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白内障は進行すると失明する!?原因は紫外線!

 


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白内障とは若い人でもお年寄りでも、誰もがなる可能性のある目の病気です。

 

そんな、誰もが簡単になってしまう原因とは一体なんなんでしょう?

 

ひとつには普段当たり前のように浴びている太陽光・紫外線が挙げられます。

 

紫外線なんて防ぎようがないから、いつ白内障になってしまうかと不安になりますね。

 

眼科の看板で白内障手術の文字をよく見かけますが、手術までしないといけないなんてちょっとコワイ!

進行したら失明するんじゃないかとか、不安要素はいっぱいです。

 

今回は白内障とはどんなものか、進行するとどうなるかなどについて見ていきます。

 

 

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白内障ってどんな病気?

 

白内障は、カメラで言うところのレンズにあたる、水晶体と呼ばれる部分が白く濁ってしまう病気です。

 

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これは水晶体を作っているたんぱく質が異常変質してしまうことで起こります。

 

白内障が進行するとどうなる?

水晶体が濁ると目に光を通しにくくなります。

曇りガラス越しにものを見ているのとおんなじで、視界が白っぽくなるんですね。

 

ひどくなると視界だけでなく、外見からも水晶体が白くなっているのがわかります。

黒目部分が白くなってしまうということです。

 

 

白内障の主な症状には、急激な視力低下や霧がかかったように視界がぼやける明るいところでまぶしく感じるといったことがあります。

 

初期の頃は症状に気づきにくく、少し進行した頃徐々に実感するようになります。

 

白内障が進行しても視力低下は起きないこともありますが、目がかすむ、距離感がつかみにくくなる、少しの時間パソコンやテレビ画面を見ているだけで目が疲れるなど、段々と自覚症状が出始めます。

 

自覚が出ても放っておくと、そのうち水晶体全部が白く濁り、ひどくなると網膜剥離を起こすことにもなります。

 

白内障で別の病気になることも
翼状片(よくじょうへん)

Print結膜が黒目に向かって三角形状に伸びてくる病気です。

 

良性のものなので痛みはないですが、放っておくと視力低下や乱視になることもあります。

 

白内障そのもので失明することはありません。

でも進行しているのに放っておくと、水晶体が膨らんで眼圧が上昇するなどし、稀に失明原因の第1位である緑内障になることがあります。

 

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白内障になる原因

 

白内障の主な原因には、

  • 加齢
  • 紫外線
  • 目の外傷
  • 糖尿病などの病気

 

などが挙げられます。

 

 

加齢

早ければ40代から発症し、年とともに進行します。

自覚症状がないまま発症・進行することが多く、80~90代になると殆どの人が軽いものから重い症状までの、何らかの白内障になっていると言われています。

 

 

紫外線

加齢とちがって、若い人でもなるのが紫外線の影響による白内障です。

 

紫外線というと日差しの強い夏場は気にしても、それ以外の季節はあまり気にせず油断しがちですね。

でも紫外線量は1年を通してさほど変わらず、秋でも冬でも紫外線の影響はあるんです。

 

真夏を100%とすると、秋や冬場でも70~50%くらいの紫外線量があります。

 

紫外線に長くさらされることで、水晶体を作っているたんぱく質が変質して白内障になります。

紫外線の影響を防ぐにはサングラスが有効ですが、ここで注意しておく点があります。

 

強い太陽光線に当たらなければいいんじゃないの?と考えて、色の濃いサングラスを選びがち。

でも、紫外線とまぶしさは別のものです。

 

まぶしくなくても紫外線が強いということもあります。

 

肝心なのは色の濃さよりもUVカットされているかどうか。

むしろ色の濃いサングラスのほうが紫外線の影響を受けやすくもあるんです。

 

サングラスの落とし穴

猫の目を思い出してください。
瞳孔は、明るいところでは小さくなり、暗いところで大きく広がりますね。

 

色の濃いサングラスをかけると、まぶしさは低減するけれど、瞳孔が大きくなって紫外線の受け皿を広げてしまいます。

 

サングラスは色がさほど濃くないもので、なおかつUVカットの入ったものがおすすめです。

 

 

目の外傷

加齢にしても紫外線にしても、外部からの影響で酸化がおきる、つまりからだがさびついて水晶体にも陰りが出てくるということですね。

 

それ以外にも考えられるのが、目に対する何らかの衝撃です。

 

スポーツをやっていて顔面(目)を強くぶつけたとか、かゆいので掻きすぎたなど。

外部からの強い圧がかかって眼球のたんぱくが変質してしまい、白内障になることもあります。

 

 

糖尿病などの病気

糖尿病は血糖値が異常に高くなる病気です。

この糖尿病の合併症として白内障がおこることもあります。

 

本体エネルギーとして使われるブドウ糖が有効活用されず、体内に蓄積されていき、水晶体にも影響して白く濁らせていきます。

 

遺伝や子宮内感染による先天性白内障というものもあります。

 

妊娠中にかかった風疹などが原因で、生まれてきた赤ちゃんの水晶体が濁ってしまっている病気です。

乳幼児の白内障は早期の手術が大事で、生後1~2ヶ月のうちに手術をしないと視力回復は困難とされています。

 

 

白内障の治療法

 

点眼薬

水晶体のたんぱく質の変性を抑える薬を使います。

 

今現在、白内障は薬で治すことはできません。
あくまでならないための予防・なってしまってからの進行を遅らせるために使用します。

 

 

手術

生活に支障をきたすレベルにまで進行してしまった場合、薬で治せない白内障には手術が必要です。

にごった水晶体を超音波で砕き、人工レンズ(眼内レンズ)を入れる手術を行います。

 

視界がぼやけたり濁って見えるようになったら疲れ目かなと思わずにすぐ受診しましょう。

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さいごに

 

白内障は年齢とともにからだが劣化し、錆びついてくることで自然に起こります。

 

進行の速さは人によって様々ですが、外傷による白内障や糖尿病からの合併症などは引き金になるものがはっきりしているうえ、急速に進行していきます。

 

加齢によるものは比較的進行がゆっくりで、ある日突然にものが見えにくくなったというのは稀なようです。

 

対して若い人でも紫外線の影響などで白内障になることが十分ありえますが、やはり初期の頃は自覚症状が出にくい・気づきにくいということがあります。

 

ただ、自覚症状が出たあとは急激に症状が進行するようなので、おかしいと思ったら速やかに眼科医に行くことです。

 

私の同僚も20代で手術を受けましたが、白内障の手術そのものは日帰りでできます。

 

受診したその日に即手術という訳にはいきませんが、手術するくらいまで進行してしまったら、かなり生活に支障をきたすレベルということ。

同僚も手術の日まで、かなり不便を強いられていたようです。

 

 


 

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管理人:かいり 

介護福祉士の資格を持つ管理人、

健康すっきり生活館の館長・かいりです。

仕事で経験したこと、学んだことをメインに実のある情報をお届けしていきます。

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