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地震が家の中で起きたらどう行動する?余震の前にすること
いつどこで起こるかわからない地震。
自宅での対策として家具の転倒防止やガラスの飛散防止など、予防はできても揺れそのものを止めることはできません。
実際に地震が起きたときにどう行動するか、対処法も知っていないと命にも関わってきます。
今回は、家の中にいて揺れの大きな地震が起きたとき、具体的にどうするかについて見ていきます。
地震が家の中で起こったらすること
微弱でも揺れを感じたら、誰しも動きを止めて様子を見ると思います。
揺れが大きく、これは危ないと判断したときには、適切に対応しないと危険が増すことがあります。
地震が自宅で起こったら
キッチンから離れる
狭い上に、物が多いキッチン周りは、揺れが大きいと食器や調味料などがバラバラと落ちてきて危険です。
ガスコンロで火を使っているときも危険ですが、震度5以上相当の大きい揺れの場合は、ガスメーター(マイコンメーター)の働きで自動的にガスの供給が遮断されます。
なによりも調理中の鍋やフライパンがひっくり返ってやけどや大怪我をするかもしれないので、すぐキッチンから離れましょう。
背の高い家具に近づかない
転倒防止やガラス飛散防止など、いくら対策をしていても揺れが激しいと意味を成さないことだってあります。
毎日使うタンスの引き出しに、常に施錠しておくというわけにもいかないし、そもそもラックだと扉がないので中身が飛び出し危険です。
扉があって施錠されていても、大きい地震の前では恐怖感がつのります。
中身の詰まった重い家具からはできるだけ距離を置くことです。
窓から離れる
頑丈そうな窓ガラスほど、割れると非常に危険です。
裸足でいるときに破片を踏むと大怪我につながります。
窓そのものが倒れてくると命にかかわることもあるので、大きな揺れが来たら窓から離れましょう。
ドアの開放
大きい揺れが続くとドア枠もきしみ、変形してしまいます。
そうなるとドアが開けられなくなり、室内に閉じ込められる危険性が増します。
揺れを感じたら、退路を確保するためドアは開くことを覚えておきましょう。
これはトイレでも浴室でも同じです。
特にトイレなど狭い空間でドアが開かなくなると、容易に脱出できなくなります。
揺れでドアが閉まることもあるので、できればなにかストッパーになるものをかませるのがいいですね。
お風呂場は滑りやすいので、ドアを開けたら洗面器をかぶり、揺れがおさまるまで姿勢を低くしていましょう。
お風呂に入っているときは裸なので、怪我もしやすく不安が増しますね。
大抵の浴室には大きな鏡が付いていると思いますが、それ以外に割れそうなものや落下すると危なそうなものはできるだけ浴室に置かないことです。
自分の身を守る
立っていられないほどの大きな地震での危険回避のためには、テーブルなど頑丈なものの下に隠れるとか、毛布や布団など、クッションになるものをかぶって姿勢を低くする方法が知られています。
この場合、姿勢をかがめても、足の裏は必ず地面についている状態にしておきます。
これは揺れがおさまったときに、即座に行動するためです。
揺れで動いてしまわないよう、テーブルの足をしっかりと掴んでおきます。
そして揺れがおさまったら素早く脱出ですが、避難する際には慌てずに。
床に散らばったもの、特に割れた食器やガラスの破片に気をつけ、かつ迅速に行動します。
家族の安否確認
揺れ始めに室内でも比較的安全な場所へ移動できればそれに越したことはありません。
でも激しい揺れに襲われ、別々の部屋に家族がいるなら、声を掛け合って揺れがおさまるまでその場でやり過ごすようにしましょう。
激しく揺れているときに動くのは危険です。
小さい子供がすぐ近くにいるときは、覆いかぶさるように保護するといいですが、離れた部屋にいるときには、自分で頭を覆って身を護るよう指示します。
足が悪くてとっさに動けない家族がいるときも同じです。
日頃から「この部屋にいるときはこうしよう」と、家族で話し合ってイメージトレーニングしておくのが大事です。
寝たきりの人がいる場合、側に行けるならカバーできるもので保護します。
普段から側に厚手の布団やクッションなど、身を守れるものを常備しておくのがいいかもしれません。
家の中に閉じ込められたり、自力で動けない家族を連れ出せないときは、大声で助けを求めましょう。
同時に物を叩いたり、ホイッスルを鳴らすのも手です。
災害に備え、日頃から近隣との関係を密接にしておくのも大事ですね。
慌てて外に出ない
揺れているとき、むやみに外に出てはいけません。
