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浮き指になったらどうしたらいい?その原因と改善法

 


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足が疲れて長時間立っていられない。
心当たりもないのに腰の痛みや肩こりが出るようになった。
気分が優れずなんか憂鬱。

 

原因のはっきりしない疲れや痛み。
これらは単なる疲れや腰痛・肩こりなどではなく、意外なことが起因している可能性もあります。

 

痛みも感じないため自覚症状もない悪い足の状態「浮き指」

 

今回はこの浮き指がからだに与える影響と原因、そして改善策について解説していきます。

 

 

 

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そもそも浮き指って一体なに?

 

まっすぐに立ったとき、本来ならかかと・指の付け根・足指の3つの部分が地面についているはずなのに、指の付け根とかかとの2点だけが接地していて指が常に浮いた状態になっていることを浮き指といいます。

 

5本の指すべてが着かない人もいれば、いくつかの指だけが着いていない人もいます。

いずれも浮き指であることに違いはありません。

 

直立歩行する人間は2本の足で体をささえ、バランスをとって歩きます。
その時に重要な役割をするのが5本の指。

体重移動や、地面をけって歩く際にも、この指がバランスをとるための重要な役割を担っています。

 

ところが足の指が浮いた状態にあると、重心はほぼかかとに集中します。

 

バランスもとりづらくなり、歩いていても転びやすくなるだけでなく、自然とねこ背になったり不自然な姿勢になっていきます。

脳はバランスの悪い状態を補正しようとし、結果、体のあちこちに歪みがでてしまうというわけです。

 

 

浮き指でおこる弊害

 

ひざ痛・O脚


体をささえる2本の足が不安定な状態だと、関節にも負担がかかります。

 

足で真っ先にかかるのはやはりひざでしょう。
変な姿勢で体重を支えるためひざが痛くなるうえ、バランスを取るためO脚に変形することだってあります。

 

 

腰痛・肩こり・頭痛


かかと重心になるとドスドスと床を踏み鳴らすような歩き方をします。

 

衝撃を吸収・分散できずに関節に負担をかけているわけですが、ひざ同様に負担がかかるのが腰。
そして自然でない歩行状態は、上半身の緊張にもつながり肩こりや頭痛の原因にもなるわけです。

 

 

足のむくみ・冷え


足裏全体に分散させる本来の重心に比べ、かかと重心で指の付け根との2点で体を支えていると、すねやふくらはぎなどの余計な部分に負担がかかり、むくみが生じたり、足が太くなったりすることもあります。

 

また血行も悪くして冷えの原因にもなります。

 

 

うつ病


かかと重心でバランスを保とうとするため、背骨が歪んだ状態で補正されてしまうこともあります。

 

背骨の歪みは腰痛以外にも、首の骨を圧迫して吐き気、めまいを引き起こします。
やがては自律神経に影響を与え、うつ病へとつながっていきます。

 

 

転びやすくなる


そもそも3点でしっかり踏ん張っているわけではないのでバランスも悪く、前方で接地しているべき指が着いてないために転倒しやすくなります。

 

 

浮き指になる原因ってなに?

 

浮き指には2種類あります。
ひとつは、足裏を接地したときに指が反るように浮いているタイプ
そして反対に、指を握るように折れ曲がった状態になっているタイプです。

 

これらのようになってしまうのにはいくつかの原因があります。

 

 

サイズの合わない靴


大きすぎる靴やスリッパを履いていると、靴の中で指が遊んでしまいます。
歩くときにも脱げやすくなるので、無意識のうちに指で握りしめたり、反らせて脱げるのを防ごうとするわけです。

 

逆に小さすぎる靴の場合も指が曲がってしまいますね。
その状態が普通になってしまうと裸足で立っていても指は曲がったままです。

 

さらにかかとの高い靴ばかり履いていると指が反りやすくなります。

 

指の付け根を中心に反った状態が普通になり、裸足で床の上に立っても指先が浮いてしまうのです。
女性だとハイヒールで、さらにつま先の細いものは指先を圧迫しがちなので注意が必要です。

 

 

運動不足


電車やバスでもすぐに座ってしまい、立った状態で揺れに対してバランスをとることもない、あまり長い距離を歩かないなど、歩数の減少も指を使わず弱らせている原因のひとつです。

 

昔に比べ、足裏全体でふんばり蹴りだす反復横跳びや走ったり木登したりなどの、足裏を使った遊びや運動をする人達は減っています。

特に子供は幼稚園の送り迎えもバスで、通園にも歩くことがない子も増えていますね。

 

足の指を使うことが減ると当然指や足裏をうごかす筋肉も衰えますし、子供なら発達しません。
成長の早い子供は靴選びにも気をつけないといけませんね。

 

 

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浮き指の改善方法は?

 

まず浮き指かどうかというのは、裸足で指を握りしめることができるかどうかを見てみます。

 

足の筋肉が弱っていると握りしめることができず、足の甲の指の付け根部分にゴツゴツした骨が現れません。
これが一つの目安です。

 

もう一つは裸足で立った状態で足裏を完全に床につけ、薄い紙一枚を指と床の間に通してみることです。
通らなければ浮き指ではありません。

 

さらに、普通なら足の指は45〜75度までしか反らないのに対し、浮き指の人の足は90度以上ぐにゃりと反ってしまいます。
一度セルフチェックしてみてはどうでしょうか。

 

さて浮き指だった場合の改善法ですが、簡単にできるものを二つご紹介します。

 

 

足の指でジャンケン


足でグーチョキパーを繰り返しトレーニング。
最初はふるふる震えてやりづらく、足の裏もつってしまいそうになるかもしれません。

 

ゆっくりからでいいので、
1.指をギュッと握りしめる。
2.親指と、それ以外の指を逆方向に反らせる。
3.5本の指を思い切り広げる。

 

を、繰り返しやってみましょう。

 

そのうち段々と力がついてきて気持よくなってきますよ。

 

 

タオルを巻き込む


イスに座り、足元に広げて置いたタオルを指で丸め込むように引っ張ります。
アコーディオンのようにクシュクシュと足の指だけを使って引っ張りましょう。

 

慣れてきたらビー玉などをつかむ練習をするといいですよ。

 

 

改善のポイントは、固まった指・足の筋肉をほぐしてよく動くようにすることです。

 

こちらも参考にしてみてください。
簡単実践!足の指を動かす・広げるだけの健康効果

 

 

さいごに

 

自宅にいる時はできるだけ足の指が広げられる・よく動かせる状態でいることが理想です。

 

何よりも

  • 遊びが多すぎたり締め付けの強い、自分に合わない靴を履かないこと
  • かかとの高い靴ばかり履かないこと
  • 足の裏全体・指全部を使ってバランスをとること
  • 足に負担のない靴で運動すること

 

というのが大事です。

 

 

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介護福祉士の資格を持つ管理人、

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