痛みの症状が無くなっても、体内にはウイルスが1ヵ月ほど残っています。

子供が感染していたなら、その便には1ヵ月ほどウイルスが混じっているということになるので、しばらくは注意を怠らないことです。

 

 

特効薬がない


複数のウイルスが原因のこの病気はこれが効くと言った薬・ワクチンはありません。

数日で自然治癒するので安静にしていればいいんですが、高熱を発したり、手足・のどの激しい痛みやかゆみがある場合は、解熱剤や炎症の薬を使うなどの対症療法がとられます。

 

 

大人も子どもも現れる症状にほとんど変わりはありません。

ただ、比較的熱が高くなる・痛みが強くなると言った、度合いが違ってくるわけです。

 

これが大人だと重症化するという理由です。

 

 

 

あとがき

 

手足口病は特別な治療法がないので自然治癒を待つより手はありません。

だからできるだけ予防を心がけることが重要になってきます。

 

  • 赤ちゃんのおむつを交換したときや子どもがかきむしった水疱に触れた時も、きっちり手洗いする。
  • 子供の症状がおさまっても、1ヵ月は慎重に様子を見る。
  • お風呂で感染しやすいので、子どもとの入浴時はきっちりシャワーで洗い流すようにする。
  • 食事もひとりひとり小分けにする・タオルも共有しない。
  • ゆっくり休んで良い睡眠をとり、バランスの良い食事をして免疫力を高める。

 

などを心がけましょう。

 

感染確率も低いので、健康な状態の大人だとそうそう感染するものではありません。

 

 

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管理人:かいり 

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