家の中では物がひっくり返って、照明も大きく揺れます。
閉じ込められる・押しつぶされるんじゃないかという恐怖心から、大きい揺れが続いているとき外に出ようとすると、看板や屋根瓦などの落下物に直撃する危険があります。
電柱やブロック塀、よその建物の倒壊などで、自宅内より外のほうが危ないこともあるわけです。
より安全のためには、一旦揺れがおさまるまで、なんとか室内でやり過ごすことです。
余震が来る前にしておくこと
なんとか本震をやり過ごして揺れがおさまっても、火災が起きていたり余震が来たらそれこそ危険だという場合や、避難指示が出ている場合などは速やかに自宅から脱出しないといけません。
でも大慌てで、身一つで飛び出すのはかえって危険です。
揺れがおさまったらするべきこと
周囲の確認
家族がいるなら、怪我はないかなど確認しあいましょう。
同時にテレビやラジオなどから正しい情報を得ます。
地域の危険度はどれほどかとか、避難指示などに注意して適切な行動をしましょう。
一時的に避難する必要があるなら、退路は大丈夫か、部屋の何処かで火災が起きていないかなどチェックします。
強い地震でライフラインがストップし、停電が起こることもあります。
そうなるとテレビでの情報が得られなくなるので、乾電池式のラジオを活用しましょう。
AMしか入らないようなものでも災害時の情報源にはなるので購入しておくと役に立ちます。
乾電池の要らない手巻き充電のラジオも便利ですね。
必要なものの確保
非常用持ち出し袋や現金を含む貴重品など、避難に必要なものを持ち出せる状態にします。
一度家を出ると、状況によってはしばらく戻れないかもしれないので、薬を飲んでいる人は忘れず持ち出さないといけません。
避難中に怪我や病気の心配もあるので保険証も忘れずに。
停電が続くとキャッシュカードを持っていて使えないので、現金は常に手元においておくことをおすすめします。
身を守れるものの装備
クッションや歩きやすい靴、あればバイクなどのヘルメットをかぶって身を守ります。
家族がいっしょなら、みんなの安全も確保します。
電気・ガスの遮断
揺れの大きい地震では供給が遮断されるガスも、念のために元栓をしめます。
電気は必ずブレーカーを落としておきましょう。
電気・ガスともに、ストップしていた供給が再開したときに、漏れたり発火したりするおそれがあるからです。
むやみに階下をうろつかない
建物が倒壊すると、下の階のほうが押しつぶされやすいので、2階建て以上の住居の場合、玄関から外に出ようとする時以外は階下でもたもたしないことです。
外に出る際には慌てず、危険がないか確認して行動します。
必要な荷物を持ち、破片や落下物に注意して玄関・窓などの退路から外に出ましょう。
地震はいつ起こるかわからないので、日頃から備えておかないといけません。
慌てず、いかに手際よく避難できるかがポイントです。
避難するまでに至らなかったとしても、ライフラインが止まったときのために、自宅には水や食料も備蓄しておきましょう。
そして、ここで地震が来たらこうしようと、普段からイメージしておくことです。
そうです。災害時にはLINEなどのSNSも活用できるし、公共からの情報も入手できます。
そうですね。
車イスに乗せられるかどうかでも違ってきますし。
まず地震が起きたら身を守ることです。
そのためには部屋に倒れる心配のある物を置かず、クッションや着替え、薬の類など、避難のときに必要なものだけ置くようにしておくのが望ましいですね。
そして避難するときは近隣との助け合いです。
助けを求めて手を貸してもらいましょう。
また、よそのお宅でも歩きづらい人や寝たきりの人がいて難儀しているかもしれません。
ひとりでは連れて出られない家族がいないか声を掛け合うことが大切ですね。
さいごに
大きい地震に見舞われたら、なんとか本震を無事やり過ごせても、その後の余震に注意しないといけません。
揺れはいつまた起こるかわからない上、現状で火事や土砂崩れなどが起こっていると、家が倒壊する前に急いで避難しないといけません。
余震の間に、慌てず適切に行動することが明暗を分けます。
揺れがおさまっている間にすべきなのは、身を守るものと退路の確保、そして非常用持ち出し袋を忘れないことです。
私は以前にバイクに乗っていましたが、ヘルメットは今でも残していて、玄関先に置いてあります。
有事の際にはそれをかぶって、非常用持ち出し袋を背負って脱出するのを日頃イメージしています。
そして重要なのが、できるだけガスの元栓をしめる・電気のブレーカーを落としてから家を離れるということです。
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